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オーナーズ・スタイル読者の皆さんの相続税対策(3)
2011年05月11日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
水曜日は「読者の声とお悩み」です。
今週は、
「他のオーナーさん達は、どんな相続対策をやっているのか、
参考までに教えてください」
との声にお答えする第3回目です。
2月に東京23区に在住の読者の皆さんに
ご回答いただいたアンケートの途中集計をもとに、
お話しをさせていただきます。
今回は、
「相続財産を減らしたり、評価額を減らすことで、
相続税を少なくする対策」
について、
具体的にどんなことを読者の皆さんが行っているか、
アンケート結果から見てみましょう。
「相続対策として、以下のことを既に行っていますか?
あるいは今後検討したいですか?」
と、いう質問に対して、
「YES」と、お答えになった方の比率です。
まず、「生前贈与」について、
「生前の贈与(財産を毎年少しづつ贈与する暦年方式)」
・・・約6割
「生前の贈与(まとめて贈与する相続時精算課税方式)」
・・・約3割
「生前の贈与(子や孫への自宅の取得資金の贈与)」
・・・約2.5割
と、なっています。
「暦年贈与を既に行っている・検討したい」・・・が、
約6割と、
とても多いことに驚きました。
オーナーズ・スタイルの読者の皆さん、
さすがです。
暦年の贈与は、とても簡単で有効な対策です。
「約6割」以外の皆さんも、ぜひご検討ください。
但し、贈与の仕方を間違えて、
相続税の申告の際に否認されるケースが
とても多いそうなので、ご注意ください。
そうならないためには、
たとえば、
「受け取った人が自由に使える状態であること」
つまり、
いつも使われている口座に振り込んだり、
別の口座であれば通帳と印鑑を渡しておくことなどが
必要です。
銀行振り込みにして贈与の証拠を残すことも大切です。
相続時精算課税方式は、約3割。
意外と少ない印象です。
ローンの終わったアパートの建物など、
収益の上がる不動産の贈与にはぴったりの方式です。
固定資産税評価額が、相続税評価額とほぼイコールなので、
非課税枠の2500万円を超えることは
あまりないはずです。
ぜひご検討ください。
子や孫への自宅の取得資金の贈与も、
約2.5割と少な目です。
親や祖父母などの直系尊属から
自宅の新築、購入、もしくはリフォームのために
お金をもらい受けた場合に、
平成23年の12月末までならば、
1000万円まで非課税となります。
暦年方式の年110万円の基礎控除や
相続時精算課税方式の2500万円の特別控除の
いずれかと併せて贈与することができますので、
こちらもぜひご検討ください。
「これまでで一番!」 お褒めをいただいたワークショップ型セミナー
2011年05月10日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
4月5日、
オーナーズ・スタイル主催としては初の
ワークショップ型の少人数セミナーを開催しました。
会場は東京駅から徒歩7~8分の貸し会議室です。
「遺言や相続の基礎を学びたい」という方に
集まっていただきました。
講師である税理士の馬淵輝之先生(まぶち総合事務所代表)が、
遺言書の書き方と
相続税の計算方法の基礎をレクチャー。
続いて、
参加者の皆さんが実際にそれらを
書き、
計算してみて、
それを馬渕税理士とアシスタントの芝田さんが、
サポートするという、
無料のセミナーでした。
参加された皆さんのうちの何人かから、
「これまでのセミナーの中で一番良かった」
とのコメントをいただくことができました。
馬淵税理士も、
こういったセミナーでの講師をつとめるのは
初めてだったそうです。
その説明はとてもわかりやすく、
相談会まで入れて3時間、元気にお話しいただきました。
今後もこうしたセミナーを続けてみたいと思います。
最初はテーブルをコの字型にしての
馬淵税理士の講義
自分の相続税を実際に計算。
わからないことは、すぐに質問。
アシスタントの芝田さんもサポート。
個別性が強い「遺言・相続」です。
参加者と先生が話し込むことも。
「国土の長期展望 中間取りまとめ」に見る日本の将来
2011年05月09日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
月曜日は「賃貸経営お役立ち情報」です。
今年の2月、国土交通省が、
「国土の長期展望 中間とりまとめ」
という資料を公表しました。
「人口減少の進行、急速な高齢化等を踏まえた
国土の長期展望をおこなう」
などの主旨に基づいて、
主に西暦2050年を迎える頃までの
日本の姿を予測するものです。
人口や国民の年齢構成のほか、
気候の変化といった要素もふまえて、
日本の近い未来の姿を詳しく描いています。
いくつか目につくところを挙げてみましょう。
まず、この資料では、
「日本の国土全体での人口の低密度化と地域的偏在が
同時に進行する」
との予測がされています。
国土の大部分で人口が疎らになる一方、
ごくわずかな箇所にのみ、増加と集中が起きるとのこと。
主に、東京圏、名古屋圏に、
そのわずかな「人口増加・集中箇所」が
目立つことになりそうです。
その一方で、
こんなことが起こるとされています。
「2050年までに、今の居住地域の約2割が無居住化」
するというのです。
予測どおりであれば、39年後、
現在、日本で人が暮らしている地域のうちの5分の1から、
人がいなくなります。
無居住化すると予測される地点は全国各地にわたって
