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川柳が描く江戸の長屋の暮らし その3
2011年09月22日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
先々週、先週と、
江戸の長屋の暮らしにまつわる川柳を紹介してきました。
今週は最後です。
こんな一句を紹介させていただきます。
「夕立に取り込んでやる隣の子」
暑い夏の午後。
突然の夕立が、江戸の下町を襲います。
連なる裏長屋の屋根も、
見る見る大粒の雨に濡れ、
井戸端会議のおかみさんたちは、慌てて洗濯物を取り込みながら、
外で遊んでいる子供たちを呼び寄せます。
自分の家の子も、
隣の家の子も、
みんな一緒に駆けてきて、
長屋の木戸をくぐります。
「うちの子」、「あそこの家の子」
関係なく、
皆、一緒に、近くの家に飛び込んで、雨宿りです。
なぜならば、
「うちの子」、「あそこの家の子」
彼らは皆、
元気な「長屋の子」なのです。
貧しい江戸の裏長屋での暮らしは、
譲り合いと頼り合い、
持ちつ持たれつの毎日のくりかえしでした。
病気になれば看病してくれるのは近所の人。
祝い事があれば近所総出で祝ってくれる。
近代的な社会保障の仕組みが整っていなかった代わりに、
小さく濃厚なコミュニティが、
そこではしっかりと機能していました。
「夕立」も、
おおげさに言えば、人々の生活を襲う自然災害のひとつです。
貧しい裏長屋の小さなコミュニティは、
この災害に対して、
「夕立に取り込んでやる隣の子」
という、
すぐれた危機管理のシステムをつねに備えていた
とも、いえるでしょう。
さて、以上、
三週にわたって、
江戸の長屋の暮らしとそれにまつわる川柳を
紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。
雑学いろいろコラム(木曜日の記事)│コメント(0)
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