- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
震災から立ち上がった先人の夢 「復興小学校」を知っていますか
2011年06月16日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
「復興小学校」をご存知でしょうか。
東京の大切な文化財のひとつといっていいでしょう。
実際に、現在、
都が選定する「歴史的建造物」とされているものも、
いくつか存在しています。
もっともよく知られているのは、
有楽町駅近く、
銀座の一角にきれいなアーチ型の窓を並べる
「泰明小学校」(1929年建設)でしょうか。
また、廃校となったものの、
地域の人々などの声により公共施設としてよみがえっている
日本橋小伝馬町の「旧十思小学校」(1928)
「ドイツ表現主義」と呼ばれる特徴的なデザインが
見る人に忘れがたい印象を与える
「九段小学校」(1926)
など。
ほかにもいくつか、建物が都内に残っています。
「復興」とは、何からの復興を指して
言っているのでしょうか。
答えは関東大震災です。
関東大震災後の復興事業の中で、
これらの小学校は、
さまざまな都市計画とともにその規格が整えられ、
誕生しました。
その規格とは、
・地震と火災に強い鉄筋コンクリート造
・水洗便所の設置
・暖房はスチームで・・・
など。
また、科学の時代の訪れを反映してか、
「理科室」を設ける、といったものも含まれていたそうです。
さらに、
校舎の脇にはかならず小さな公園をつくります。
そこを
子供の遊び場、
災害時の地域の避難所、などとすることをねらいました。
有楽町駅から「マリオン」を抜け、
晴海通りを挟んだそのすぐ向かい側、
泰明小学校脇に数寄屋橋公園があります。
まさに、
この「復興小学校付属の小公園」のひとつです。
帝都復興院の要望額から政府案へ、
政府案から議会決議へ・・・、
段階を経るごとに削られていく復興予算の中、
関係者がもっとも当初計画の実現にこだわったのが、
復興小学校と、
それに隣接する公園の整備だったといわれています。
泰明小学校の構造を調べると、
当時の人々が安全対策にどれほど腐心したかが
はっきりとわかるほどに、
鉄骨や鉄筋の使用率が高いのだそうです。
東京の復興にかけた先人の夢が、
復興小学校には結実しています。
オーナーさん、入居者、不動産会社、それぞれが感じる「駅近」
2011年06月15日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
水曜日は「読者の声とお悩み」です。
先週水曜日は、
読者のご質問にこたえるかたちで、
「築年数に関するオーナーさんと入居希望者の意識の違い」
について、
お話しをさせていただきました。
私どもオーナーズ・スタイルが以前に行った調査の中から
得られた、
両者の意識におけるすれちがいについて、
紹介させていただいたものです。
そこで今週は、その続きとして、
同じ調査結果の中にあった、
もうひとつのすれちがいについて紹介したいと思います。
それは何かと言いますと、
「徒歩分数」です。
物件から最寄り駅など交通機関への距離を示す、
不動産広告においては特に注目される項目のひとつです。
そこで、
オーナーさん、入居者さん、不動産会社のそれぞれに、
「『駅から遠い』と思う徒歩分数は?」
と、尋ねてみました。
興味深い結果が出たのは、
「駅徒歩10分」という、ひとつのラインに対する
それぞれの意識です。
「物件まで徒歩10分以上であれば、駅から遠いと思う」
こう答えたのは、
入居者の35.2%
オーナーの36.2%
不動産会社の28.8%でした。
入居者とオーナーさんではほとんど一緒の割合が
示されていますが、
不動産会社にのみ、
やや、意識のずれがあるのです。
面白い結果です。
「最寄駅からの距離」を
同じ「生活実感」としてのモノサシではかっているのが、
オーナーさんや入居者の皆さん。
対して一部の不動産会社は、
それとは何か別のモノサシをあてて、
「その物件が駅近といえるのかどうか」を判断している。
そんなことが言えるのかもしれません。
さらに興味深い数値があります。
同じ入居者の皆さんでも、
世帯のかたちによって、
徒歩分数に対する意識は大きく変わるのです。
シングル世帯の場合、
「物件まで徒歩10分以上であれば、駅から遠いと思う」
と、答えたのは、43.6%です。
「5分以上ですでに『遠い』」など、
もっと厳しい回答を含めると、
約半数の方が、
