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知ると「そうだったのか!」 エコキュート(ヒートポンプ)のしくみ
2011年03月17日-----------------------------------
地震による被害にあわれた皆様、
ご家族ご親族、知人ご友人が被害にあわれた皆様へ
心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興を祈っております。
オーナーズ・スタイル編集長 上田英貴
-----------------------------------
こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
エコキュートをご存知でしょうか。
「空気の熱でお湯を沸かす・・・という装置でしょ?」
と、すぐに答えが返ってきそうです。
テレビCMなどからもよくこうしたフレーズが
聞こえてきます。
そのとおり、エコキュートは、
空気の熱を利用してお湯を沸かす機械であることに
間違いありません。
では、「空気の熱を利用してお湯を沸かす」というのは、
具体的にはどんな仕組みによるものなのでしょうか。
そこには、「ヒートポンプ」という技術が隠されています。
エコキュートの正式名称を
「自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯器」
などと、いいます。
そこで、この
「エコキュートに使われているヒートポンプ」
の仕組みについて、
今日は簡単に説明してみましょう。
その前に、
「気体には、圧縮すると温度が上がり、
膨張すると温度が下がる性質がある」
と、いうことをご存知でしょうか。
19世紀に発見された単純な原理です。
よく知られた原理ではあるのですが、
これを応用して、
エコキュート、つまり給湯機として一般製品化することは
過去、とても難しいことでした。
これを日本が世界に先駆けて広く一般化。
技術的にも世界をリードしている分野のひとつと
されています。
では、
エコキュートに使われているヒートポンプの仕組みが
お湯を生み出す過程です。
まず、外の空気を装置の中に取り込みます。
この際、ファンを回すため、電力が使われます。
空気はある程度の熱をつねに含んでいますが、
(もちろん冬は低く、夏は高いですね)
その熱を利用して、装置の中にある「冷媒」を温めます。
冷媒は、「空気熱交換器」という装置の中を通される際、
取り込んだ空気の熱で、
まず幾分か、
温められるわけです。
次に、温められた冷媒が送られる先には、
「圧縮機」があります。
ここでおさえておきたいのですが、
この「冷媒」なるもの、気体です。
圧縮機は、気体である冷媒を
機械の力で圧縮するわけです。
そこで先ほどの「原理」を思い出してください。
すでに空気熱によってある程度温められている冷媒は、
圧縮機の中で、
ぎゅーっと圧縮されます。
そのことにより、冷媒はますます、
熱く、熱くなるのです。
このアツアツになった冷媒を
今度は「水熱交換器」という装置に導きます。
水熱交換器には水が通る管も導かれていて、
ここで、
アツアツになった冷媒の熱が水に伝わります。
水が温められます。
温められた水は当然、温水となり、
ここでめでたく、
「お湯が完成!」と、なるわけです。
さて、このあとですが、
水を温め終わった冷媒は、水に熱を「渡して」しまったため、
その温度をある程度下げています。
これを今度は「膨張弁」という装置に送ります。
ここでもやはり、先ほどの原理がはたらきます。
冷媒は、膨張弁で膨張させられることにより、
さらにその温度を下げます。
そして、ふたたび、
最初に出てきた空気熱交換器へと導かれ・・・
外から取り込まれた空気と、また出会うわけです。
閉じた空間の中でぐるぐると循環を繰り返す冷媒が、
熱くなったり、冷やされたり、
大活躍する仕組みです。
ちなみに、
圧縮機で圧縮された時点での冷媒の温度は、
水熱交換器内で隣接する水の温度を
90度に上げられるほどの高温となっています。
ですので、
通常、これを「冷媒」とは呼びますが、
人間の視点でいう「熱さ」を蓄え、
それを水に伝えるという意味で、
「熱媒」としてみると、
以上に説明した流れがより理解しやすいでしょう。
エコキュートでは、この冷媒(熱媒)として、
いろいろな利点から、
二酸化炭素(CO2)が使われています。
