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ウナギは案外身近にいる?鎌倉・扇川のウナギ
2010年10月01日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
家の近くに川が流れています。
名前は、扇川(おおぎがわ)です。
海蔵寺に近い源氏山の麓に源流があり、
そこから鎌倉中心部を流れる滑川に合流するまで、
2キロ足らずの短い川です。
川幅は狭く、30センチから1メートル。
深さも数センチから十数センチくらい。
しかし、結構な清流で、
ヨシノボリというハゼ科の淡水魚のうちの
体の小さな種類のものが、ここに暮らしています。
(「ヨシノボリ」は総称で、日本には色々なヨシノボリがいます)
モクズガニもいます。
海と川を行き来するカニです。
やはり小さなものが住んでいます。
ホタルも少しいます。
5月には、岩船地蔵堂近くの水辺沿いに、
菖蒲の花がたくさん咲いて、きれいです。
数年前のこと。
8月でした。
西伊豆で、「ウナギ獲り名人」として知られる人と、
お会いする機会がありました。
渓流でウナギを獲る名人です。
その人が言うには、
「ウナギはどの川にもいる。最近は皆獲らなくなったから、
気づかないだけ」。
そこで、
「うちの近くにも小川がありますが、そこにもいますかね」
と質問。
扇川の様子を詳しく説明したところ、
「絶対にいる。間違いない」
とのことでした。
早速、その日の夜、
伊豆からの帰宅後、懐中電灯を持って扇川へ向かいました。
なぜ夜かというと、ウナギは夜行性なのです。
但し、もちろん半信半疑です。
期待はほとんどしていませんでした。
家から50メートルほど歩いたところで川に到着、
懐中電灯を点け、照らしてみました。
しばらく雨が降っていなかったので、
水深は5~10センチ足らず。
川幅は1メートルほど。
流れも緩やかです。
すると、なんと、
スッと動いた灯りの中に・・・いたのです。
店で売られているくらいの立派な大きさのウナギです。
しかも2匹も。
びっくりしました。
驚きつつも、
このままでは誰にも信じてもらえないと思い、
駆け足で家に戻り、妻を連れてきて、一緒に目撃。
そういえば、
生まれも育ちも鎌倉、という養老孟司さんが、
いつだったか講演で、
「昔は川のいたるところにウナギがいて、皆獲ってた」
と、話していらっしゃいました。
但し、残念ながらウナギとの出会いはその晩限り。
その後、何度もウナギを探しに、夜、懐中電灯を持って扇川へ
行ってみるのですが、
見つけることができません。
それどころか、その姿を怪しんだ近所の人から、
「何をやっているのですか?」
と、疑いの目で見られる始末。
あの夜のウナギ、
ビギナーズ・ラックなのか、神様のいたずらか。
幻でなかったことだけは間違いありません。