存在しますが、
この資料にある図を見ると、
山間部ほど、その様子は顕著です。
また、
中国・四国、南九州、東北・北海道の一部などで、
無居住化はかなり広域的なものとなりそうです。
来る2050年。
どんな風景が、日本の山野に生まれているのでしょうか。
ちなみにこうした状況を受けて、
こんな予測もされています。
「所有者の不明な土地が増加する」
と、いうのです。
「相続人不存在の場合の財産管理人選任事件の件数」
と、いう統計における近年の推移を見ると、
「2050年には現在の約4倍まで増加する可能性あり」
との推計がされるそうなのです。
その数、グラフの折れ線をたどると、
2050年時点では年間5万件を超えそうです。
なお、今現在の数字は、
1万5千件に迫りつつある程度でしょうか。
1970年頃には、2500にも達していませんでした。
今後、未曾有ともいえる
毎年何万もの
「相続人不存在の財産」(当然多くは土地でしょう)が
日本に生まれ、
それが加速しながら増えていく。
おおむね、そのようなことが言えそうです。
さて、以上、
この資料から語られることとしては、
そのほんの一部分だけに触れたに過ぎません。
この「国土の長期展望 中間取りまとめ」が語る
興味深い予測は、
まだまだほかにもたくさんありますので、
今後も機会をみて、触れてみたいと思います。
子供や孫達に向けて、
私達がどんな未来を残していくべきなのか、
それを考えるためのよい参考にもなりそうなこの資料です。
ぜひ皆さんも、実際の内容を
ご覧になってみてください。
↓
「国土の長期展望 中間とりまとめ」
久しぶりにお届けします。鎌倉花便り
2011年05月06日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
今日は久しぶりに、鎌倉の花の写真を皆さんへ
お届けしたいと思います。
荏柄天神社のミツマタです。
3月に撮影しました。
樹皮が和紙の原料になることでよく知られています。
鶴岡八幡宮の源氏池に咲く
今年の鎌倉の桜です。
若宮大路の桜です。
手前は人力車。
こちらはツツジです。
鎌倉では安養院のオオムラサキツツジなどが有名です。
成就院のイワタバコです。
まだ花が咲いていませんが、
鎌倉では初夏の頃、よく湿った路傍の岩壁などで、
可憐な花を咲かせます。
鎌倉散策の際、ぜひ探してみてほしい花です。
もう少しするとアジサイの季節を迎え、
見物の皆さんが遠くからも大勢おしかける鎌倉ですが、
そのアジサイの少し前、
晩春から梅雨入り前にかけての頃も、
シャガ、フジ、アヤメ、カキツバタ、ウツギ、サツキ、キショウブ
などなど、
さまざまな味わい深い花に彩られます。
「桜やアジサイの頃ほど多くの方が見に来られないのが
もったいない・・・」
そんな気もする、さわやかな散策の季節です。
ぜひ鎌倉へいらしてください。
インフルエンザウイルスも退治?伝統の建材「漆喰」の話
2011年05月05日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
地方の古い町などを旅すると、
見事な白壁に出会うことがあります。
漆喰の壁です。
塀や土蔵、あるいは城、民家など。
白い漆喰が厚く塗られた、重厚かつ美しい建物の姿を
日本各地で見ることが出来ます。
日本での漆喰の利用は古く、
その始まりは古代にさかのぼるといわれています。
防水性を求めるほか、
不燃材としての期待が大きかったようです。
もちろん、見栄えもあるでしょう。
建物などを飾る美しさを得ることも、
漆喰を使う大きな理由のひとつとしてあったことでしょう。
漆喰は、石灰からつくられる消石灰を
主な原料としています。
ほかに、
つなぎ材としての「すさ」、粘度調整などが目的の「のり」
などが加えられます。
古い時代は、当然ながらそれらにも、
植物繊維(→すさ)や海藻(→のり)など、天然の素材が
利用されました。
ですが、近年は、
左官技術の要らない「漆喰塗料」といった
気軽な商品も出てきています。
さすがにこうしたものになると、
扱いやすさなどを求めるため、
化学繊維、合成樹脂といった、
若干の化学的成分が入っているものもあるようです。
ここ数年、
この漆喰をめぐって、話題が増えています。
「調湿効果にすぐれている。なので夏に快適」
だとして、
居室の内壁に使用することをすすめる本が、
たくさん売れたりしました。
「結露やカビを抑えられる」
「漆喰壁の部屋に暮らせば、
化学物質過敏症に陥ることを避けられる」
とも、言われました。
但しもちろん、
これらの効果は、その漆喰の置かれた環境にも
左右されることです。
そして、最近は、
こんな話にもなっています。
「漆喰には抗インフルエンザ機能がある・・・!」
インフルエンザの症状を引き起こすウイルスは、
強いアルカリ性を示す物質に触れると、
活性を失うのだそうです。
ウイルスをそうしたものに触れやすくするためには、
当然、「物質」の方にも、
ウイルスをキャッチするため、
表面積が大きい、などの条件が求められるのですが、
まさに漆喰こそが、それなのです。
なぜならば、
強いアルカリ性物質である消石灰、
それを主成分とする漆喰の表面は、
滑らかなように見えて、
実は、
小さな穴や隙間が無数に存在する「多孔質」です。
複雑かつ微細な漆喰の表面構造が、
空気中のウイルスを捕らえたが最後、
「死ぬまで離さない」・・・!
と、いうところのようです。
空気ではなく、液体に一部のインフルエンザウイルスを
含ませての実験ではありますが、
それを漆喰に触れさせると、
ほどなく、
ほとんどのウイルスが不活性化してしまったという結果も
出ているのだそうです。