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勝負の場所は不動産会社の「店内」? 勝つための準備をしっかりと その1
2011年11月09日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
水曜日は「読者の声とお悩み」です。
あっというまに秋も終盤です。
年が明けると、もう目の前に、
「賃貸住宅市場のピークの季節」
が、迫ってきています。
本日および来週水曜日は、
「年々厳しくなっていく環境。少しでも出来ることに努力したい」
と、おっしゃる、
逆風に負けない前向きなオーナーさんのために、
ある大切な心構えについて、
お話しをしたいと思います。
ある資料を参考にします。
アットホーム株式会社さんが去る6月に公表された
ニュースリリース、
「成約おめでとうアンケート」の調査結果です。
(→当該サイト)
現在の賃貸住宅市場において、
オーナーさんが心がけておくべき大切なポイントを
いくつか、
この内容から読み取ることができます。
そうした中から、
「自分の物件を知り、知ってもらうこと」
このことの大切さについて、お話しをしたいと思います。
どういうことなのか、
調査結果をひもといてみましょう。
見ると、アンケートの設問の中に、
部屋探しをした際、
「最初に利用した媒体と、最も役に立った媒体」
は、何か?
と、尋ねているものがあります。
最初に利用した・・・インターネットの検索サイト
もっとも役に立った・・・インターネットの検索サイト
と、答えた人がもっとも多いのは予想通りなのですが、
注目したいのは、
「もっとも役に立った・・・不動産会社の店内で得た情報」
との回答が、
興味深い数値を示している点なのです。
実は、
「最初に利用した・・・不動産会社の店内情報」
と、答えている人は、全体の9.2%に過ぎません。
すなわち、昔ながらの、
「飛び込みで不動産屋さん巡りをしての部屋探し」
というスタイルが、
もはや10人中1人にも見られないものとなっていることを
この結果は示しています。
ところが、
「もっとも役に立った・・・不動産会社の店内で得た情報」
と、回答した人の割合となると、
数値が跳ね上がり、28.0%になるのです。
これは何を意味しているのでしょうか。
実は、
「最初に利用した・・・インターネットの検索サイト」
と、答えている人は、5割を超えています。
そこで彼らの動きを想定してみると・・・
まずネットで、
気に入った物件を扱っている不動産会社を絞り込み、
訪問します。
さらにそこで、
担当者の話を聞きながら、
検討に入っていることが想像できます。
結果、
ネットで見つけた物件にそのまま決まるという場合も
あるでしょうが、
話を聞いて悩んだり、
内見してみたところ気に入らなかったり・・・
「似たような条件の物件、他にない?」
そんな質問が入居希望者から出るというのは、
十分に考えられることでしょう。
さて、
ここで重要になってくることが、
実は二つ、あるのです。
そのひとつは、
不動産会社の窓口担当者の次なるアクション。
つまりは上記質問への対応です。
そして、
さらに重要なもうひとつは・・・?
お話は来週水曜日に続きます。
家庭菜園付き賃貸住宅、人気を集めるかもしれません
2011年11月08日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
家庭菜園付きの賃貸住宅が
ちょっとした人気を集めているそうです。
そう耳にしたのは、かなり以前のこと。
ですが、
そのあと少しして東日本大震災が発生。
原発事故をきっかけとして
節電の呼びかけが始まり、
「緑のカーテン」が、
エネルギーの消費を抑えながら涼しく過ごすための
手段のひとつとして、話題になるなどしました。
また、
不順な天候による野菜高騰のニュースが聞かれるのも、
このごろは毎年のことのよう。
近年はいわゆる「エコ志向」もどんどん高まっていますから、
家庭菜園付きの賃貸住宅を求めるニーズは、
きっと、さらに増えていることでしょう。
家庭菜園は、
時折このブログでも紹介させていただくとおり、
私も、少しですがやっています。
上手に収穫できれば、もちろん家計の助けになりますし、
作物の世話をしたり、
成長を見守ったりすること自体が、
そもそも、とても楽しいものです。
しかし、
やはり欲しいのは、十分なスペース。
つまりは「地植えのできる畑」です。
ベランダなどにプランターを置いて、
野菜を作ろうとしても、なかなかうまくいかず、
私もそうですが、実際、失敗するケースが大半のようです。
敷地に家庭菜園用の畑がある分譲マンションや、
賃貸マンションも登場しています。
ですが、
その数はといえば、まだまだの様子。
先日、
「不動産・住宅サイト SUUMO」さんのフリーワード検索で、
「家庭菜園」を指定し、
関東の賃貸住宅を探してみましたが、
ヒットする物件は50件に届きません。
1階の部屋の外を専用庭ならぬ専用菜園にしたり、
オーナーさんがお持ちの、
物件近くの未利用地を無料で解放したり、
色々な手立てを講ずることで、「家庭菜園付き賃貸住宅」は
実現できそう・・・
そんな風にも思うのですが、
そもそも、
そうした選択肢にまだ気づいていらっしゃらないオーナーさんも、
数多いように思われます。
いかがでしょうか。
適当な土地・スペースさえあれば、
ほかに投資はさほど要りません。
家庭菜園付き賃貸住宅、
私自身は、
チャレンジし甲斐のある魅力的なものに感じています。
「賃貸住宅管理業者登録制度」は、いよいよ12月1日スタート! その1
2011年11月07日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
月曜日は「賃貸経営お役立ち情報」です。
以前にもこのブログで紹介させていただいた
「賃貸住宅管理業者登録制度」、
いよいよ12月1日に施行の旨、
