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空室だらけの街での勇気ある決断(前編)
2010年09月07日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
先日、取材させていただいたオーナーさんのお話です。
そこは都心から電車で約1時間。
郊外の静かな街です。
1980年代、大学がこの街に進出しました。
増えていく学生のため、
大学は、近隣の地主さんに、
アパートを建ててくれるよう、頼みました。
一斉に多くのアパートが建ちました。
どこも満室経営となって、オーナーさん達は皆喜びました。
その後、二十年以上が過ぎると、
学生の数はだんだん減り始めました。
学部によっては定員割れとなりました。
特に、地方から進学してくる学生の割合が下がりました。
一方で、
かつて一斉に建てられたアパートは、
どれも築二十年を超える古い物件となりました。
古いタイプの間取り、外観。
バス・トイレは3点ユニット、もしくは2点ユニット。
老朽化もし、今の学生には満足してもらえないタイプの
物件ばかりです。
当然、空室が大幅に増えました。
明らかな供給過剰に陥りました。
試しにインターネットで検索すると、
この大学周辺の1R~1Kの空き物件数は、
およそ500戸!です。
当然、家賃も下落します。
大学もしくは最寄り駅から徒歩圏内で、
築22~28年、
20㎡前後の1Kの家賃が、
なんと、2万円程度になっています。
これではオーナーも、
ローンが終わっている場合も多いとはいえ、
事業としてさびしい状況です。
仲介する不動産会社も、管理会社も、儲かりません。
今後、学生が増えることは考えにくく、
完全な閉塞状態です。
学生の場合、毎年春に入退去が集中しますが、
その後の動きはにぶいため、
4月を過ぎても埋まらない部屋の多くは、
そのまま半年から1年、空室を覚悟しなくてはなりません。
そんな状況の中、今回、
閉塞状況から脱するため、勇気を持って動いた
オーナーさんのひとりと、
お会いする機会を得ることができました。
お名前はAさん。
Aさんのアパートは、駅からは徒歩圏内ですが、
大学までは原付バイクか自転車で、という立地です。
築25年を超え、建物は老朽化していました。
賃貸経営をやめることも考えましたが、
検討の末、思い切って建て替えを決断。
新しい建物は、某大手ハウスメーカーによる
最新の設備・仕様のものとしました。
TVモニターフォン、防犯ガラス、浴室乾燥機、独立洗面台、
など、積極的に導入。
家賃は5万円に設定。
しかし、この額は、周辺相場の2倍以上です。
この勇気ある決断の結果はどうなったか・・・
来週、続きをお話ししましょう。
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