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礼金2ヶ月・敷金2ヶ月は、すでに過去の話?
2011年08月08日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
月曜日は「賃貸経営お役立ち情報」です。
先週の月曜日は、
2008年のリーマンショック以降、
日本では働く人々の収入が下がり、
そのことが学ぶ世代の教育費にも影をおとしている
ことについて、
お話ししたところです。
そうなると、
もちろん、影響は、賃貸住宅市場にも及んできます。
おのずと賃料は下落傾向。
入居者獲得競争はより激しさを増しています。
住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME'S」を
運営する株式会社ネクストの調査によれば、
首都圏の賃貸マンションの平均坪賃料は、
3年前の2008年2月に比べ、
2011年2月の段階では、
東京都で12.1% 神奈川県で8.2%の
ダウンとなっています。
首都圏全体では7.9%の下落率です。
また、
不動産総合情報サイト「at home web」を
運営するアットホーム株式会社の調査では、
2010年の首都圏の賃貸マンション市場では、
「礼金1ヶ月」がいまや主流。
「2ヶ月」の割合は、4年前のほぼ3分の1にまで減少し、
「礼金0」の割合も3割弱を占めるようになっています。
さらに敷金も、
2006年は「2ヶ月」が71%と主流でしたが、
2010年には40.4%と大幅にダウン。
約半数が「敷金1ヶ月」となっています。
そして、今年2011年、
誰もがご存知のとおり、
日本経済には、新たな不安要素である「震災」と、
そこからの「復興」が加わったわけです。
賃貸住宅市場の今後については、
さまざまな面において混沌の度合いが高まっており、
予断はゆるされません。
的確な情報にもとづく素早い経営判断が、
ますます重要になっています。
ご参考:
どちらもとても役に立つ・・・
株式会社ネクストさんのニュースリリースサイト
→ http://www.next-group.jp/csr/report/
アットホーム株式会社さんのニュースリリースサイト
→ http://athome-inc.jp/news/
私が聞いた鎌倉の怪談・店の窓は誰が開けた!?
2011年08月05日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
実は私は怖い話が結構好きなのですが、
今日は、
ある鎌倉の人に聞いたお話をご紹介します。
5年以上も前のことです。
鎌倉にあった24時間営業の某ファスト・フード店が、
突然、閉店しました。
「繁盛していたはずなのに、なぜ?」
と、私は不思議に思っていました。
その2~3ヶ月後のこと。
私はたまたま、
そのお店で閉店の直前までアルバイトをしていたという
若者に出会いました。
「なぜ閉店になってしまったの?」
と、気になっていたことを質問したところ、
その若者は楽しそうに・・・
「実は、夜中、誰もいないのに入り口の自動ドアが開く・・・
なんてことが日常的だったんですよ」
そのため、
「みんなすっかり気味悪がって、
夜中に働くアルバイターを集めにくくなっていたんです」
そして、決定的だったのは、
「お店の道路側に窓がたくさん並んでいたのを
覚えていますか?
あれは手動で開くんですが、ある夜中、
誰もいないのに、一斉に全部が開いたんです。
バン!