徒歩10分未満で駅にたどりつけなければ、
その物件を「駅に近い」とは見てくれないのです。
ところが、
ファミリー世帯になると、
同じ見方をする人の割合が、3割ほどに下がります。
シングル世帯に比べ、子供をもつご夫婦などの場合、
駅に近い便利さよりも、
繁華な場所から若干離れた静かな環境を求める方が
より増える・・・。
そんな傾向が窺えそうです。
以上、
この調査はアットホーム株式会社さんと共同で、
2006年の暮れに行われたものです。
したがって、ご紹介した数値は
やや古いものではあるのですが、
よろしければ、
ぜひ参考としてみてください。
福島・宮城 被災地をまぶたに焼きつけました.2
2011年06月14日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
お話は先週火曜日からの続きです。
十年近く前、一度だけ泳いだ思い出のある、
小名浜の海。
その近くに到着した私の目の前には、
凄惨な光景が広がっていました。
身震いのする思いでした。
波にさらわれ、土台だけが残った「住宅の痕跡」。
全壊・半壊した家々。
打ち上げられた船。
傾いた塀。
積み上がった瓦礫・・・。
津波によるすさまじいほどの破壊力に晒されたことが
一目でわかりました。
そこから海沿いの道(陸前浜街道)を
北に向かいました。
行く手には福島第一原発があります。
道路の左側には、住宅と山。
右側には、
海、住宅、商業施設、漁港・・・といった風景が続きます。
沢山の家が、無残な姿となっています。
テレビや新聞などのメディアを見て感じられるものとは、
まったく別次元の衝撃を受けました。
被災者の方々のことを思うと言葉がありません。
自然と涙があふれてきました。
堤防の上に登って、じっと海を見つめている人がいます。
ご家族が行方不明なのかもしれません。
胸が痛みました。
原発まで25キロの地点に来ると、
警察の検問がありました。
「特別な用のない人は、これ以上進まないように」
とのことです。
引き返すことにしました。
その途中、
先ほど堤防から海を見つめていた人は、
まだ、同じ場所に立ち続けていました。
小名浜に戻る5キロほど手前に、
海に突き出した地形からなるエリアがあるのですが、
そこの被害がとても大きかったことを
ひとから聞き、知っていました。
目の前に、交差点があります。
そこでハンドルを左に切れば、そのエリアに行けるのですが、
やめました。
私にはもう限界でした。
この日、写真も1枚も撮れていません。
倒壊した家も、瓦礫も、
被災した皆さんの大切な財産だったものです。
その気持ちを思うと、
とてもシャッターは切れませんでした。
そのかわり、この目で見た光景を
しっかりとまぶたの裏に焼きつけました。
忘れようとしても、絶対に忘れられないでしょう。
この日、
いわき市で泊まろうと思ったのですが、
営業している旅館は1軒のみで、
しかも一般の人は泊まれないとのこと。
事故の処理に尽力する
原発関係者だけを泊めているのです。
しかたなく、
郡山まで戻って、宿泊することにしました。
宿に着くと、高熱が出てきました。
布団にもぐって寝ることにしました。
しかし熱は翌日になっても引かず、大変でした。
写真は、
「道の駅」で買ったお土産のお菓子です。
ほかにも野菜やキノコ、加工食品など、
いろいろと買わせてもらいました。
ボランティア活動することも考えて情報を集めたのですが、
ほとんどのボランティアセンターが、
グループ単位では募集しているが、
個人単位では受け付けていないとのこと。
さらに日程や準備の問題、
作業内容が私には体力的に難しいと思われたことなど、
多くの理由から、
視察、
さらに「福島でお金を使う」というみちを選びました。
自分自身の防災、地域の防災、
そして日本の防災。
さらにはオーナーさんや賃貸住宅の防災対策について、
これからしっかりと取り組み、
貢献しようと、
強く心に刻みました。
(お話は来週へ続きます)
「がんばろう東日本!」はクッキー、
「ありがとう自衛隊」は桜まんじゅうです。
「ありがとう自衛隊」のパッケージには、
「がんばろう日本!」
「日本を守る!不撓不屈の精神!」(黄色の文字)
「大和魂」
「陸 海 空」などのコピーが。
ちなみに「不撓不屈(ふとうふくつ)」とは、
どんな困難にあっても決して心がくじけないことです。
被災地への応援をさらに応援してくれる「ふるさと納税」
2011年06月13日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
