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今年とても心配したこと。鎌倉のヤモリの激減
2011年12月09日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
今年とても心配したことのひとつ、
それは、
鎌倉のヤモリの激減です。
例年であれば、
6月から9月頃にかけて、夜、鎌倉駅から私の家までを歩くと・・・
建物の壁など、
小町通りの街灯に照らされたあちらこちらにヤモリを発見。
大抵、10匹くらいは数えられました。
ところが今年は、なぜなのか。
ほとんどその姿を見かけることができません。
そのうちある時、気付いたのです。
「そういえば今年は虫が少ない!」
ヤモリの餌となる街灯に群がる虫も、どうやら今年は
激減していた様子。
こちらも見かけることがあまりありませんでした。
どうも、
何かの異変が、今年は起きていたようです。
そんな妙な雰囲気に鎌倉がつつまれていた秋口の夜、
銀座のオフィスのエントランス、
自動ドアの内側で、
私はヤモリの子供を見つけました。
体長は5センチくらいです。
繁華な中心部から少し外れているとはいえ、
「銀座にもヤモリがいるんだ・・・」
と、思わず感動。
早速捕まえて、外の植栽の陰に逃がしてやりました。
そのあと、私は電車に乗って鎌倉へ。
すると、
駅西口にほど近いビルの白い壁に・・・また見つけました。
高さ1メートルくらいのところ、
やはり5センチくらいの子供のヤモリがいます。
思わず捕まえ、手にとって眺めました。
ひと晩に二度もヤモリに触れるなど、
さすがに初めてのこと。
なんとも「ヤモリづいていた」その日でした。
「ヤモリや虫たちがいつまでも元気な鎌倉でありますように」
そう祈るほかありません。
(昨年夏に書いたヤモリの不思議な能力についての記事も
よろしければぜひご覧ください→ 当該記事)
かつて私達の生活をかたちづくるもののひとつだった・・・「竹」の話
2011年12月08日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
先週にひき続いて、「竹」のお話です。
前回は、
私達の暮らす住宅など、建物をかたちづくる建材、
あるいはそれらの装飾として、
かつては、
竹が今よりも豊富に見られていたことについて、
お話しをさせていただきました。
ですが、
それ以上に「竹」が身近だったのは、
やはり、
普段の生活の中で使われる道具としてでしょう。
まず、
竹のザルと、カゴ。
ひと口にザル、カゴと言っても、
用途に応じてその形や呼び名も色々です。
台所で水切りに使われる「菜ザル」、
米を扱うときの「米揚げザル」、
麺類を盛りつける「盛りザル」、
古くはどこの家にも見られた、定番でした。
洗った食器の水を切る「茶碗カゴ」、
ご飯を保存しておく「飯(めし)カゴ」、
衣服をしまっておく「行李」、
さらには、「クズカゴ」。
これらは多くが竹でつくられていた生活用具です。
家の外へ出てみましょう。
まず「竹箒(ぼうき)」。
これはいまもよく見られます。
結構な数が生き残っているかもしれません。
では、
地面の枯葉などを集める「熊手」はどうでしょうか。
道具としてよりも、
今は、
酉(とり)の市で買い求める縁起物としてのほうが、
私達にとっては身近だったりするかもしれません。
そして、
かつてはどこにでもありました。
家の外の、
もっともそれらしい竹の道具といえば・・・
「物干し竿」。
ですが、
竹製のものは最近、ほとんど見ることが出来ません。
こうして並べてみると、
竹製品は主にプラスチック類によって駆逐され、
私達の目の前から消えていったことがよくわかります。
そうした意味で象徴的なのは、団扇(うちわ)の骨でしょうか。
竹そっくりのしなり方、重さで、
プラスチックが見事な代役をつとめています。
ちなみに、
そんな様子ですから、
「竹」をつかった古い言葉も、
私達の周りから次第に消えていきつつあります。
「竹馬の友」
「破竹の勢い」
あたりは、まだ多少目にしたり耳にしたりしますが、
「木に竹を接ぐ」
「竹屋の火事」
と、なると、
若い人は、その多くが、
意味を知らないのではないでしょうか。
賃料の相場を足で知る。適正な賃料も足で知る? その2
2011年12月07日賃貸住宅の魅力を高めそうな冬でも「使える!」エアコン
2011年12月06日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
日頃、
賃貸住宅の経営に役立つ様々な設備について、
調べたり、取材したりすることの多い私達ですが、
近年の「エアコン」の進化には、
本当に感心させられるものがあるといっていいでしょう。
注目は、その多機能化です。
エアコンの主たる目的は、もちろん夏の「冷房」。
そこに加えて「暖房」、「除湿」
以上が基本ですが、
現在はさらに機能が上乗せされて、
「除菌」
「消臭」
「換気」
あるいは、肌や髪の健康のための「加湿」機能、
機械が自ら内部を清掃する「自動掃除」機能など、
まさにいたれりつくせりです。
こうした各種の機能のほか、
最近よく耳に入るのは、
「冬もエアコン」と、いったキャッチフレーズです。
もちろんエアコンは、
以前から冬の暖房にもつかわれてきましたが、
大抵は、
その主役ではありませんでした。
エアコンを暖房に使うと、
「電気料金がかさんでしまう・・・」
そんなイメージがつねにつきまといました。
特に、この春の震災をきっかけとして、
「節電」の年となった今年、
「エアコンでの暖房など、ますますもってのほかだ」
そう考えていらっしゃる方が多いことが、
石油ストーブの売上げ急増を報じるニュースなどからも
うかがわれます。
しかし、現在、
年を追うごとに省エネ性能を高めているエアコンにあっては、
電気料金の悩みは、
そろそろ過去のものとなりつつある様子です。
ある統計によれば、
1995年にくらべ、2009年では、
エアコンでの暖房にかかる電気料金が6割以下程度にまで
下がっているとのこと。
加えて、
最新型のエアコンでは、
高性能なセンサーの搭載、高度な気流制御機能によって、
人のいる箇所だけに集中して温風を送ったり、
床面付近、
つまり足元を中心に部屋を暖めたりするといった
効率的な運転も可能となっています。
売り上げ急増・・・とはいえ、
石油ストーブにはつねに火災の危険がつきまといます。
「物件内では使用禁止」
さらには、今後もそれを続けたい、と考えていらっしゃる
オーナーさんは、
やはり少なくないでしょう。
そんな折、
物件に付属のエアコンがそろそろ古くなってきた・・・という
場合など、
ぜひ、上記に紹介したような最新機能の付いた機種を
検討してみてください。
もちろん機能の少ないものにくらべて
投資は必要ですが、
省エネ・環境・健康、
そして安全に敏感な、多くの入居希望者への
アピールポイントとして、
より効果が期待できるはずです。
「賃貸住宅の賃料が下がっている」 しわよせが礼金に?