と、音が響いて、僕もびっくりしました。
仮にいたずらだとしたら、
何人もが、揃って同時に窓を開ける必要があるんです。
ですが、もちろんそんな人はどこにもいませんでした」
彼によれば、その事件があって、
「もう営業も限界だ・・・!」と、いうことになり、
お店はついに、
閉められたのだそうです。
私がその話に驚いていると、
「でも、僕はそんなに怖くなかったんですけどね。
店は明るかったし、
一人っきりで働いているわけじゃなかったし」
・・・とのこと。
彼はケロッとしていました。
世界遺産になった集合住宅
2011年08月04日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
先日、岩手県の平泉にある、
奥州藤原氏ゆかりの歴史的建造物など、数件が、
ユネスコの世界遺産に登録されました。
3年前には一度「落選」となり、
その後、住民と行政が一体となって、再チャレンジのため、
努力をかさねたとのこと。
それらが大きく実り、
いよいよこのたび、念願かなったわけです。
ところで、
こうした人類普遍の遺産とされる世界遺産ですが、
中には、
「集合住宅」
もあることをご存知でしょうか。
「もちろん知っています。いまは一部が賃貸住宅になっている
ウィーンのシェーンブルン宮殿ですね」
物知りな皆さんからはすぐにそんな答えが
返ってきそうです。
もちろん、正解といっていいでしょう。
「中国の福建土楼でしょうか?」
これも正解です。
厚い土壁で築かれた、主に円形をした、
中国福建省の一部に見られる独特な集合住宅(群)です。
ですが・・・
それらよりももっとそれらしい、
現代人である私達のイメージどおりの「集合住宅」の中にも、
立派に世界遺産となっているものが、
実は、あるのです。
日本ではそれほど有名ではありませんが、
「ベルリンのモダニズム集合住宅群」
と、呼ばれるもの。
その数棟などは、
外観、敷地の景観、
まさに公団住宅タイプの「団地」にそっくり。
世界遺産であり、
かつ、私達のイメージにある集合住宅そのものです。
ここには6つの世界遺産登録された集合住宅が
集まっていますが、
建てられたのは主に1920年代後半から1930年代初頭に
かけてのこと。
当時、ドイツでは急速な工業化とともに、
都市に労働者が集中。
住宅不足や劣悪な住環境が問題となっていました。
それらを解決する手段として、
これら、
いわゆる郊外型の団地が計画されたのでした。
ちなみに、
1920年代後半から1930年代初頭にかけて、
といえば、
日本では、そのまま「昭和のはじめ」に当たります。
実はまったく同じ頃、
日本でも、住宅に大きな変革が起きていました。
有名な「同潤会」が、
次々と、
近代的な都市型集合住宅を完成させているのです。
いわゆる「同潤会アパート」がそれで、
すでにそのほとんどが取り壊されましたが、
「いまだその姿が記憶に新しい」
と、いう人も、
きっと、数多いことでしょう。
「ベルリンのモダニズム集合住宅群」が
世界遺産となった理由には、
歴史的意義、
設計者のそうそうたる顔ぶれ、
また、のちに世界の集合住宅の様式に
影響を与えた点などが挙げられるのですが、
それでも、
同潤会アパートからこれを見ると、
いわば「同期生」が、
栄光の世界遺産にかがやいているかたちです。
また、国際的にはともかく、
国内建築史において同潤会アパートが果たした意義も、
もちろん多くの人が知るところ。
取り壊されてしまった原宿の青山アパートなど、
やはり、
「もったいなかったな・・・」
ついつい、そんな感傷にひたってしまう方も、
少なくないのではないでしょうか。
当ブログに以前掲載した、
最後の同潤会アパート・「上野下アパート」の訪問記事です。
↓
http://www.owners-style.com/2010/02/post-14.html
オーナーさんの今後の課題のひとつ? 「災害用備蓄」について
2011年08月03日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
水曜日は「読者の声とお悩み」です。
今週は・・・
「先日、入居者の方と立ち話。震災の話になりました。
首都圏でも大地震が起きて、ライフラインの復旧が
長引いたりした場合、どんな備えがあると安心でしょうね?
と、問われ、答えに詰まりました。
思えばうちは自主管理です。物件は私の家の隣にあります。
もしものとき、入居者の皆さんが最初に頼りとするのは、
私なのかもしれません。
災害への備えとして何が必要か、急いで知りたくなりました」
との声です。
ちなみに先日、こんな報道がありました。
マンション大手の「大京」さんが、
「今年の10月以降、着工する10階建て以上の
中規模マンションのすべてに自家発電設備を導入」
するというのです。
目的は災害などによる停電発生時における、
エレベーターの稼動電源の確保だそう。
さらに、
家庭用ガスボンベなどの災害用備蓄品についても、
その内容を増強、
7月着工のマンションから標準装備とするほか、
