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かつては家をかたちづくるもののひとつだった・・・「竹」の話
2011年12月01日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
今日は「竹」のお話です。
私達の古い住まいをかたちづくっていた、
建材、家の装飾、
その中から、
いまや完全に消えてしまいつつあるといえるのが、
「竹」
ではないでしょうか。
現在の建物・住宅に、竹はなかなか探し出すことができません。
昔は、
粗末でわびしい家、
あるいは、
そうではありながらも、どこか趣ありげな人が住んでいそうな
小さな住まいのことなどを形容して、
「竹の柱にかやの屋根」
などと、言うこともありました。
しかし、
これは今やほぼ消えてしまった言葉のひとつ。
知る人も年々少なくなっていく一方でしょう。
昔の住まいの中のどんなところに
竹が見られたか、
いくつか、挙げてみます。
まず室内では「天井」。
たとえば割り竹などで編み上げた、いわゆる「簀の子」天井は、
囲炉裏の煙を通し、逃がしてやる機能の面で、
板張りよりも効果的でした。
「床」
丸竹を編むなどして、床にします。
ただし、このやり方はとても古く、近世に入ってからは
あまり見られなくなったようです。
技術が進んで、板材が得られやすくなったためでしょう。
「窓」
今これがよく見られるものといえば、主に茶室です。
竹の連子を縦横にならべるなどしつつ、
その配し具合によって、光や影を演出します。
次に、
家の外へ向かってみましょう。
まず「縁側」。
家の中と外との境界の曖昧な部分を情緒深いものとするため、
竹を編んだり、並べたりした「竹縁」が
つかわれることがありました。
さらに「犬矢来」。
祇園の街角などでこれを目にするたび、
「京都に来たなあ」と、感じられる方も多いのでは。
建物の外壁を守りつつ、
家の趣きばかりか、町並みの風情までをも演出します。
「竹垣」
言うまでもありません。
光悦垣、建仁寺垣、銀閣寺垣・・・
実用と芸術が融合した、
「竹の住まい」における美の真骨頂です。
いかがでしょうか。
ほかにも
冒頭に出た「竹の柱」や、屋根裏の垂木、雨樋など、
家の内外問わず、
竹の活躍する場所はいくつもありました。
建物が建てられた場所や、
住む人の地位・立場・趣味などによって、
いろいろと違いはありそうですが、
昔の日本人の暮らしは、おおむね今以上に、
豊富な「竹」に囲まれていたようです。
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