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あきらめない賃貸経営 お金のない学生さんの味方になって成功!
2011年06月22日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
水曜日は「読者の声とお悩み」です。
今週は、
「いまや不人気の代表ともされる、バス・トイレ一緒の物件を
かかえています。
しかし、すでに多くの空室が出ていて、収益が悪化、
バス・トイレを分割する工事費も捻出できません。
一体どうしたら・・・」
とのお悩みです。
まったく同様の状況に苦しんでいた
あるオーナーさんが、挽回を成功させています。
築27年・18平米・バスとトイレが一緒。
しかも、
洗濯機置場が室内になく、バルコニーに。
そんな不人気物件を数多くかかえ、
空室にしてしまい、
悩んでおられました。
バスとトイレを分割する工事や、
室内洗濯機置場を新設することも考えたのですが、
見積もられた工事費を見て、断念。
これらをすっぱりとあきらめました。
そして、
「どのみち高い賃料では貸せないから」
と判断、
ターゲットを「お金のない学生さん」だけに絞ったのです。
そこでまず、
彼ら学生さんが日常生活で必須とする、
高速インターネット回線を全室に引き、これを無料に。
共用スペースなどを利用してコインランドリーを設置。
さらに、
フロアによって、入居者の男・女を別けました。
そして賃料を割安に設定。
すると、すぐに満室となったそうです。
この成功の背景には、
こんな今の状況があります。
たとえば、
4月26日の読売新聞に掲載されていた記事。
これによれば、
地方から上京している大学生の生活が、
いま、大変厳しいのだそうです。
昨年春、
親元を離れて首都圏の私立大学・短大に入学した
学生さんの1日あたりの平均生活費・・・
調査を開始した1986年度以降最低の
1067円だったことが、
東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査で
わかったのだそうです。
「1067円」は、
家賃や光熱費などを引いた後に残る、生活費です。
・・・食費もここから捻出するわけです。
かなり、きびしい生活でしょう。
同教連によれば、
「生活費を捻出するため、アルバイトに追われる学生さんが
増えている」とのこと。
また、
保護者の平均世帯年収は855万5000円で、
最も高かった93年度から、
186万5000円も減少したそうです。
月々の仕送り額も、
最も多かった94年度(12万4900円)以降は減少傾向で、
10年度は9万1600円(前年度比1600円減)。
仕送りから家賃を除いた「生活費」は、
3万500円(同3200円減)で、
ピークだった90年度の7万3800円と比べると、
半分以下に落ち込んでいるそうです。
さらに、ほかの資料を見ても、
いまの学生さんをとりまく経済環境の厳しさがうかがえます。
たとえば、
日本学生支援機構という団体が、
大学生向けの奨学金の貸与人数の統計をとっています。
13年前の1998年、
奨学金を受ける学生さんの数は39万人でしたが、
その後徐々に増え続け、
今年は131万人になると予測されています。
13年間で、なんと約3.3倍以上です。
そのため最近、
賃料の安い学生寮が見直され、
入居希望者が増えているとのこと。
同様に、安く住めさえすれば、
築年数が古くても、
狭くても、
バス・トイレが一緒でも、
「入居したい」という学生さんが増えているそうです。
そこで、
上記に紹介したオーナーさんは、
そんな学生さん達にターゲットを思い切って絞り込み、
彼らのニーズにマッチした工夫を
予算の許す範囲内で、徹底して行ったのです。
その結果、
見事な成功をおさめたというわけです。
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