ヒートポンプのシステムには、エコキュートのほかにも、
地中の熱を利用するもの、
水の熱(たとえば湖沼・川など)を
使うもの、
あるいはCO2とは別の冷媒を使うものもあります。
そして、すでにお気づきの方もいらっしゃるでしょう。
冷蔵庫やエアコンも、
「冷媒に加圧・減圧をすることで熱をコントロールする
ヒートポンプの仕組み」
を利用した機械です。
実は、ヒートポンプは、
温めるよりも先に、主に冷やす手段として、
われわれの身近なものとなっていたわけです。
そうした中で、エコキュートを規定すれば、
・空気熱をもとに
・CO2冷媒サイクルによって給湯することを目的とした
・ヒートポンプシステム
と、いうことになりそうです。
ところで、
エコキュートのこうした仕組みを知った人からは、
疑問が湧きそうです。
「エコ、エコというが、
結局、機械は電気で動いている。そこのところはどうなんだ?」
そのとおりです。
確かに、空気を取り込むファンや圧縮機を動かすため、
エコキュートには電力が使われます。
但し、注目したいのは、その効率です。
もともと空気が含んでいる自然の熱を生かす
仕組みであるため、
投入される電気エネルギー1に対して、
エコキュートが生み出すエネルギーは3以上になると
いわれています。
節電による省エネという点においては、
とても効果が高いのです。
空気の熱の助けを借りて、
消費電力を大幅に抑える。
これが、エコキュートが「エコ」である理由です。
賃貸住宅 築年数の不利を挽回するための基本・その1
2011年03月16日-----------------------------------
地震による被害にあわれた皆様、
心よりお見舞い申し上げます。
ご親族や知人友人が被害にあわれた方も多いことでしょう。
一日も早い復興を祈っております。
もしも弊社でお力になれることがあれば、
微力ながらお手伝いさせていただきますので、
お申し付けください。
オーナーズ・スタイル編集長 上田英貴
-----------------------------------
こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
水曜日は「読者の声とお悩み」です。
今週は、
「築年数の経った物件。募集時の不利はあきらめるしかないのか・・・」
と、おっしゃる声です。
いえ、簡単にあきらめないでください。
そもそも、
なぜ築年が古いことが、「不利」なのでしょうか?
すぐに思い浮かぶ理由は、
・老朽化した建物が不人気だから。
・古い設備や仕様が不人気だから。
でも、よく考えてみましょう。
築年の経った物件のすべてが、必ずしも
「老朽化した建物」や
「古い設備や仕様」ではありません。
築年数が経っていても、
しっかりとメンテナンス、グレードアップされた
物件であれば、入居希望者が嫌う理由はありません。
築年数という、
単なる「数字」に悲観しないでください。
そこで、さきほどの言葉を言い直しましょう。
なぜ築年が古いことは、「不利」なのでしょうか?
答えは、
「築年数の経った建物イコール、老朽化した建物と
『思われやすい』からです」
「築年数の経った建物イコール、古い設備や仕様と
『思われやすい』からです」
実際、
築年数は、よほどの場合を除いて、
募集の「足かせ」として、それほど重いものではありません。
なぜなら、
入居希望者は、物件を決める段階で、
築年数については妥協することが多いのです。
たとえば、希望は「新築」「築○年以内」だったとしても、
その真意を解きほぐせば、
多くは、
「建物がきれいで、設備も新しいものがととのった物件に
住みたい。なので、なるべく新しい物件を・・・」
と、いったことであるはずです。
この場合、「新築」や「築○年以内」は、
きれいで設備も新しい物件を表す記号でしかありません。
インターネットでの物件検索の際も、
他の条件に比べれば、
築年数での絞り込みを行なう人の数は、
圧倒的に少ないと言われています。
「新築を」
「築年の浅い物件を・・・」
と、求める入居希望者の目的の多くは、
あくまで、
建物や部屋がきれいで設備・仕様が
新しい物件に住むことなのであって、
「新築」等の肩書きに固執しているわけではありません。
では、
物件の清掃やメンテナンスは当然として、
古い物件でも、「新しい物件と大差がない!」
と、入居希望者に感じてもらうために、
いま、賃貸住宅には何が必要なのでしょうか?