既存物件にも順次追加するのだそうです。
また、
マンション管理会社「穴吹コミュニティ」さんでは、
この6月、
「1165棟の管理受託物件すべてに対し、
エマージェンシートイレキットの配布を進める」
と、発表しています。
もちろん、
こうした企業による動きだけでなく、
3月の震災を受け、
おそらくいま各地で、数多くのマンション管理組合の皆さんが、
災害用の備蓄をどうするかについて、
真剣に話し合っているにちがいありません。
賃貸住宅でも、
オーナーさんの中には、
ご自分だけでなく入居者を救うことも含めた「備蓄」について、
想いをめぐらしておられる方も
当然いらっしゃることと思います。
それに対しては、
いまは、震災直後ということもあり、
いわゆる「サバイバル情報」が、
世の中に大量に出回っています。
私もそれらを見て勉強中ですが、
そうした中からひとつ、
「参考になるな」
と、感じたものを紹介したいと思います。
東京都千代田区さんの「防災ホームページ」、
その中にある、
「72時間(3日間)サバイバルのために必要なもの/こと」
というコーナーです。
よい点は、
「阪神・淡路大震災のとき特に役に立った」
と、いわれるものに、
印をつけてくれているところ。
被災時への備えを考える上で、
経験者の声ほど、貴重なものはありません。
また、
備えておくべきものとして重要なのは、
実は「モノ」ばかりではないようです。
たとえば、
「電気、ガス、水道の主バルブ・主スイッチの遮断方法」
「災害用伝言ダイヤルの使用方法」
「クレジットカード番号、会社名」
などなど、
知識やデータの備えも、しっかりおこなっておくべきなのです。
このサイトを見て、
そういったことにも、あらためて気付かせてもらえました。
→千代田区防災ホームページ
「72時間(3日間)サバイバルのために必要なもの/こと」
そうなのか! 太陽光発電が予想以上の「節電」を生む理由
2011年08月02日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
世の中には論理やデータからはあれこれ想像できても、
実際に体験してみたり、
結果を見たりしないとなかなか判らないことが、
沢山あります。
たとえば、
「太陽光発電+オール電化」を導入した賃貸住宅の
入居者の光熱費・・・
買電、売電の差し引きの結果、
「黒字」
を獲得できるような入居者は、
「ごくわずかに留まる」
と、予想されていました。
しかし、
実際に多くの物件が建ち、入居者が生活し始めると、
そうでもありません。
「黒字を達成している入居者が意外にたくさんいます」
「うちの物件もです」
そんな話が、
予想を上回る数で、耳に入ってきています。
なぜなのでしょうか。
聞いてみると、
そのカギは、面白いところにありました。
「室内モニター」です。
太陽光発電が導入され、さらに入居者個人が売電の利益を
得ることが出来ることになっている物件では、
入居者はこのモニターを見て、
・今使っている消費電力
・太陽光発電で今、つくられている電力
さらには、
・買電量、売電量の様子
など、いつでもチェックができるのです。
これが「楽しくてしかたがない」のだとのこと。
そのため、皆、
ますます節電に力を入れてしまうのだそうです。
たとえば、その方法はといえば、
「朝食・昼食のための炊飯は、割安な深夜電力を使える
時間帯に終えておく」
「洗濯機や食洗機も、タイマーをセットし、
やはり、割安な深夜電力を使って動かす」
「様々な充電なども深夜におこなう」
(多くの場合、太陽光+オール電化導入に伴う
時間帯別契約が電力会社と交わされますので、
以上の工夫が有効になります)
「昼間は家電をなるべく使わず、売電に徹する」
「もちろん、家電のスイッチはこまめに切り、
コンセントもマメに抜く」
と、いったところ。
え・・・そんな面倒なことを本当にみんなやっているの?
と、思わず疑問も感じてしまいますが、
数値がはっきりと目に見えるモニターの威力は
とにかく絶大なのだそう。
多くの人が、これらの行為を
さほど無理なく、
自然な日常生活の一部としていくのだそうです。
ちなみに、私が思うに、
「結果の数値を月一回、紙で見せられる」
と、いったことでは
多分、同じ様にはいかないでしょう。
「いつでもすぐに、目の前に見られる」
ことこそが、
きっと大事なのだろうと思います。
その意味では、
太陽光発電+オール電化を導入していない家庭でも、
消費電力が目に見える室内モニターさえあれば・・・
やはり、
節電・省エネを楽しみながら続けることが
できるのかもしれません。
もちろん、
これらは賃貸住宅だけのことではなく、
一般個人の住宅でも言えることです。
なお、
東日本大震災および原発事故発生以降における
停電不安、
および国民的な節電の励行をうけての
今後の「オール電化」の展望については、
先日の記事、
「オール電化の賃貸住宅は、今後どうなるの?」
に、現在思うところを書かせていただきました。
よろしければ併せてご覧ください。