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お盆についての色々
2010年08月05日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
そろそろお盆の時期です。
多くの企業が夏休みをとり、
沢山の人が帰省します。
帰省先ではお墓参りをする人も多いことでしょう。
お盆のことは、日本人なら誰もが知っていますが、
よく調べると、とても由来の複雑な行事です。
名前の元は、サンスクリット語(古代のインドで使われた言葉)
の「ウランバナ」であるとの説が一般的です。
ウランバナには、「逆さに吊られる」意味があるとされています。
この言葉が中国に伝わっていくつかの漢字が当てられ、
そのうち、「盂蘭盆」とされたものが、
日本に定着したようです。
「逆さ吊り」と、行事との関係はあまりはっきりしませんが、
元々、古代インドでは、
雨季の頃、仏教の修行者は一箇所に定住して
修行に明け暮れ、移動を慎んだようです。
その定住修行の期間が明けると、周りの人々は、
僧たちに飲食を施しました。
それは、これから旅の修行に出かけようとする彼らに
体力をつけさせてあげるための、
特別な内容のものであったかもしれません。
やがて、仏教が中国に伝わり、年月を経ていくと、
飲食を施す相手が、
実在の僧から、そうではない「餓鬼」に変わっていったようです。
餓鬼とは、生前の行いがよくなかったために、
死後、餓鬼道という世界に落ち、
飢えに苦しんでいる人びとのことです。
有名な「盂蘭盆経」では、釈迦のお弟子さんの一人で、
目連という人のお母さんが、餓鬼道に落ち、
それを目連が救う話が描かれます。
この話は日本にも深く伝わりました。
お盆の行事の中に「施餓鬼」(餓鬼にほどこす)という
一連の儀式が含まれていることがあるのは、
このためです。
餓鬼だけではありません。
儒教的な風習にもとづく先祖供養も、ここに加わりました。
中国では、もともと古くから、旧暦7月15日を
先祖を供養し、祭る日としていたようです。
仏教の方でも、施餓鬼を中心とする法要の日として、
この日を取り込んでいったようです。
あるいは、逆に、取り込まれたのでしょうか。
「盂蘭盆経」も、よく考えれば、儒教的な親孝行の話です。
このお経は、インド古来のものではなく、
実は中国でつくられたという説が有力です。
ともあれ、
こうしてインドの仏教と中国文化が、融合していきました。
さらに、道教もここに参加しています。
俗に、日本では、
「お盆には地獄の釜のふたが開く」
と、いいますが、
道教では、旧暦7月15日が地官大帝という神様の誕生日に
あたっているため、7月の一ヶ月間、恩赦が出て、
地獄の門が開かれることになっているのだそうです。
地獄に落ちた人々が、
この間だけ、この世に戻ることができます。
なお、この旧暦7月15日を道教では「中元」といいます。
「お中元」は、ここから来ています。
そして、日本。
明治からの新暦の採用によって、
お盆の行事の多くが、中国由来の7月から8月に移動したり、
地域によってはそうではなかったりしています。
お盆は、日本各地に様々な習俗、風習を生んでいます。
その最大のものが、「盆踊り」ではないでしょうか。
お盆が日本に伝わると、やがて、重要なイベントとして、
盆踊りが行事に加わりました。
その起源は、平安時代中期、僧空也がはじめた
踊り念仏であるといわれています。
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