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複数の不動産会社と付き合うオーナーとそのわけ
2011年02月09日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
水曜日は「読者の声とお悩み」です。
今週は、
「入居者募集をいつも決まった1社に依頼しています。
つまり専任媒介です。
相手が1社だけなので、やりとりがとても楽ですし、
不動産会社の方も、他社に客を取られる心配が無いため、
積極的に客付けに取り組んでくれると聞いています。
しかし先日、経営順調なあるベテランオーナーが、
『私はもっぱら一般媒介で』と言っているのを耳にしました。
このオーナーが一般媒介を選んでいる理由が気になります」
との声です。
おっしゃるとおり、
入居者募集の依頼を専任媒介契約とすることには、
いくつかのメリットがあります。
代表的なものとして、ご質問の中にもあるとおり、
「相手が1社なのでやりとりが楽」
が、挙げられるでしょう。
また、他社が先に客付けしてしまうリスクが無いことから、
「依頼先の不動産会社を安心させることができる。
そのためオーナーとしては、依頼先の会社が積極的に
募集に取り組んでくれることを期待できる」
も、よく挙げられるところです。
インターネットにちゃんと力を入れている会社であれば、
情報が瞬時に広く配信されるため、
複数の会社に依頼する必要があまりないことも
事実です。
ただ、ひとつ、
時々言われるデメリットがあります。
デメリット・・・と言いきってしまっていいのかどうかは
オーナーさんの心がけ次第でもあるのですが、
専任媒介は、オーナーを不勉強に誘いやすいのです。
1社とのやり取りだけで済むことが気楽なあまり、
オーナーさんの中には、
勉強をすっかり怠ってしまう人がいます。
入居者募集に関する全てを不動産会社へ丸投げし、
「そっちでうまくやっておいて」
と、つい任せきってしまうのです。
市況や入居者ニーズ、物件の周辺環境、
地域の動向など、
賃貸住宅オーナーには、知っておかなければならない
大事な情報・知識がいくつもあります。
しかし、
何もかもまかせっきりなスタンスでの専任媒介に
安住すると、
どうしても知識や情報を仕入れるルートが、
依頼先の1社のみとなってしまいがちです。
オーナーの視野が、知らず知らずのうちに
狭くなっていく可能性があるわけです。
あくまで推測ですが、ご質問のベテランオーナーの場合、
そうした危険を避けることも考え、
あえて手間のかかる一般媒介を選び、
不動産会社との付き合いをより広くしているのかも
しれません。
依頼先が1社だけの場合、
いわゆる「当たり外れ」のリスクもつきまといます。
実際にオーナーさんの中には、
ご自分の物件の資料を携えながら、
物件周辺で活動している不動産会社をすべて回り、
話を聞いたり、
情報を集めたりの努力をかさねている方も
いらっしゃるようです。
なお、ほかにはこんな例があります。
複数の賃貸物件を所有するオーナーが、
棟ごとに、異なる管理会社へ管理を委託しているという
ケースです。
管理会社同士の競争意識を高めることで、
管理の質も高めようとしているのです。
それと同時に、オーナー自身も、
複数の会社と付き合い、異なった意見を聞くことで、
視野を広くしていこうというねらいのようです。
「手間はかかるが、勉強ができる」
それが、
複数の不動産会社や管理会社と付き合うオーナーが
そうしている「理由」のひとつといえるでしょう。
複数の会社に依頼するメリットはほかにもありますが、
それが大きいのではないでしょうか。
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