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雨が落ちてくる時の速さ、知っていますか?
2010年06月17日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
先週のカビ対策の話題に続けて、
梅雨の季節にちなんだお話です。
雨は、どのくらいのスピードで空から落ちてくるのでしょうか。
実は、雨粒の大きさによって違います。
どしゃ降りの大粒の雨の場合、
秒速約9メートル。
時速にして32キロを超える速さなのだそうです。
こうした雨の多くが、夏の高い雲から落下してくることも
速さの理由のひとつです。
但し、小さな粒になるほど、空気抵抗を受ける割合が高まり、
速度は下がっていきます。
雨粒はどんなかたちをしているのでしょうか。
マンガやイラストでお馴染みなのは、いわゆる「涙の形」です。
しかし、実際は違います。
雨粒が小さいと、その姿はまん丸なのだそう。
ところが粒が大きいと、まんじゅう形になるとのこと。
空気抵抗によって、下面が平らになるからです。
これは昭和26年、北海道大学の孫野長治博士が
空中を落下する雨粒を写真撮影し、
確認されたことなのだそうです。
なお、一説には、日本人は世界で最も雨に親しむ(?)
民族ではないかといわれています。
春雨、五月雨、秋雨、氷雨、
時雨、夕立、村雨、通り雨、
雨に無数のさまざまな名前を付けているだけでなく、
俳句、短歌、詩、歌詞、小説、
あらゆる文学の主題、小道具として、雨が登場します。
宮沢賢治の有名な詩は「雨ニモマケズ」で始まります。
昭和の歌謡曲のロングセラー、
「長崎は今日も雨だった」など、
「雨」がタイトルにつくヒット曲も数え切れません。
最近の賃貸住宅の市況は?
2010年06月16日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
水曜日は「読者の声とお悩み」。
先日、「賃貸住宅のこの春の市況はどうだったのですか?」という
質問をいただきましたので、少し調べてみました。
アットホーム㈱さんによれば、首都圏の居住用賃貸物件の
4月の成約数は、前年同月比で5.0%増加しまして、
11 か月ぶりにプラスに転じたとのことです。
成約件数を地域別にみると、
神奈川県が前年同月比で4ヵ月連続増加、
東京都下が前年同月比で2ヵ月連続増加、
ともに2ケタ増となっています。
また、大幅な減少が続いていた東京23 区が、
僅かながらも前年同月比で11カ月ぶりに増加しています。
成約件数が前年比で増えたということは、
昨年よりも賃貸の動きが活発になっているということです。
賃貸住宅の市況は、回復の兆しが表れているように思えます。
http://athome-inc.jp/pdf/news/100525_1.pdf
しかし一方で、
㈱ネクストさんの「HOME'Sマーケットレポート【賃貸:首都圏】
(2010年4月度)」によれば、
首都圏のマンション、アパートで入居希望者から問合せのあった
物件の平均賃料の前年同月比を見ると、
まだ2%程度の微減傾向にあります。
家賃の下落傾向が、昨年よりは緩やかですが、
まだ続いていることがわかります。
また、敷金・礼金も、マンション、アパートともに、
前年同月比で10~20%前後の下落傾向が続いていますので、
賃貸住宅の市況は、まだ底打ちはしていないように感じます。
ちなみに、アパートの礼金は、都県別の4月の平均は、
以下の通りだったようです。
東京 0.89ヶ月
神奈川 0.73ヶ月
千葉 0.43ヶ月
埼玉 0.51ヶ月
http://www.next-group.jp/csr/pdf/realestate_1004.pdf
●中古の売買も好調
参考までに、市況を最も敏感に反映すると言われている
中古マンションの成約価格を見てみましょう。
アットホーム㈱さんのデータによれば、
1 戸あたり平均成約価格が前年同月比で1.5%上昇し、
4ヵ月連続のプラスとなっています。
http://athome-inc.jp/pdf/news/100527_1.pdf
●新築着工数も好調
また、5月31日に国土交通省が発表した