2011年12月05日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
月曜日は「賃貸経営お役立ち情報」です。
先週月曜日は、
「賃貸住宅の賃料が下がっている」といわれる中、
統計によれば、
現場実感とは違う意外な結果が出ていることについて、
お話しをさせていただきました。
いわゆるミニバブル期の大量供給が尾をひいているとも思われる
東京・神奈川の「マンション」に関しては、
確かに、少なからず下落。
しかし、
それ以外では目立った賃料の下落が見られません。
それどころか、
埼玉と千葉の「アパート」では、
わずかながら賃料の上昇(!)が見られるという、
まったく意外な結果が浮かび上がっています。
では、そのことと、
現場実感との違いにおける「差」の正体とは、何なのか?
先週の記事では、
・契約賃料の値引き(募集賃料との乖離)
・フリーレントによる実質的な賃料の値引き
・賃料値引きを避けるかたちでの礼金、敷金の減額
こういった現場での実情が、
多くのオーナーさんに賃料の下落を実感させ、
ひいては統計との印象差を生んでいる可能性について、
指摘をさせていただいたところです。
そこで、
今週と来週は、
上記のうち、「礼金」および「敷金」について、
参考となる統計をご紹介することといたしましょう。
(出典:株式会社ネクストさんのHOME'S首都圏レポート)
まず、
下のグラフをご覧ください。
首都圏における「賃貸マンション」の礼金額の推移です。
このとおり、1都3県に例外なく、下落の一途といって
いいでしょう。
特に東京では、2008年1月から2011年後半にかけ、
約1.3ヶ月分→約0.7ヶ月分と、大幅な下落が見られます。
では、
アパートの場合はどうでしょうか。
ご覧のとおり、
下落の続いている東京、
これにおおむね沿った動きを見せる神奈川に対して、
埼玉・千葉のここ一年ほどにおける上昇・回復が特徴的です。
ということは・・・
埼玉・千葉の両県では、
礼金は現在、「もらいやすく」なってきているのでしょうか?
実はそうではありません。
そのカラクリは、以下の二つのグラフをご覧になっていただくと、
ひと目でわかります。
まず、首都圏の賃貸マンションにおける「礼金ゼロ」物件の
比率の推移です。
次には、
賃貸アパートでの同データです。
ご覧のとおり、
埼玉・千葉の賃貸マンションでは、
今年の春頃以降、
礼金ゼロ物件の割合が50%以上、つまりは半数を超える状態が
続いています。
千葉県の賃貸アパートにいたっては、
すでに2009年の段階から、ほんの一時期を除いて、
過半数が礼金ゼロ。
埼玉県のアパートも、千葉とおおむね似た状況。
そういった現状です。
ちなみに、
念のため他社さんのデータをひろってみたところ、
たとえばアットホーム(株)さんの公表されているものでは、
2010年における首都圏での統計(賃貸マンション)として、
・礼金ゼロ物件 約30%
・同1ヶ月 約55%
・同2ヶ月 約15%
と、いった数値が上がっています。推移は下のグラフをご覧ください。
ただし、
これはあくまで首都圏全体の平均値です。
礼金ゼロの物件の割合が低い東京都内の物件数が
比率上高いことによって表れている数値と、
推測できます。
すなわち、
いまや賃貸物件の半数以上に礼金が無い埼玉・千葉を中心に、
「礼金」については、
その存在があたりまえであった過去の常識自体が、
崩れようとしています。
その波は、神奈川へ、東京へと、
今後さらに及んでいく可能性が高いものといえるでしょう。
なお、付け加えると、
礼金は、あくまでオーナーさんへの「礼」金であると、
通常、理解されていますが、
ご存知の皆さんも多いように、
現実としては、
仲介をする不動産会社へ、
広告費としてこの分が充てられることも少なくありません。
よって、
こうしたケースで礼金ゼロを選択した場合、
オーナーさんには、
広告費の負担だけがそのまま残されてしまうことにも、
留意が必要です。
来週は引き続き、
「敷金」について検証してみます。