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ペット共生型は当たり前に。ペットを飼うとそれがわかります
2010年09月29日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
水曜日は「読者の声とお悩み」です。
今週は、
「来年マンションを建てます。近隣の物件が『ペット可』で
成功していると聞き、私もペット可で入居者募集しようと
考えています。何かアドバイスがあればお願いします」
との声にお答えします。
ペット可については、以前にもこのブログで、
「賃貸住宅。ペット可にするときの心構え」
と題し、
若干触れさせていただきました。(→当該記事)
その際は、入居者がペットとの生活を快適に楽しめるよう、
汚れにくい壁、
滑りにくい床、
足洗い場、
など、設備・ハード面の充実が大切なこと。
さらに、それに勝るとも劣らない重要な点として、
「ソフトの充実」
が大切であることについて、お話ししました。
ソフトの充実とは、すなわち、
・飼ってよいペットの条件
・飼育ルール
・原状回復費用の負担ルール
など、ペットの飼育にかかわるルールがしっかりと
整備されていること。
また、「ペットクラブ」など、
入居者同士のコミュニティを醸成していく仕組みが
用意されていることなどです。
(ご参考に→「以前の記事でも紹介した環境省のガイドライン」)
さて、ここで皆さん、何かにお気づきではないでしょうか。
「単なる『ペット可』の物件と、
ペットのための設備・ハードの充実、ソフトの充実が
実現している物件というのは、
それぞれ『別物』と言ってもいいのではないか?」
そのとおりなのです。
単に通常の物件の入居条件に「ペット可」を加えたものと、
ペットを飼うためのハード・ソフトが充実している物件とでは、
実は意味が大きく違います。
ペットを飼っていたり、飼った経験がある方は、
そのことがよく分かるのではないでしょうか。
ペットと暮らすためのハードも、
ソフトも、
何も用意されていないただの物件の場合、
いくら「ペット可」と言われても、その生活は快適ではありません。
たとえば、ペットが汚してしまった壁紙や床を見ながら、
「なぜこんなデリケートな素材を?」
と疑問を感じながら、
原状回復費用の負担を想ってため息をつく毎日・・・
どの飼い主も、それはまっぴらでしょう。
そうした物件とは別に、
入居者が快適にペットとの生活を楽しめるよう、
ハード・ソフトを充実させている物件のことを
最近は、
「ペット共生型」と、いいます。
(ペット共生型マンション、ペット共生型アパートなどと呼称)
これからは、ただ「ペット可」であるだけでなく、
ペットを飼ってもよい物件である以上は、
入居者がペットとともに楽しく快適に暮らせる「ペット共生型」が、
当たり前になっていくことでしょう。
私も2匹の猫と一緒に暮らしているのでよくわかるのです。
ペットのごはんを置くスペースや、
トイレを置くスペース、
ぺットが休憩するスペース、
ペット用のドア、
などは、ぜひとも必要です。
ペット共生型マンション・アパートの場合、
そうした設備のほか、
・壁紙が壁の上下で貼り分けられているため、
原状回復費用を安く済ませられる。
・ペットが滑って怪我をしにくく、
足音も響きにくく、
なおかつ、傷や汚れもつきにくい床材の採用
といった工夫がされているようです。
実際に、そうしたペット共生型マンション・アパートは
徐々に増えています。
なにしろ、ペットの数自体が増えているのです。
統計によれば、すでに国内の未成年者の数よりも多いのです。
しかも、
「今は飼っていないが、将来飼ってみたい」
という希望者は、
現在ペットを飼っている人の2倍(!)もいます。
そういった状況です。
「うちのマンション・アパートはペット可でいこう」
と、いま考えているオーナーさんは、
「単なるペット可」
という従来からの手軽な策をとって投資の負担を避けるか、
あるいは
「ペット共生型」という積極策で拡大する市場をねらうか、
思案のしどころです。
なにしろ、ペット共生型をより充実させようと思えば、
きりがありません。
述べたような床や壁の工夫のほかにも、
「飛び出し防護柵」や「リードフック」の備え付けはもとより、
空気清浄機、汚物処理設備などの設置、
ソフト面では、
ペットの飼育や健康管理をサポートする会社との提携など・・・
資金と需要の両方を睨みながら、
これらにどのくらい手を広げていくか、
どの程度までで収めておくか、
なかなかの難題です。
ただ、ひとつだけ確実にいえることは・・・
その昔、
犬は玄関の外などで番犬として飼うのが当たり前でした。
それがいつの間にか、
番犬は務まりそうもない小型犬が飼い犬の主流になり、
家の中で飼うのが当たり前に。
ネコも同様に、「家ネコ」が普通になりました。
彼らは家族の一員となったのです。
昔は人間のごはんの残り物がペットのエサでしたが、
今ではペット専用の、しかも高額なごちそうが増え、
それが売れています。
ペット用の服も、おもちゃも・・・。
おそらくは、もう、時代が後戻りすることはないでしょう。
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