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「免震」と「制震」 建物への負担を減らして地震に耐えよ! その1
2011年10月20日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
先週木曜日の記事では、
昭和初期の頃、
広く世間の注目も集めながら巻き起こった「柔剛論争」について、
お話しをさせていただきました。
併せて、
建物の耐震構造を実現する考え方として、
「柔構造」
「剛構造」
のふたつがあるということにも触れた次第です。
さて、その上で、
ここ最近、
こうした柔・剛の耐震構造に加えて、
「免震構造」、さらには「制震構造」という言葉を
よく耳にするようになりました。
どちらも建物の地震対策として、
いま、脚光を浴びつつありますが、
これらはそれぞれ、どんな仕組みをあらわす言葉なのでしょうか。
今週はこのうち、免震構造について、
簡単に説明してみたいと思います。
免震構造は、
実は、かなり古くから存在する建物の地震対策のひとつです。
その考え方は、
・地震のエネルギーを「免震装置」で吸収する
・そのことによって、柱や梁など、建物本体を
エネルギーを吸収する役割から(できる限り)解放する
と、いうものです。
言い方を変えると、
「建物と地盤とをなるべく『絶縁』させてやろう」
というのが、
この構造のねらいで、
「建物の下に転がる玉石を敷いておくのはどうか」
「丸太を敷き、並べた上に、さらに方向を変えた丸太を敷き並べる。
これを数段重ねにしておいた上に、建物を建ててはどうか」
など、
すでに百年以上昔から提案が行われ、
中には、半ば実験的ながら、
実際に建物が建てられた例もあったようです。
しかし、一般的な普及とともに、
「免震」、「免震構造」といった言葉が広く世間に知られるように
なったのは、ここ最近、
1980年代に入ってからのこと。
建物側の基礎と、地盤側の基礎との間に
「積層ゴム」を置いて、
建物と地盤の揺れとをできる限り絶縁させるという方法が普及し、
各メディア、広告などで、
たびたび採り上げられるようになりました。
免震構造の利点は、
建物があまり揺れないこと。これに尽きるといってよいでしょう。
堅固な剛構造によって耐震能力を高めた建築物であっても、
あるいは、
しなやかにゆれることによって破壊や倒壊を
免れようとする柔構造の建物であっても、
どちらも、地震の揺れに応じて、
建物も揺れてしまうことには変わりがありません。
しかし、
そこに免震構造が加えられた場合、
地震エネルギーの多くは、まず免震装置に吸収され、
建物まで伝わっていかなくなります。
揺れによる建物の損傷や破壊だけでなく、
その中にある人身・人命、
財産への被害も、
より大きく抑えることができるというわけです。
こうした免震構造ですが、
従来、導入には費用のかかることが難点のひとつとされてきました。
しかし、
コストダウンへの努力も徐々に実り、
よく話題となる大型建物だけでなく、
昨今は、
小規模な戸建住宅にも普及が進みつつあります。
よく知られた「積層ゴム」のほか、
「ボールベアリング」
「テフロン加工のスライダー」
あるいはこれらを組み合わせたシステム、など、
免震効果を及ぼす仕組みとして、
各住宅メーカーが示す提案も、いま、実に様々です。
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