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私の大好きな鎌倉の中華料理店 「鎌倉赤坂飯店」さん
2011年03月11日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
休日に中華料理が食べたくなると、
私は「鎌倉赤坂飯店」に足を向けます。
鎌倉駅方面からであれば、
小町通りにある漬物屋さんとせんべい屋さんの角を
右折。
若宮大路からであれば、
材木屋さんの角を左に曲がります。
そこに、「鎌倉赤坂飯店」さんがあります。
地元ではとても有名なお店です。
ですが、ガイドブックなどには一切登場しません。
掲載を断っているからです。
小さく、地味で、
お世辞にもきれいとは言いがたいお店ですが、
気高く、
崇高な、
ものすごい中華料理屋さんです。
およそ50年前に開店されたそうです。
料理人さんは、
その昔、
有名な東京の赤坂飯店で修行をされたそうで、
その名前をもらっているとのこと。
営業時間は12時~15時まで。
書き間違いではありません。
つまり、たったの3時間という短い営業時間です。
夜は営業していません。
15時の閉店に合わせ、
14時半頃までには店に入っていなければなりません。
火曜と水曜がお休みのようです。
席は今は8席のみ。
(昔はもうちょっとあったのですが減らしたようです)
テーブルが二つで4席、
カウンターが4席です。
12才未満入店不可です。
私はいつも13時半頃に行くのですが、
おおむね、
すでに、3~4人は並んでいます。
最近は休日の行列がだんだん長くなっているようにも
感じられます。
席が空くと、店に入り、
黙って席に着きます。
店内は基本的に静かです。
時には妙な緊張感に静まりかえっていることさえあります。
そして大事なルール。
この店では、聞かれるまで注文をしてはいけません。
先に声をかけると、
「ちょっと待っててください」と、無愛想に返されてしまいます。
この無愛想が、この店の特徴です。
ですが、決して不愉快ではないのです。
なぜなら、
「美味しい料理を作ることに全神経を集中させている」
ということが、
料理人の動きから、
ひしひしと伝わってくるからです。
(もちろん最低限の気づかいはありますが)
ちなみにお店の人は、
料理人の、ご老人とその息子さん、
そしてご老人の奥様(おばあさま)の3人です。
最近はおばあさまが体調を崩されて、
料理人の二人だけで営業して
いらっしゃいます。
とにかく美味しい料理を作ることが最優先。
そのため、この店では、
調理の合間を縫って、客の注文を聞くのです。
ですので、
タイミングの合わないときなど、けっこう長く、
じっと、
注文をとってくれるのを待つことになります。
そしていよいよ何にしましょうと聞かれたとき、
客は、
メニューに書かれている番号を告げます。
たとえば「ラーメン」ではなく、
「1番お願いします」
などと言います。
これもルールです。
但し、
餃子、ビールなどは、
さすがに番号で告げなくてもいいようです。
お客さんのほとんどが常連さんです。
ですので皆、こうしたルールを心得ています。
たまに、事情を知らない一見さんが来て、
戸惑っています。
怒って帰ってしまう人も、中にはいるのだそうです。
カウンターで料理を待っている間、
目の前の料理人の無駄のない動きに、
私はいつも
見とれてしまいます。
熟練したその姿、真剣なまなざしは、
「美しい」
と、言っても過言ではありません。
まさに料理職人といった印象です。
惜しくもテーブル席についた場合は、
料理を作る美味しそうな音に黙って聞き入るのが
いいでしょう。
私のお薦めは、
白鶏麺(蒸し鶏付き塩そば)
坦々麺
排骨麺
餃子
五目焼めし・・・
いやいや、みんな美味しいので、どれもお薦めです。
値段は高めですが、
すばらしい味と丁寧な仕事ぶりを考えれば、
誰もが納得の一軒でしょう。
食べ終わったら、長居はしません。
すぐに店を出ます。
そういうお店なのです。
私にとっては最高のお店です。
料理人のおじいさま(お父さん)、
かなりのご高齢とお察ししますが、
いつまでもお元気で。
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