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長屋の花見
2010年03月11日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
木曜日は「編集長のよろずコラム」をお送りします。
今年も桜の季節が近づいてきました。
桜といえば、大家である私がすぐに思い出すのが、
「長屋の花見」という落語の演目です。
もともとは「貧乏花見」と題された上方落語で、長編です。
東京に伝わってからは、概ねやや短く、すっきりと、
話がまとめられています。
その代表的なあらすじを紹介しますと・・・
今で言うアパート、江戸の長屋の入居人=店子(たなこ)達を
ある日、大家さんが花見に誘います。
しかし、とても貧しい長屋です。
立派な酒と肴を揃えられません。
かまぼこ・・・は大根の漬物。
卵焼き・・・は沢庵。
灘の酒・・・は番茶を水で割ったもの。
大家さんのアイディアです。
すべて、安価なもので代用されているのです。
そこで、早速「かまぼこ」をすすめられた店子、
「最近歯が弱くなった」とのことで、気の毒に、食べられません。
「卵焼き」を食べようとして、ある店子、
「できれば尻尾(沢庵の)じゃないところをくれ」
「灘の酒」も、飲んでも飲んでも、さっぱり酔えません。
それでも、大家さんのいじらしい「見立て」の遊びに
楽しく付き合う店子達。
サゲ(落ち)はこんな会話でしめられることが多いようです。
店子 「あっ、近々うちの長屋にいいことがありますよ」
大家 「ほう、そんなことがわかるのかい?」
店子 「もちろんですとも。ほら、茶碗の中を覗いて
ご覧なさい。『酒柱』が立ってます」
どうやら、貧乏を楽しんでしまう心の余裕があった、
大家さんと店子達です。
実際に、こんな人々が昔は沢山いたのだろうな、と、
私はいつも思っているのです。
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