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「賃貸住宅の賃料が下がっている」 しわよせが敷金にも?
2011年12月12日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
月曜日は「賃貸経営お役立ち情報」です。
先週月曜日は、
礼金の減少について、お話しをしました。
本来ならば賃料の下落となるはずの部分を
フリーレントや、
あるいは礼金の減額、廃止が吸収している例も
多いのではないか?
(もちろん募集賃料と実際の成約賃料との乖離が
広がっている可能性もありますが)
そんな想定も踏まえて統計をひもといてみたところ、
埼玉・千葉ではいまや賃貸物件の半数以上に礼金が無く、
その波は神奈川、東京へと、
今後、さらに及んでいく気配をみせていることが
判りました。
では、
「敷金」については、どんな様子なのでしょうか。
敷金は、礼金とは性格が違います。
おいそれと、安易に減らすわけにはいきません。
物件の損耗(内、入居者負担となる部分)の回復や、
未払い賃料が生じた場合の補填など、
これらのための保証金としての意味合いが強いため、
敷金の減額は、
オーナーさんにとって、
リスクが増えることとの引き換えになります。
しかし、この敷金が、
「減った」
「減らさざるをえない・・・」
そうしたオーナーさんの声をよく耳にするのです。
そこで今週も、
いつもお世話になっている株式会社ネクストさんの
「HOME'S首都圏レポート」
をひもといてみたいと思います。
まず、賃貸マンションの敷金です。
その推移をご覧ください。
続けて、賃貸アパートの敷金もご覧ください。
いかがでしょうか。
どちらも、
「ここ3年以上にわたって、総じて右肩下がり」
の様子が示されています。
また、興味深いところとしては、
東京の平均値が低く、
特に、東京のマンションでは下落幅も大きい点が
目をひきます。
先週の礼金では「強かった」東京ですが、
敷金の場合、そうではないのでしょうか?
そこで、次のグラフです。
敷金ゼロを英断(?)する物件が増え続けています。
まず賃貸マンションをご覧ください。
1都3県そろっての右肩上がりで
その数が増えており、
特に、今春あたりからの増加が顕著です。
さらに、賃貸アパートです。
神奈川、埼玉で2割ちょっと。
千葉では3割前後が、現在、敷金ゼロ。
リスクを負いつつも、
入居者募集の方により力を注いでいる様子が
窺われます。
なお、先ほどは敷金の安さが目をひいた東京ですが、
ゼロ物件の比率は、
ご覧のとおり、他より少なくなっています。
「敷金は預からせてもらえるが高くは望めない」
と、いった段階でなんとか踏みとどまっている現状が、
ここからは窺えるようです。
別の集計元による統計も見てみましょう。
下はアットホーム(株)さんのデータです。
敷金として賃料2ヶ月分を維持できている物件が
まだ4割以上あることとなっています。
ゼロ物件は、1割未満です。
ただし、
これは首都圏全体の平均値。
敷金ゼロの物件の割合が低い東京都内の物件数が
比率上高いことによって表れている数値とも、
推測できます。
以上。
かつては「2ヶ月分」がほぼ常識だった敷金ですが、
もはやそうではなくなっています。
一方で、
物件の原状回復におけるオーナーの費用負担分が
段々と増えていく傾向についても、
皆さんご承知のとおりです。
収入と投資、そのバランスをしっかりと確保しながら、
増えてゆくリスクへの備えも厚くする。
未来を見据えた賃貸住宅経営が、
ますます求められる昨今です。
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