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浦安の読者オーナーさんに震災被害についてお尋ねしました.1
2011年08月09日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
東日本大震災の発生から5ヶ月が経とうとしています。
被害に遭われた皆様へ、
あらためて、心よりお見舞い申し上げます。
地震は、時と場所を選びません。
私達の暮らす首都圏でも、大規模な「直下型」などが、
いつ起きるかわかりません。
そうした時のためにも、
今回、私達の身近な被災者である、
浦安の読者オーナーさんお二人へ、お電話で詳しく取材。
貴重なご経験談と、アドバイスをいただきました。
二週にわたって紹介させていただきます。
両オーナー様、
ご協力ありがとうございます。
「オーナーAさんの場合」
●ご所有の賃貸住宅と、ご自宅建物の被害状況は?
賃貸住宅は外構の一部が傾いた程度。
入居者は今も居住しており、変わりない。
自宅は約30年前に在来工法で建てた木造一戸建て。
敷地の液状化により、建物が1度傾斜。
平衡感覚が少し変になる。つまり「健康被害」あり。
敷地は道路より30センチ沈下。
そのため駐車場にはコンパネ(合板)を置いて出入り。
4ヶ月経った時点でもそのまま。復旧していない。
地震発生時、大きな揺れはなかったが、
敷地が液状化したため、傾斜と沈下に見舞われたかたち。
水道、ガス、電気が1ヶ月使用できず、
日常生活が苦痛だった。
トイレが使えなかったことが特に・・・。
●地震保険への加入の有無、保険金の支払状況は?
地震保険には加入していた。地震による火災のリスクを
考えてのこと。
震災から1ヶ月後に保険調査員が来て、被害状況を判定。
一旦、「半損」とされ、
1週間後に保険金の50%が支払われた。
その後(6月)、社団法人日本損害保険協会が
液状化の場合の損害認定方法を新たに設定。
それが3月11日に遡って有効とされたため、
「全損」扱いとなり、保険金が100%出ることに。
保険調査員は、
「できるだけ多く保険金を出してあげたい」
というスタンスで、建物を見てくれた。
●保険以外には、どのような復旧対応をとられていますか?
ご苦労の点などは?
液状化への対応については、
地盤を改良し、建物の傾斜を戻す工事を行う予定。
しかし、整理された情報が無く、当初は困った。
インターネットなどで苦労して情報を集め、研究し、
さまざまな中から工法を選んだ。
費用は800万円。
家が建った状態での地盤改良はコスト高になることも
今回わかった。
国と市の被災者生活支援制度を組み合わせると、
地盤の復旧については200万円が支給される。
地震保険も全額下りることになったので、
それらのお金を費用に充てたい。
但し、工事会社が多忙。なかなか工事を始められない。
●今、困っていらっしゃること、
今後について不安に感じていらっしゃることは?
もしも今後また地震があれば、再び地盤が液状化して、
家が傾く可能性がある。
そうなった場合、半損(50%)や一部損(5%)扱いに
されると、修復の費用に間に合わない。
賃貸住宅に関しては、
今後、部屋が空いたあと、家賃をかなり下げなければ、
入居者が決まらなくなるかもしれない。
●首都圏のオーナーさんへアドバイスはありますか?
インターネットでの情報収集がとても有効だった。
また、たまたまお風呂に水をはったままだったので、助かった。
トイレや手を洗うのに使えた。水が無かったら大変だった。
お風呂には常に水をはっておくとよい。
防災対策グッズの準備(水、非常食、ライト、卓上ガスコンロなど)、
もちろん、地震保険への加入も。
いかがでしたか。
液状化による建物への被害からの復旧には、
多額の費用がかかることが、Aさんのお話からも判ります。
それでも地震保険への加入などが功を奏し、
Aさんはなんとか立ち直りへの足がかりを得ることができた
様子です。
来週は、もうおひと方、
「オーナーBさん」からいただいたお話を紹介いたします。
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