月曜日は「賃貸経営お役立ち情報」です。
「ふるさと納税」の利用が増えています。
今回の大震災によって被災した各県などに対するものです。
数年前、
税収の減少に悩む「ふるさと」を応援するなどの趣旨で、
賛否ある中導入されたこの制度ですが、
宮崎県の口蹄疫被害の際など、
被災地への支援をあと押ししてくれるという面で注目され、
いままた、東日本大震災によって、
脚光を浴びるかたちとなっています。
おさらいをしましょう。
いわゆる「ふるさと納税」(通称ですが大変広く使われています)
とは、
「生まれ故郷など、応援したい都道府県や市区町村に
寄付することにより、所得税と住民税から、
寄付金額に応じた一定の軽減を受けられる」
制度を言います。
寄付する先の都道府県や市区町村は任意に選べます。
「応援したい」だけが理由でもよく、条件はありません。
各都道府県・市区町村などの多くが、
ウェブサイト上に、
「ふるさと納税」利用のための案内を掲げ、
「わが県、わが町へのふるさと納税」
を呼びかけています。
概ねいずれも、
利用のための手続きの詳細が書かれているほか、
寄付申込書のダウンロードもできるようになっています。
ご利用を検討される場合、
まず、これらをしっかりとご覧になってください。
では、
実際にこのふるさと納税は、
どのくらい私達の「あと押し」をしてくれるのでしょうか。
色々なところで紹介されているモデルケースを
引用すると・・・
夫婦+子ども2人(うち1人は特定扶養)の
4人家族の給与所得者
年収 700万円
所得税率 10%
個人住民税額 (所得割額) 293500円
↓
このようなケースで、40000円を寄付
↓
所得税と住民税が、合わせて35300円軽減。
自己負担額=4700円
このケースの内訳を示すと・・・
所得税の軽減・・・
(寄付4万円―適用下限額2000円)×10%=3800円...(A)
住民税の軽減・・・
(寄付4万円―適用下限額5000円)×10%
=3500円...(B・基本控除額)
(寄付4万円―適用下限額5000円)×(90-10※)%
=28000円...(C・特別控除額)
(A)+(B)+(C)=35300円 が軽減額
<※は寄付者の所得税率によって異なります>
と、なっています。
4万円の寄付が、
4700円の負担で、実現することになるわけです。
なお、上記の軽減を受けるためには、
確定申告(確定申告をしない方は住民税の控除申告)が
必要です。
そのため、
寄付先が発行する領収書や受領証明書、
あるいは
金融機関から受け取った領収証書などが
必要となりますが、
確定申告等のためにいずれの書類を保管しておくべきなのか、
送金方法ごとに異なることがあるようです。
各寄付先自治体のサイトや問い合わせ窓口などで、
事前に確認をされておくのが確実でしょう。
最近、鎌倉で売りに出されていた土地のこと
2011年06月10日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
先月、鎌倉駅の西口から徒歩1分という、
きわめて希少な立地で
数区画の宅地が売りに出されていました。
第二種住居地域
建ぺい率60%
容積率180%
建築条件無し。
その中の一つの区画の坪単価は、
なんと286万円でした。
駅1分とは言え、高いですね~。
ただし、広さは約24坪と狭いので、
売値は7000万円弱です。
狭いがゆえにグロスが抑えられて、買いやすいと言えますね。
ちなみに、
この土地に隣接する道路の路線価で計算すると、
坪当たり105万円。
ですので、売値はその約2.7倍ということになります。
しかし、
他の売り物件に目をやると、
同じく西口から徒歩8分、
同じ町内で、
北傾斜の分譲地が、坪100~120万円ほどで
売りに出ていますが、
1年以上売れていない区画があります。
ほかにも、やや条件の悪い立地ですが、
1年も2年も売れていない土地が
近隣にはいくつもあります。
ですが、冒頭の土地の場合は
すぐに買い手が見つかるように思います。
なんといっても徒歩1分です。
希少価値のある不動産は、やはり強いです。
追伸 ・・・
鎌倉も紫陽花の季節になりました。
今週から来週にかけてが、見ごろかもしれません。
もう穴場とは言えない長谷寺の紫陽花。
もう穴場とは言えない成就院の紫陽花。
うちの小庭にも紫陽花がひっそりと色づきました。
鎌倉駅から横須賀線沿線を
北鎌倉方面に300メートルほど歩くと、
タチアオイの群生が6月下旬ごろまで見られます。
私はこちらも大好きです。