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私の住む神奈川県。地震保険の保険料は・・・日本一高い!
2011年07月15日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
先月、
地震保険への加入をおすすめする記事を
書かせていただきました。
(→当該記事)
その地震保険の保険料率なのですが、
建物の構造と、
所在地(都道府県)によって異なります。
建物は、
鉄筋コンクリート・鉄骨造と、木造の2区分に。
さらに所在地(都道府県)の方は、
大きな震災被害が起こりやすいと想定される危険度に応じて、
4区分に別けられています。
そこでこの危険度ですが、
もっとも高いとされている地域はどこか?
ご存知ですか。
それは、
東京都、静岡県、
さらに、私の住んでいる神奈川県となっています。
たとえば木造の建物であれば、
地震保険金額100万円あたり、
もっとも保険料率の低い(危険度が低いとされる)地域の
ひとつである福島県の保険料が1450円であるのに対し、
東京・神奈川・静岡は、なんと4300円で、
約3倍です。
ちなみに、
今回の震災で甚大な被害をうけた
岩手県、宮城県は、
2番目に危険度が「低い」とされるグループ。
地震保険金額100万円あたりの保険料は2000円です。
なんとなく気持ちの複雑な神奈川県民、都民、静岡県民も、
中にはいらっしゃるかもしれません。
ですが、こんなところからも、
よくわかります。
危険度が高いとされていようと、
低いと見られていようと、
大地震はいつ、どこを襲うのかわからないのです。
地震の怖さは揺れだけにあるのではありません。
それによってたびたび起こる火災も同様です。
地震に伴う火災被害に対処するためにも、
地震保険が重要である旨、
先日の記事には書かせていただきました。
決して、備えを怠れません。
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「陰翳礼賛」から80年、日本の夜が変わっていく予感
2011年07月14日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
先々週、
この「雑学いろいろコラム」で、
谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」を採り上げました。
(→当該記事)
今日はもう一度、
この昭和の初めに発表された、古い随筆にふれてみましょう。
その前に、
これも先日のことですが、
私はこのブログの「鎌倉大家日記」に、
「夜の照明はずっと節電で良いと思う、ちょっと変わった理由」
と、いう記事を書かせていただきました。
不幸な震災による原発事故がひきがねとなって、
社会に節電の機運が高まり、
そのためすっかり暗くなった、最近の首都圏などの夜ですが、
私はこれに関して、
「不便は感じない」
「今後もこのくらいでいいのでは」
さらに、
「世界中を見渡しても、
夜がこんなにも明るかった国は(節電以前のこと)、
日本のほか無かったのでは?」
と、記しました。
そこで思うのですが、
それでは日本は、
いつから、
それほどまでに「夜が明るい」国になったのでしょうか。
谷崎の「陰翳礼賛」をひもとくと、
こんな記述に出会います。
「先年、武林無想庵が巴里(パリ)から帰って来ての話に、
欧州の都市に比べると東京や大阪の夜は格段に明るい」
(武林無想庵は谷崎よりも少し年上の文学者です)
さらに加えて、こうあります。
「(上記の)無想庵の話は今から四、五年も前、
まだネオンサインなどの流行り出さない頃」
よって、
「今度彼(無想庵)が(日本に)帰ってきたら、
さぞかしびっくりするだろう」
とのことで、
まだ昭和もヒトケタの頃、地方の町や村などはともかく、
日本の都会ではすでにネオンサインも輝き出し、
谷崎記すところ、
「恐らく世界じゅうで電燈を(もっとも)贅沢に使っている国は、
アメリカと日本であろう」
そんな、
すっかり進んだ(?)状況となっていた様子です。
もちろんその後、開戦・終戦を経て、
たちまちアメリカをも置き去りにし、
高度成長の頃以降、
日本が世界で一番「夜が明るい国」になったことは、
多分、間違いのないところでしょう。
谷崎は、
そうした日本の行く末を
「日本の美は本来、暗がりにこそ見出されてきたはずだ」
との美的観点から大いに危ぶんで、
「陰翳礼賛」
を著したわけです。
ところで、
震災や節電のこととは関係なく、
それ以前より、ここ数年来、
家庭の照明など、日本の灯りにはいわゆる「電球色」が
増えたような気がします。
電球色とは、白熱電球のような、
橙(だいだい)色の光のこと。
昼間の太陽光のように白っぽく明るい「昼光色」に比べ、
電球色はやや暗く、
夜の室内に、まさにほどよい「陰翳」を
醸し出してくれます。
実はこうした「電球色支持」の傾向は、
いま注目のLED照明の売れ行きにもはっきりと表れて
いるとのこと。
この4月の報道によると、
ある大手家電量販店では、LED電球の売れ筋1位は、
やはり、電球色なのだそうです。
谷崎潤一郎の憂いから80年近くを経て、
私達はいま、遅ればせながら、
「陰翳礼賛」を始めつつあるのかもしれません。
オーナーさんを困らせる賃貸住宅の敷地の「雑草」対策 その1
2011年07月13日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
水曜日は「読者の声とお悩み」です。
今週は雑草対策のお話です。
「自主管理でがんばっていますが、
毎年、アパートの敷地に生える雑草対策に手間がかかって
しまって・・・」
そんなお悩みをお持ちのオーナーさんも多いようです。
私事ですが、5月初旬のこと。
横浜の実家に帰って、草むしりを手伝いました。
昭和40年代に公団が開発した分譲地で、
庭の広さは50坪ほどあります。
そこの草をむしり取るのですが、
これが、たいへんな重労働です。
約2時間をかけて、
庭全体の半分ほどをきれいにするのがやっとでした。
仕方なく、
そこで作業を打ち切りました。
草むしりは、本当に疲れます。
昨年の秋以降手を入れておかなかったせいでしょうか、
草の数がたいへん多く、
しかも、
今年初めての作業だったので、
それぞれがかなり根を張っていました。
地下茎でつながるドクダミが多かったことも、
苦労の原因でした。
しかし、
雑草が伸びると、やはり、見栄えが良くありません。
特に賃貸住宅では、
敷地の中が伸び放題の草に覆われているなどすると、
入居者の気持ちまでが、
何だか荒れてきそうに思えてしまいます。
雑草は、なるべくきれいに除いておきたいものです。
そこで、
「自分で行う雑草対策」のコツです。
それはまず、
「先手を打つこと」
あとは、
先手を打ったあとの楽な状態で、
「マメに手を入れること」
私はこれらに尽きるように思います。
「先手」とは何でしょうか?