国土交通省から発表がされています。
(→報道発表資料)
そこで、
今日と来週月曜日は、もう一度この制度について、
ひととおりのおさらいをしてみたいと思います。
【誰が制度の対象?】
制度の対象は、
賃貸人から委託を受けて賃貸住宅の管理事務を行う者、
または転貸することに伴ってそれを行う者。
すなわち、基本として、
賃貸住宅管理会社、さらにはサブリース会社です。
これらのうち、詳しくは、
「賃貸住宅管理業者登録規程」に定める
「基幹事務」のすべて、もしくはいずれかを行う者が対象と
なりますが、基幹事務とは、
・家賃、敷金等の受領
・賃貸借契約の更新
・賃貸借契約の終了
それぞれにかかわる事務のことをいいます。
なお、自主管理をされるオーナーさんは、
制度の対象にはなっていません。
【登録とは?】
制度の対象となる各事業者は、
国土交通省が整備する「賃貸住宅管理業者登録簿」
への登録を申請し、これが認められると、
登録を受けられます。
ただし、申請する事業者に「欠格要件」があると、
登録は受けられません。
欠格要件は、
「一定期間の過去における賃貸住宅管理業での不正行為」
など、いくつかが定められていますが、
詳しくは規程の本文をご覧いただくのがよいでしょう。
↓
(このリンク先の第6条をご覧ください)
【登録した事業者のメリットは?】
この制度では、登録を受けた事業者が守らなければならない
ルールが定められています。
もちろんのこと、このルールは、
賃貸住宅管理業者とかかわる賃貸人や賃借人の
利益の保護、
さらには賃貸住宅管理業の適切な運営、発展を目的として、
定められているものです。
その上で、登録を受けると、事業者名は公開されます。
その事業者が、「定められたルールに従う」ことを表明し、
なおかつ、欠格要件を備えることなく、
登録を受けられたということが、
公に明らかとなるわけです。
【登録事業者が守らなければならないルールとは?】
たとえば、オーナーさんにとって重要なものとして、
以下の四つがあります。
1.各書面の交付と説明の義務
・・・賃貸人に対する管理受託契約に関する
重要事項の説明、および書面の交付、など
2.財産の分別管理
・・・家賃等、賃貸人の財産を
事業者の財産などと分別して管理する義務
3.定期的報告義務
・・・賃貸人に対する、管理事務に関する
定期的な報告義務、など
4.賃借人の債務の算定の明確化
・・・債務の算定とは、主には敷金清算のこと。
トラブル防止のためのルールです。
いかがでしょうか。
以上に触れた「ルール」、
そのほか、制度についての具体的なこと、
また、
これらが守られることによるオーナーさんにとっての
メリットなどについては、
続けて来週、お話しをしたいと思います。
「武家の古都・鎌倉」 世界遺産への登録推薦が決定!
2011年11月04日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
去る9月22日のこと。
政府の世界遺産条約関係省庁連絡会議が、
「武家の古都・鎌倉」
について、
世界遺産への登録を推薦することに決定しました。
1992年に暫定リストに載って以来、約20年。
苦節20年を経ての決定です。
来年2月1日までに、
正式版の推薦書が、ユネスコ世界遺産センターへ提出されます。
同じく夏から秋にかけては、
ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)
による現地調査を受けることとなります。
2013年夏に開催される第37回世界遺産委員会での登録を
めざします。
「武家の古都・鎌倉」は、
下記の神社・寺院、遺跡、切り通しなどにより、
構成されています。
【神社・寺院】
鶴岡八幡宮
荏柄天神社
壽福寺
建長寺
円覚寺
瑞泉寺
称名寺
極楽寺
浄光明寺
覚園寺
鎌倉大仏
【遺跡】
若宮大路
永福寺跡
法華堂跡
東勝寺跡
北条氏常盤亭跡
和賀江嶋
仏法寺跡
【切り通し】
仮粧坂(化粧坂)
朝夷奈切通
名越切通
大仏切通
亀ヶ谷坂
この中には、私も見たことのないものがあります。
仏法寺跡です。
近いうちに、見に行ってみたいと思っています。
ところで、
少し以前には、上記の中に、
「一升枡遺跡」というものも載っていました。
14世紀前半頃の城郭遺構とされていますが、
その後、リストから外れたようです。
ここには先日、地図を見ながら向かってみたのですが、
場所は極楽寺奥の山の中。
近づくための道の入口すらわからず、
辿りつくことができませんでした。
地元の人によれば、
今は非公開、立ち入り禁止となっているそうです。
ちなみに、
大仏切通については、鎌倉市より、
「切通をふさいでいる倒木などがあるため、通り抜けできません」
とのアナウンスがされています。(10月7日 →当該サイト)
訪問を考えていらっしゃる方は、
その後の状況についてどうぞご確認、さらにはご注意を。
(鎌倉市・世界遺産登録推進担当 電話番号:0467-61-3849)
なお、
地元の研究家によれば、
有名な「釈迦堂口の切り通し」も、今後、上記に加わる
可能性があるとか。
岩をくりぬいた迫力満点の景観が、
よく知られています。
(ただし現在通行禁止。情報は→こちらのサイト)
日本の歴史上、
最も重要なターニング・ポイントは、
「武家政権の誕生」と、「武家政権の終焉・大政奉還」の
二つである。
と、井沢元彦さんが本に書かれています。
私もまったく同感です。
世界にも稀な文化である「武家文化」の発祥の地、鎌倉。
ぜひ、世界遺産になってほしいものです。
なお、今回推薦されたのは、鎌倉だけではありません。
「富士山」も一緒です。
日本の象徴のひとつである美しい富士山と一緒。
これも私としては、とてもうれしいことです。
鎌倉の稲村ヶ崎から江の島越しに見る富士山は、
絶景です。
今年大修理をうけて美しくよみがえった
建長寺の唐門です。
↓
お洒落な「コンクリート打ち放し」。元祖は日本にあった?
