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置屋根・草屋根 古くて新しい住宅の「エコ」へのアプローチ.2
2011年07月28日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
先週は「置屋根」についてのお話しをさせていただきましたが、
今週は「草屋根」です。
先日、こんな報道がありました。
見出しは、
「屋根に芝生 エアコンいらず?
山梨でログハウス実験 室温上昇抑制」
msn.産経ニュースが報じています。
南アルプス市にある「山梨県木材協会木の国サイト」という
施設で行われていた
屋根の緑化=草屋根が、
猛暑対策へのすばらしい効果を実証したという内容です。
具体的には、
先月(6月)上旬のある晴れた日、
この日の最高気温である31.0度を記録した
午後2時の時点で・・・
草屋根になっていない建物では
室温が32.0度まで上昇。
一方、草屋根とした方では、25.5度。
なんと、6度以上の差になったとのこと。
ちなみに、この施設の草屋根は、
記事によれば、
ポリエステル製チューブに詰めた軽量土に芝生を根付かせ、
それをトタン屋根の上に置いた、というもの。
比較的簡単な構造です。
「草屋根」とは、
建物や住宅の屋根に防排水設備・調湿設備などを施し、
土を敷くなどしたうえで、
そこに植物を繁らせたものを言います。
初めてこれを見た人は、皆、驚きます。
緑の芝生?小さな草原?
あるいは、きれいなお花畑?
そんな情景が家の屋根にひろがっているという、
不思議な世界が、そこにつくりだされます。
主な目的は「断熱」です。
同じく断熱効果をねらった、いわゆるビルの「屋上緑化」が、
ここ数年、
知られるようになりましたが、
これももちろん、草屋根のひとつといっていいでしょう。
ですが、実はこの草屋根、
それほど目新しい工夫ではありません。
「建物の屋根を生きた植物で覆ってしまう」
と、いうやり方は、
地域によっては昔からあるもので、
特に北欧あたりの伝統的な民家に多く見られることが、
研究者などにはよく知られていました。
日本にも、「芝棟」というものがあります。
かやぶき屋根の頂上にあたる「棟」の部分に
仕組みを作って、
そこに植物を植えるのです。
但し、日本の場合、かやぶき屋根自体が色々な点で
優れた空調機能を備えていたためなのでしょうか、
芝棟は、
屋根をひきしめる「固め」として、
あるいはそのことによる防水効果を主な目的として、
設けられていた様子です。
さて、
こうした草屋根、最近少しづつですが、
「自宅に」
と、挑戦される方も増えているようです。
ですが、
もちろん、草は生き物です。
当然、
普通の屋根のようにほったらかしというわけにはいかず、
手入れが必要です。
また、
どこの工務店さんも施工技術をもっている、
というものでもなく、
いまはまだまだ少ない発受注、施工例の中、
その内容も、
日進月歩、試行錯誤の最中といっていいでしょう。
とはいえ、
この草屋根、本当にきれいです。
「エコ」への貢献もともあれ、
見ればとにかく、
誰もが思わず魅了されてしまうものであることだけは、
間違いありません。
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