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震災で話題になった東京駅の「天然スレート屋根」のこと その2
2011年12月22日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
今日は先週のお話の続きです。
3月に発生した、あの東日本大震災。
これが、
東京駅の屋根を覆っていた天然スレートに、
思わぬ大きな被害をおよぼしてしまいました。
ただし、
その現場は東京ではありません。
遠く宮城県の三陸沿岸、石巻市でのこと。
一体どういうことだったのでしょうか。
実は、
復元工事が始まる以前まで、東京駅の屋根に載せられていた
天然スレート、
内、約6万5千枚が、
そのとき、宮城県石巻市にあったのです。
これらは、もともと宮城県産。
工事の開始をうけて、一旦「里帰り」していました。
地元の会社で、
復元後の東京駅でもひきつづき使用できるものが
より分けられ、
清掃を経て、順次、東京へUターン。
その過程で、まだ石巻に残っていたものが、
保管されていた倉庫ごと、
あの巨大な津波に流されてしまいました。
しかし、
会社では社長さん以下、へこたれず、
2週間をかけてこのうち約4万5千枚を回収。
海水に浸かったことで、変質が起きていないかが
心配されましたが、
詳しい調査の結果、
最終的にはこのうち約4万枚が、
「生まれ変わる新たな東京駅の屋根でも使用可能」
と、判断されました。
先週もふれたとおり、
天然スレートで葺く屋根というのは、
もともとヨーロッパ伝統のもの。
近代に入って、
主に、いわゆる「西洋館」を建てるために、
日本でもこれが普及し始めました。
天然スレートは、
これも先週ふれたとおり、
「硯」をつくるためにも使われます。
産地は日本各地に散らばっていますが、
品質の違いがあったのでしょうか、
屋根に使われるものといえば、
東北・宮城県の三陸沿岸、
および、
その付近のものばかりが、流通していたとも
言われています。
今回、
復元が待ちどおしい新しい東京駅の屋根には、
このよみがえった約4万枚のほか、
宮城県石巻市雄勝産の新材、約1万5千枚。
さらには、
国産では間に合わない不足分を埋める助っ人として・・・
遠くスペイン産の天然スレートが
使われるということです。
ちなみに、この話、
ちょっとロマンティックな感じもします。
慶長18年(1613)、
あの伊達政宗の命を受け、
主にスペインとの交渉のため、太平洋に向かって旅立った、
支倉常長ら「慶長遣欧使節」。
彼らが出帆したその場所こそ、
いまの宮城県石巻市にある小さな浜辺でした。
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■ お知らせ ■
いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
弊社年末年始休暇等に合わせ、
当ブログは今週23日(金)より、1月4日(水)まで
お休みとさせていただきます。
どうぞよいお年をお迎えください。
よろしくお願い申し上げます。
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