「建築着工統計調査報告(平成22年4月分)」によれば、
全国の新設住宅着工戸数は、前年同月比で0.6%増加し、
17ヵ月ぶりの増加となっています。
首都圏だけを見ると、
総戸数(前年同月比 7.2%増)
持家(同 8.2%増)
貸家(同 0.3%増)
分譲住宅(同 41.0%増) です。
持ち家の着工件数は、平成19年ごろから続く低落傾向にやっと
歯止めがかかった模様です。
賃貸住宅の着工件数は、平成21年に前年比で23%も
落ち込みましたが、やっと底打ち傾向のようです。
分譲は、平成21年に前年比で40%も落ち込みましたが、
やっと回復基調、と言えそうです。
ローン減税、エコポイント制度、贈与税の優遇などの
景気対策の効果で、すでに景気の底を打った印象があります。
http://www.mlit.go.jp/common/000115312.pdf
取材で再認識。中国人留学生は今も住宅難
2010年06月15日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
先日、ある大手管理会社の社長にインタビューを
させていただきました。
聞くと、たまたま出身中学校が私とお隣り同士でした。
この会社は中国人留学生向けの賃貸住宅に力を入れています。
使われなくなった企業の寮や社宅などをリノベーションし、
学生寮として借上げるなどの事業を展開しています。
中国人留学生向けのインターネットサイトも
立ち上げていらっしゃいます。
独立行政法人日本学生支援機構によれば、
海外から日本へやってくる留学生は毎年増加していて、
昨年は13万人を超えています。
(平成21年5月1日現在)
そのうち約6割が、中国からの留学生です。
前年比で8.7%の増加とのことです。
在日の中国人の犯罪がテレビや新聞をにぎわすこともあるので、
悪いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、
問題のある中国人は、ほんの一部にすぎません。
日本の大学や大学院、
あるいは大学への入学を目指す語学学校へ通う留学生の
ほとんどは、まじめな若者たちなのです。
皆さんのご近所にあるコンビニエンスストアで
店員さんのアルバイトをしている中国人留学生、
皆、まじめそうではありませんか?
ところが、悪いイメージが災いしてか、
彼らに部屋を貸してくれる大家さんは、
依然として少ないのだそうです。
加えて、日本の家賃は彼らにとっては高すぎます。
勉強熱心な彼らは、
狭くてもいいので、
学校に近い、
手ごろな3~4万円台の部屋を求めています。
今後、留学生をさらに増やしたいと考えているわが国です。
空室対策として、
あるいは、
飛躍の場として日本を選んでくれた彼らのために、
われわれ賃貸住宅オーナーも何か出来ないか、
ぜひ考えてみたいものです。
ちなみに、日本の生活習慣や生活ルールを
まだきちんと身につけていない場合は、
他の入居者やご近所に迷惑をかけてしまう可能性があります。
それらを理解してもらい、日々実践してもらうための工夫が
必要になる場合がありますので、注意が必要です。
(参考:独立行政法人日本学生支援機構
平成21年度外国人留学生在籍状況調査について)
高齢化対応・耐震化 増えている「安全な家」
2010年06月14日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
月曜日は「賃貸経営お役立ち情報」の日です。
総務省統計局「平成20年住宅・土地統計調査」。
その集計結果から、
「我が国の住宅の状況について、都道府県別にみた特徴的な
事項を紹介する」
――として、
発表されている内容に、興味深いデータがありました。
まずひとつ目は、
どんどん増えている「高齢者向け設備」です。
高齢者等のための設備がある住宅の数は、
2415万戸。
日本の住宅全体の48.7%となっています。
内訳を見ると、
「手すりがある」住宅が住宅全体の・・・37.3%
「またぎやすい高さの浴槽」がある・・・22.9%
「廊下などが車いすで通行可能な幅」となっている・・・16.1%
「段差のない屋内」となっている・・・20.0%
「道路から玄関まで車いすで通行可能」・・・12.4%
