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いまどきのシェアハウス
2010年08月16日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
月曜日は「賃貸経営お役立ち情報」の日です。
以前、「シェアハウス」について、
この月曜日の記事でお話ししました。(→当該記事)
一つの家を複数の人と共有して暮らす賃貸住宅のことで、
一戸建てや社員寮を改装した物件が多く、
規模は3~4人が住むものから100人を超えるような
ものまで、さまざまです。
よく聞かれる「ルームシェア」は、おおむね二人での
共同生活を指しますので、
シェアハウスはそれよりも人数が多い形態となります。
キッチン、リビング、風呂、トイレなどは入居者全員で共用し、
部屋はひとりづつ個室を使用するという、
ゆるやかな共同生活のシステムです。
若者のニーズにマッチして、ここ数年間徐々に増加しており、
専門に扱う不動産会社も増えています。
都内の人気エリアで、駅から徒歩5~6分以内の
大きな一戸建てを改装した物件が、
特に人気を集めているようです。
お洒落に改装されている場合もありますが、
古びた一戸建てがそのままシェアハウスになっている場合も
少なくありません。
もちろん、個室ごとに鍵がかかるようにはなっています。
個室にはベッドなどの最低限の家具があり、
共用部分には冷蔵庫や洗濯機、ソファ、
ダイニングテーブル、調理器具などが置かれている場合が
ほとんどです。
敷金・礼金は「無し」とされている場合が多いようです。
光熱費は、共用部分を含めて家賃や共益費で賄われる場合の
ほか、独自の折半制度を工夫しているところなど、様々です。
家賃は、同じ広さのバス・トイレ付きの賃貸住宅に比べると、
割安なことが多いと言われています。
多くのシェアハウスへの入居者が、シェアハウスを選んだ
理由として、家賃の安さを挙げているところからも
そのことは窺えます。
一方で、同じような条件のアパート・マンションと変わらない
賃料を設定しているシェアハウスもありますが、
広い居間やキッチン、調理器具などを自由に使えると
考えれば、やはり割安と言うこともできるでしょう。
シェアハウスに住む入居者は、
多くの場合、職場や年齢が違うまったくの他人同士ですが、
「人のぬくもりが感じられる」
「防犯上、一人暮らしより安心」
など、そのことをメリットと考える人も多いようです。
入居者には、入居者同士のルールをきちんと守って、
仲良く暮らすことが求めらます。
協調性のない人や神経質な人には向きません。
入居者は現在、20~30代が中心で、
男女が同居している場合が一般的です。
但し、シェアハウス入居者の全体としては女性の方が多く、
実際、女5人に男3人くらいの組み合せが多いとのこと。
入居者が長く安定して住み、
家をキレイに使ってくれる場合の男女比率も、
なぜかこのくらいなのだそうです。
最近は、英語を学ぶ人だけを集めた物件や、
同じ趣味の人だけを集めた物件、
「浦和レッズファン」だけを集めた物件など、
様々な個性を持ったシェアハウスが登場している
そうです。
今後、若者のニーズをつかんでどこまで増えるのか、
気になるところです。
ところで、弊社・オーナーズ・スタイルの社員のひとりが
少し前まで、吉祥寺に建つシェアハウスに住んでいました。
本人は20代の男性です。
男女8人程度の共同生活だったそうです。
住人同士、ほどよい一定の距離感を保ちながら、
和気あいあいと、仲良く平穏に暮らしていて、
とても快適だったそうです。
庭やリビングで、住人とその友人達によるミニパーティや
ミニイベントが頻繁に開催されたとのこと。
たとえば夏は、庭でバーベキューや流しそうめんなど。
そして、なんと、住人の男女が結婚するという、
おめでたい話もあったそうです。
このシェアハウスですが、高利回りな物件として、
資産運用の新しい選択肢のひとつになりつつあります。
大きな一戸建てを一世帯に貸す場合、
借主の絶対数が少ないため、探すには時間がかかります。
いざ退去となれば、当然、家賃はゼロになり、
次の入居者が決まるまでまた時間を要するなど、
不安定な経営を強いられがちです。
しかし、集合住宅のように建物を分割して貸すシェアハウスで
あれば、入居者は比較的早く見つかります。
一度に全員が退去するリスクもほとんどなく、
賃貸経営は安定します。
また仮に、5LDKの一戸建てを1世帯に貸す場合の家賃が
20万円だとすると、
シェアハウスにすれば6万円×5室=30万円などといった
計算がなりたちます。
一戸建てを一世帯に貸す場合とくらべ、
シェアハウスの方が、総額としては高く貸すことができる
場合が多いことも魅力のひとつです。
とはいえ、
「他人同士の共同生活のお世話をすることになる」
というのが、シェアハウスの運営、管理です。
それには独自のノウハウが必要です。
オーナーが、自らのシェアハウスに集まった入居者達と
離れた年齢層の人である場合、世代間のギャップも心配です。
「難しそうだな」
と、感じられるならば、
やはり運営管理は、専門の会社に任せるのが無難でしょう。
「子供も独立し、大きな自宅をもてあまし気味だ・・・」
というシニア世代の方など、
お住まいのご自宅が、
・都内の人気エリアにある
・駅から徒歩10分以内の大型(例えば5LDK以上)の
一戸建てである
といった場合、そのご自宅をシェアハウスにして、
ご自身は使いやすい広さの家に引っ越すという選択肢も
あります。
検討してみるとよいかもしれません。
とはいえ・・・
シェアハウスのような、複数の人が共同生活するかたちが
今後ますます増えれば、賃貸住宅はさらにその数が余って
いきそうです。
市場の全体を見れば、先行きは今に増して厳しくなるという
ことでしょうか。
賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」を世に出している
私としては、ちょっと複雑な気持ちです。
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