2011年11月03日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
「コンクリート打ち放し」
(うちっぱなし、と、よく発音されます)
と、いえば、
お洒落な建物の代名詞といっていいでしょう。
たとえば美術館、
レストランやブティック、
私達賃貸住宅オーナーにとってもっとも身近なところでは、
多くの「デザイナーズマンション」。
その美的でお洒落なセンスを主張するため、
しばしば、
「コンクリート打ち放し」を採用しています。
自宅を建てる際、これを選ぶ人もいます。
その多くは、
漫然と適当に選択したものではありません。
大抵の場合、
施主は、
自らの美的センス、あるいは生活スタイルを主張する
手段として、
コンクリート打ち放しを選んでいます。
いわゆるクリエイティブな仕事をしている人、
芸術志向のつよい建築家が自宅を建てる場合など、
見事なほどに、
コンクリート打ち放しが選ばれやすいことについては、
皆さんもたびたび
テレビの住宅紹介番組などでご覧になられるとおりです。
ところで、
このコンクリート打ち放し、
厳密に言えば、
「『コンクリート打ち放し』による、建物における美的な表現」
ですが、
これは、いつ、どこで始まったものなのでしょうか。
ちょっと考えると、
いかにもヨーロッパ・・・という感じがします。
それも、
家具や雑貨などで知られるとおり、
簡素ですっきりしたデザインを好む、北欧あたりの
イメージでしょうか。
しかし、
実は、この美的表現、
「始まりは日本にあった」との見方が有力です。
ただし、
手がけたのは日本人ではありません。
チェコ出身の建築家、アントニン・レーモンドという人です。
1919年に来日して以来、日本での活躍が大変長く、
「日本の建築家のひとり」
と、言ってもいいほどの人物です。
このレーモンドが、
1924年に日本に建てた自邸こそが、
現在、我々の目の前に数多く見られる、
「『コンクリート打ち放し』による、建物における美的な表現」・・・
これを最初に実現させたものと見る人が、
専門家、一般の建築ファン問わず、
多数、存在しています。
そのポイントは「壁」です。
現在、私達の身のまわりには、
繰り返しますが、コンクリート打ち放しの建物が無数に
建っています。
そこで思えば、
これらのほとんどいずれもが、広くとられた外壁における、
コンクリートそのものの肌が醸し出す風合いを
前面に押し出しています。
すなわち、
伝統的な素木(しらき)の壁や土壁と、感覚は同じです。
素材そのものの美を
主に壁の「面」をもちいて、展開させているのです。
こうした表現を
確信をもってコンクリートの建物で行った、
その最初の挑戦こそが、日本のレーモンドの自邸である。
現在、ほぼ認められている見解といっていいでしょう。
可塑性の高い(自由に形を決められる)コンクリートで、
建物の新しい美を模索しようとする近代以降の探求は、
レーモンドの仕事以前に、
ヨーロッパなどで、すでに始まっています。
しかし、
コンクリートに木肌や土のような素材美を発見し、
それを素直に、
建物の「面」に表現するというやり方を実行、
世に問うたのは、
知られるかぎり、レーモンドが初めてです。
このレーモンドの革新に、
当時、世界が驚きましたが、
もちろん、
地元である日本での影響については、
ただならぬものがありました。
以降、
ご存知のとおり、日本の建築家にとって、
コンクリート打ち放しは、美とセンスを表すための
まさに「定番」です。
また、
芸術的な面だけではありません。
精巧な型枠づくりなど、
コンクリート打ち放しにかかわる施工技術全般についても、
日本は、その品質面において、
他国を少なからずひきはなしているものと思われます。