それは、
雑草が一斉に芽吹き出した3月後半の頃、
まだ丈が短く、
根の張っていない雑草を
根っこから抜き取ることです。
このタイミングであれば、作業は簡単です。
指先だけで、
短時間で草を抜き取ることができるでしょう。
そのあと、
4月中旬くらいまでは、
週に1回程度づつ、
遅れて生えてきた芽をマメに抜き取ります。
5月以降もさらに芽は出ますが、
この頃にはその量もぐっと減ってきます。
時々様子を見ながら、
ちょいちょいと抜いてやるくらいで十分です。
以上を行うことで、
雑草対策はとても楽になります。
夏が近づく頃まで何もせずに放置し、
そのあと慌てて草むしりを始めるのに比べ、
作業の回数は増えても、
一度に注ぎ込む労力は格段に少なく済むはずです。
しかしそれでも・・・
かなりの広い敷地をお持ちのオーナーさんの場合など、
「何度も何度もマメに作業・・・はちょっと大変」
かもしれません。
腰痛などの故障をお持ちの方や、
ご高齢の皆さんにとっても、そのことは同様でしょう。
来週は、
そうした場合の対策について、
いくつかふれてみたいと思います。
税務署に涙の力は通用するのか
2011年07月12日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
先月6月1日まで、
6週にわたって毎水曜日にお送りした、
「オーナーズ・スタイル読者の皆さんの相続税対策(1)~(6)」
いかがでしたか。
(→(1)へのリンク)
皆さんのお役に立てているようでしたら、
とても嬉しく思います。
今日は、
ある税理士さんから聞いたお話です。
相続税の確定申告が終わったそのあと、
ある相続人のところへ、
税務署の人が調査にやってきたそうです。
「相続発生の1年前に、1000万円ものお金が
被相続人の口座から引き出されている。
これは何のためでしょう」
と、いうのです。
お金は被相続人ご本人が、
銀行に出向いて、引き出したようです。
その日付は・・・
被相続人がまだ元気だった頃です。
何の不思議もありません。
しかし、その使途がわかりません。
そのため税務署は、
「資産隠しではないか?」と、疑っています。
相続人は問い詰められ、
困り果て、
「私にもわからない・・・」と言って、泣いたそうです。
1000万円が何に使われたのか、
それは亡くなった被相続人本人にしかわかりません。
それでも疑いの晴れない税務署側の様子を見て、
相続人は、
「税務署さんの方で調べてください」
と、再び泣いたそうです。
結局、
税務署側でもそれ以上のことは判らず、
「何かに消費された」
ものとして、
資産隠しには問わなかったそうです。
「相続人さんが1000万円の使途を知らないことは
真実だったようです。
本当にわからないのであれば、
私にもわからない!と、言って泣く。
今回、結果として、これは大事なことでした」
そう税理士さんはおっしゃっていました。
18.8%・・・空き家率上昇の未来を示す具体的な数字
2011年07月11日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
月曜日は「賃貸経営お役立ち情報」です。
少し前に、
「国土交通省の報告 40年後、空き家は今の2倍に!」
というタイトルで、
全国的な空き家の増加傾向などについて、
お話しをしました。
そこで、いま現在はどうなのか?
最近の具体的な数字と傾向をあらためて示すと・・・
「賃貸住宅の空き家率は過去最高の18.8%」
総務省統計局が実施した、
2008年の住宅・土地統計調査においての結果です。
この調査によると、
全国の賃貸住宅は2190万戸。
その5年前の2003年から106万戸の増加。
一方、
賃貸住宅の空室・空き家はその間に46万戸増加して、
413万戸に達しました。
この結果、
空き家率は5年間で1.2ポイント増加し、
上記の数字となっています。
但し、
繰り返しますがこの数字は「2008年」の調査結果です。
(住宅・土地統計調査は5年ごとに行われます)
同じ年に起きたリーマンショックの影響もあり、
賃貸住宅の供給数は、
このあと、大幅な減少となっていきます。
ですが、
それでも、新築の賃貸物件は
毎年全国で30万戸程度が供給され続けています。
よって、この調査以降も、
賃貸住宅の空き家率は、さらに増加を示していることが
想像されることとなるわけです。