所有形態別では、
持ち家では63.5%
借家では27.6%
に、設備が施されています。
両者を比べると、
賃貸住宅の高齢者対応は、持ち家にくらべ、
まだまだ進んでいないということが出来ます。
あるいは、
「もう3割近くもの賃貸住宅が何らかの対応をしている」と、
読み取るべきなのでしょうか。
ともあれ、平成15年の調査では、
「高齢者等のための設備がある住宅の割合が50%以上」
の都道府県はゼロでした。
しかし、平成20年では23県が「50%以上」とのこと。
すべての都道府県で割合が増しています。
なお、この数字を都道府県別にみると、
長野県が57.0%と最も高く、
一方、沖縄県が32.5%と最も低くなっています。
とても面白い数字です。
長野県、沖縄県といえば、どちらも長寿の県として
知られています。
住宅にかかわる研究課題のひとつかもしれません。
さらに二つ目、大事な数字です。
地震に備えた「耐震診断」を受けたことのある住宅の割合も
この発表の中に示されていました。
内容は、持ち家(3032万戸)のうち、耐震診断をしたことがある
住宅は313万戸で、その割合10.3%
というもの。
居住している世帯から見た「持ち家」という定義のようですので、
賃貸住宅の数字はわずかしか含まれない
(自宅兼賃貸住宅以外は除かれる)ことになりますが、
目を引くのは、
すでに耐震診断を受けた住宅のうち、
共同住宅における「診断済み」の割合が、
もっとも高い27.1%を示していることでしょう。
一戸建てでは、その7.3%しか耐震診断を済ませていません。
耐震偽装のニュースが社会を不安にさせた影響もあってか、
共同住宅の耐震性への世間の「警戒心」が、
こんな数字に表れていると、
読み取ることも出来そうです。
多くが共同住宅である賃貸住宅のオーナーにとっては、
入居者の安全・安心を考える上で、
他人事ではない課題です。
(参考:統計からみた我が国の住宅(2)
「平成20年住宅・土地統計調査(確報集計)」の結果から)
鎌倉の初夏を彩るタチアオイとイワタバコ
2010年06月11日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
5月の末から、小町2丁目の西の端、横須賀線の線路沿い、
様々な色のタチアオイが見事な花を咲かせています。
道沿いに、100メートル以上にわたって、ずらっと。
花の色は赤、ピンク、白、紫、など様々です。
草丈は1~2メートルもあり、太い緑の幹が力強く直立しています。
最初はご近所のどなたかが植えたのでしょうが、
宿根性の多年草であるため、
すでに野生化して群生しています。
私は毎年、これを見るたびに、もうすぐ夏だな~と思います。
立ち止まって花を眺めていると、
「ロシアから渡ってきた花なんだよ」と、
通りがかりのご近所のおばあさんが教えてくれました。
(真偽のほどは未確認です)
神社仏閣とは違い、
ガイドブックなどには載っていないようですが、
鎌倉の花景色としては、有数のものではないかと、
私は思っています。
もうひとつ、 初夏の花を紹介しましょう。
イワタバコです。
6月になると、あちこちのお寺で、
紫色の小さな花がひっそりと地味に咲き始めます。
私は、このイワタバコの地味なところが、
けっこう好きなのです。
鎌倉のお寺の多くは谷戸(小山と小山の間の谷)にありますが、
その日陰の岩肌のあちこちに群生しています。
つまり、谷戸にあって岩肌の出ている寺のほとんどに
イワタバコがあると言ってよいでしょう。
東慶寺、浄智寺、建長寺、海蔵寺、報国寺、
佐助稲荷、長谷寺、成就院・・・
いたるところにイワタバコはあります。
朝夷奈切通や化粧坂などの岩肌にも繁殖しています。
7年ほど前のことですが、銭洗弁財天の近くを
散歩していた時に、
民家の庭に置かれている岩にイワタバコが群生して
いるのを見つけて、
立ち止まって眺めていると、庭の奥からご老人が出てこられて、
「よかったらあげるよ~」
と言って岩からべりっとひと株はがし、
無造作に手渡してくださいました。
その株は残念ながら3年ほど前に枯らしてしまいましたが、
毎年イワタバコが咲く頃になると、
そのご老人に株をもらった時のことを思い出していました。
(タチアオイの写真です↓)