お話は、次週水曜日に続けたいと思います。
入居者ニーズに応えるための
「いま、あたり前の設備」
「いま、これがあったら募集で有利な設備」
について、お話ししたいと思います。
本日のブログもお休みとさせていただきます
2011年03月15日読者の皆様へ
本日のブログもお休みとさせていただきます。
地震による被害にあわれた皆様には
心よりお見舞い申し上げます。
オーナーズ・スタイル編集長 上田英貴
被災された皆さんへのお見舞い
2011年03月14日読者の皆様へ
本日のブログはお休みとさせていただきます。
地震によって被災された皆さんへの一刻も早い救済と、
ご復興を願いますとともに、
お亡くなりになった方々のご冥福を
心よりお祈り申し上げます。
オーナーズ・スタイル編集長 上田英貴
私の大好きな鎌倉の中華料理店 「鎌倉赤坂飯店」さん
2011年03月11日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
休日に中華料理が食べたくなると、
私は「鎌倉赤坂飯店」に足を向けます。
鎌倉駅方面からであれば、
小町通りにある漬物屋さんとせんべい屋さんの角を
右折。
若宮大路からであれば、
材木屋さんの角を左に曲がります。
そこに、「鎌倉赤坂飯店」さんがあります。
地元ではとても有名なお店です。
ですが、ガイドブックなどには一切登場しません。
掲載を断っているからです。
小さく、地味で、
お世辞にもきれいとは言いがたいお店ですが、
気高く、
崇高な、
ものすごい中華料理屋さんです。
およそ50年前に開店されたそうです。
料理人さんは、
その昔、
有名な東京の赤坂飯店で修行をされたそうで、
その名前をもらっているとのこと。
営業時間は12時~15時まで。
書き間違いではありません。
つまり、たったの3時間という短い営業時間です。
夜は営業していません。
15時の閉店に合わせ、
14時半頃までには店に入っていなければなりません。
火曜と水曜がお休みのようです。
席は今は8席のみ。
(昔はもうちょっとあったのですが減らしたようです)
テーブルが二つで4席、
カウンターが4席です。
12才未満入店不可です。
私はいつも13時半頃に行くのですが、
おおむね、
すでに、3~4人は並んでいます。
最近は休日の行列がだんだん長くなっているようにも
感じられます。
席が空くと、店に入り、
黙って席に着きます。
店内は基本的に静かです。
時には妙な緊張感に静まりかえっていることさえあります。
そして大事なルール。
この店では、聞かれるまで注文をしてはいけません。
先に声をかけると、
「ちょっと待っててください」と、無愛想に返されてしまいます。
この無愛想が、この店の特徴です。
ですが、決して不愉快ではないのです。
なぜなら、
「美味しい料理を作ることに全神経を集中させている」
ということが、
料理人の動きから、
ひしひしと伝わってくるからです。
(もちろん最低限の気づかいはありますが)
ちなみにお店の人は、
料理人の、ご老人とその息子さん、
そしてご老人の奥様(おばあさま)の3人です。
最近はおばあさまが体調を崩されて、
料理人の二人だけで営業して
いらっしゃいます。
とにかく美味しい料理を作ることが最優先。
そのため、この店では、
調理の合間を縫って、客の注文を聞くのです。
ですので、
タイミングの合わないときなど、けっこう長く、
じっと、
注文をとってくれるのを待つことになります。
そしていよいよ何にしましょうと聞かれたとき、
客は、
メニューに書かれている番号を告げます。
たとえば「ラーメン」ではなく、
「1番お願いします」
などと言います。
これもルールです。
但し、
餃子、ビールなどは、
さすがに番号で告げなくてもいいようです。
お客さんのほとんどが常連さんです。
ですので皆、こうしたルールを心得ています。
たまに、事情を知らない一見さんが来て、
戸惑っています。
怒って帰ってしまう人も、中にはいるのだそうです。
カウンターで料理を待っている間、
目の前の料理人の無駄のない動きに、
私はいつも
見とれてしまいます。
熟練したその姿、真剣なまなざしは、
「美しい」
と、言っても過言ではありません。
まさに料理職人といった印象です。
惜しくもテーブル席についた場合は、
料理を作る美味しそうな音に黙って聞き入るのが
いいでしょう。
私のお薦めは、
白鶏麺(蒸し鶏付き塩そば)
坦々麺
排骨麺
餃子
五目焼めし・・・
いやいや、みんな美味しいので、どれもお薦めです。
値段は高めですが、
すばらしい味と丁寧な仕事ぶりを考えれば、
誰もが納得の一軒でしょう。
食べ終わったら、長居はしません。
すぐに店を出ます。
そういうお店なのです。
私にとっては最高のお店です。
料理人のおじいさま(お父さん)、
かなりのご高齢とお察ししますが、
いつまでもお元気で。