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今年の鎌倉の紅葉。きれいなのは南側に山のあるところ?
2011年12月02日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
紅葉の季節になりました。
「え?もうとっくにそうなのでは・・・」
と、言われてしまいそうですが、
鎌倉では、温暖な気候のため、
例年12月の上旬あたりが、紅葉の見頃です。
ですが、今年は・・・
前に、この「鎌倉大家日記」にも書かせていただきました。
9月に関東地方など各地を襲った台風15号が、
相模湾の海水を巻き上げ、
猛烈な横風とともに、
鎌倉の街に浴びせかけたのです。(→当該記事)
木々に降り注がれた塩分が、
浸透圧の作用によって葉の水分を奪ったとのことで、
カエデ、イチョウ・・・
その多くが枯れ落ちたり、
変色したりしてしまいました。
さらに、
生き残った葉も、弱っていたようです。
台風後、
温暖な日々が続いたことも影響したのか、
やはり茶色に変色し、
チリチリになるなどしています。
とても残念です。
ですが、
被害の少なかったところもありました。
海水を含んだ風は、当日、南側から吹きつけました。
何らかの障害物が、
それをブロックしてくれたような場所です。
そこで、
ご近所さんのお話では、
「南側に山のあるお寺の紅葉は、大丈夫では?」
とのこと。
ちなみにそれらを挙げてみると、
瑞泉寺
報国寺
明月院
浄智寺
海蔵寺
建長寺
円覚寺の奥の方・・・など。
私はこれらをまだ見て回ってはいませんので、
定かではありませんが、
ご近所の方、
多分、希望も交えて、そんなお話しをされていました。
なお、
例年見事に紅葉する北鎌倉の円覚寺の門前のカエデ。
毎朝、
通勤の電車の窓からこれを見ています。
葉は残っているのですが・・・
やはりどうも、色が冴えないようです。
一方、
珍しいことも起きています。
現場はうちの小庭です。
台風で葉を落とされたあと、
先ほども触れたように温暖な日々が続いたこともあって、
植木達が、
「春が来た」と、勘違いしているのです。
百日紅(さるすべり)は新芽をたくさん伸ばし、
鉢植えの梅と、
地植えのカイドウは、数輪ですが花を咲かせました。
秋に梅とカイドウを見る。
なんだかとても得をした気分です。
かつては家をかたちづくるもののひとつだった・・・「竹」の話
2011年12月01日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
今日は「竹」のお話です。
私達の古い住まいをかたちづくっていた、
建材、家の装飾、
その中から、
いまや完全に消えてしまいつつあるといえるのが、
「竹」
ではないでしょうか。
現在の建物・住宅に、竹はなかなか探し出すことができません。
昔は、
粗末でわびしい家、
あるいは、
そうではありながらも、どこか趣ありげな人が住んでいそうな
小さな住まいのことなどを形容して、
「竹の柱にかやの屋根」
などと、言うこともありました。
しかし、
これは今やほぼ消えてしまった言葉のひとつ。
知る人も年々少なくなっていく一方でしょう。
昔の住まいの中のどんなところに
竹が見られたか、
いくつか、挙げてみます。
まず室内では「天井」。
たとえば割り竹などで編み上げた、いわゆる「簀の子」天井は、
囲炉裏の煙を通し、逃がしてやる機能の面で、
板張りよりも効果的でした。
「床」
丸竹を編むなどして、床にします。
ただし、このやり方はとても古く、近世に入ってからは
あまり見られなくなったようです。
技術が進んで、板材が得られやすくなったためでしょう。
「窓」
今これがよく見られるものといえば、主に茶室です。
竹の連子を縦横にならべるなどしつつ、
その配し具合によって、光や影を演出します。
次に、
家の外へ向かってみましょう。
まず「縁側」。
家の中と外との境界の曖昧な部分を情緒深いものとするため、
竹を編んだり、並べたりした「竹縁」が
つかわれることがありました。
さらに「犬矢来」。
祇園の街角などでこれを目にするたび、
「京都に来たなあ」と、感じられる方も多いのでは。
建物の外壁を守りつつ、
家の趣きばかりか、町並みの風情までをも演出します。
「竹垣」
言うまでもありません。
光悦垣、建仁寺垣、銀閣寺垣・・・
実用と芸術が融合した、
「竹の住まい」における美の真骨頂です。
いかがでしょうか。
ほかにも
冒頭に出た「竹の柱」や、屋根裏の垂木、雨樋など、
家の内外問わず、
竹の活躍する場所はいくつもありました。
建物が建てられた場所や、
住む人の地位・立場・趣味などによって、
いろいろと違いはありそうですが、
昔の日本人の暮らしは、おおむね今以上に、
豊富な「竹」に囲まれていたようです。