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私が頼りにする「インターネットをやらない不動産屋さん」
2010年08月20日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
普通、私達のような賃貸住宅にかかわる情報発信をする者は、
オーナーの皆さんに、こうおすすめします。
「入居者募集の際は、あなたの物件の情報を
インターネットにきちんと載せてくれる仲介会社を選んでください」
私も公式にはそう言います。
いま、賃貸物件を探す入居希望者は、その大半が
インターネットで物件探しをするネットユーザーだからです。
さて、そこで、
今回は、ちょっと非公式なお話をしたいと思います。
金曜日の記事 「鎌倉大家日記」
という場ならではの、私の個人的な工夫の紹介です。
以前もお話ししたことがありますが、
私は、鎌倉のアパートのほか、
別の町に建つ分譲マンションの一部屋を所有し、
賃貸しています。
その物件の入居者を募集するとき、
いつもお願いする仲介会社さんがあります。
社長であるお爺さんが、ご家族とともにのんびりとやっている
小さな会社です。
実は、この会社、
インターネットには情報を発信していないのです。
しかも、
入居希望者が内見などに動き回る日曜日、
お店はお休みです。
「いまどきの仲介会社として失格だ」と、
言われてしまいそうな会社です。
ただ、私は社長に、
たったひとつ、お願いをしてあります。
それは、
「業者間流通図面(募集図面のこと)だけは、
きちんと流してもらう」
ということです。
これをちゃんと守ってもらえさえすれば、
私の物件の情報はインターネットには載らなくとも、
その図面だけは、
幅広く、沢山の地元不動産会社さんの
もとに配られます。
するとどういうことが起こるでしょうか。
図面が届いた先の不動産会社の中には、
インターネットでガンガン情報を発信しているお店が
いくつもあるのです。
そこにはひきもきらず、ネットを見た入居希望者が
訪れています。
そこで、彼らが、
「ネットに載っていた以外にこの近所にいい物件は無いの?」
と、尋ねたとしましょう。
担当者は、さっそく図面の束を開くわけなのですが、
そのとき、入居希望者の前に、
私の物件が登場します。
それで目的は達成です。
どういうことかといえば、
私の物件は、ネットに出さないのに、ネットユーザーと
そこで見事に「つながった」ということになるわけです。
さきほども触れましたが、いま、入居希望者のほとんどは、
インターネットで賃貸物件を探します。
その上で、見つけた物件を取り扱う不動産会社へと
足を運びます。
そのあと、面白いことが起こるのです。
そのようにして不動産会社を訪れた人の多くが、
店頭で別の物件も紹介されると、
考えた末、結局はあとから紹介された方を選ぶ・・・
というケースが、実は大変多いのです。
ネット上では主に賃料の安さばかりに目が行くものの、
いざ、現地に来て検討するとなると、
やはり多くの人が、もっと冷静に、
総合的に物件の価値を見比べるということを
意味しているのでしょうか。
また、「大人」の入居希望者は、
ネットに載らないような物件の中に、
実は地元の不動産会社が温めているいい物件があることを
知っています。
そういう人にとって、
ネットはあくまで、「きっかけ」である様子です。
自分が住みたい地域の物件が得意そうな会社をまず探し、
訪問してからが、
「いよいよ部屋探しの本番」
ということなのかもしれません。
以上のように、
ネットで情報発信しない会社に仲介を依頼しながらも、
私の物件まで足をはこび、見にきてくれたのは、
前回の募集の場合、7月の一ヶ月間で3名。
その全員がネットで物件探しをしていた人でした。
そのうちのお一人と、めでたく成約となったわけです。
「お爺さん社長」の会社は、
私の物件のすぐ近くに店を構えています。
当然、社長も、ご家族の皆さんも、
地域の事情に精通しています。
長年事業を営み、地元の信用も得ています。
私は物件の鍵をこの会社に預けていますので、
入居希望者が一人で訪れても、
「ネットでガンガン」の会社が希望者を連れて来ても、
すぐに部屋を見てもらえます。
入居者や物件に何かがあったときは、
自宅が遠い私に代わって、
きっと皆さん、一生懸命動いてくれるでしょう。
「日曜日はお休み」
ですが、
頼りになること間違いなしです。
なので、私はインターネットをやらないこの会社を
選んでいます。
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