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鎌倉本覚寺 海がゆかりの神様・えびす様
2011年02月24日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
鎌倉の駅からも程近い小町の街の一角に、
妙厳山本覚寺(ほんがくじ)というお寺があります。
ここの境内には
「夷堂(えびすどう)」が建っています。
商売繁盛の神などとして親しまれる「えびす様」が
ここに祭られています。
この夷堂の例祭である1月1日から3日にかけての
「鎌倉えびす」(初えびす)、
1月10日の「本えびす」は、
鎌倉の冬の風物詩のひとつといっていいでしょう。
寒空のもと、
毎年たくさんの人が訪れ、とても賑わいます。
ところで、「えびす」とは、どんな神様なのでしょうか。
ひと言でいうと、
やや異色の神様です。
たとえば、
日本中の神様が出雲に集まるという神無月(旧暦10月)、
えびす様が留守番をするという信仰が
各地にあるなどします。
ある地方では、
地元の神様が出雲から帰ってくると、えびす様は、
「留守中、人々に贅沢なもてなしを受けたりは
しなかっただろうな?」
と、きびしく問いただされることになっていたりもして、
どうも、
神様の世界での扱いは低い様子です。
しかし、一方で、
七福神の中にたったひとり(一柱)、
純粋な日本の神様として参加しているのも、
このえびす様です。
国際的な福の神チームへの招集をうけた、
栄誉ある日本代表といったところでしょうか。
えびす様の正体は、
イザナギ、イザナミの子である蛭子命(ひるこのみこと)
であるとされたり、
あるいは、
大国主の子である事代主神(ことしろぬしのかみ)である
といわれたりします。
少彦名神(すくなひこなのかみ)と同一視されたりもします。
これらに共通しているのは、
海に流された神であったり(蛭子命)、
漁をしていたり(事代主神)、
海を渡ってやってきたり(少彦名神)、
いずれもすべて、海と関係が深いことです。
商業が発達し、
それに伴って商売繁盛の役目も担わされるようになる
ずっと以前、
えびす様は、
どうやら海にゆかりのある神様だったようです。
そのためか、
地域によっては、
クジラやイルカを「えびす」と呼んで尊ぶ伝統があります。
小魚の群れを追って現れる彼らを見て、
「魚をたくさん連れてきてくれる福の神だ」
と、昔の人は
考えたのかもしれません。
また、
海で亡くなった人の遺体が浜辺に漂着したときなども、
これを「えびす」と呼んで丁寧に扱い、
豊漁を祈るなどしてきた地域があちこちにあることも
知られています。
死者を少しでもなぐさめるために神様になってもらい、
ついでにちゃっかり、
ご利益をお願いしたのかもしれません。
えびす様の姿は、
有名なエビスビールのラベルにもあるとおり、
手に釣り竿を持ったかたちでよく描かれます。
もう片方の腕には大きな鯛をしっかりと抱えています。
顔は収穫を喜ぶ
「えびす顔」です。
四方全てを海に囲まれた日本です。
遠い遠い時代からある、
人々の海の恵みへのはてしない想いが、
えびす様という、
とても親しみ深い神様を
かたちづくったのではないでしょうか。
夷堂のある本覚寺。
身延山の久遠寺にあった日蓮の遺骨を分骨したため、
「東身延」とも呼ばれています。
「鎌倉えびす」の風景。
「福娘」と呼ばれる女の子たちが福笹やお守り、
お饅頭などを売っています。
近年に考案された衣装が人気を集めています。
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