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津波の経験豊富な鎌倉。災害対策ではつねに「想定外」を忘れずに
2012年01月06日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
年が明けました。
ですが、決して忘れることは出来ません。
東日本大震災の発生から、まだ一年も経ってはいません。
多くの人々の命や財産を奪ったあの大きな津波。
高さは、
陸前高田が最大で15.8メートル
福島第一原発、13.1メートル
仙台空港周辺、12メートル
石巻港、5メートル
あらためて感じるそのすさまじさです。
そして思えば、
私の住む鎌倉も・・・
実は、
これらに匹敵する巨大な津波に、過去、
何度も襲われています。
相模湾を震源地とする関東大震災では、
鎌倉に押し寄せた津波の高さ、
8メートル程度。
さらに過去へさかのぼると、
鎌倉大仏を覆っていた大仏殿を倒壊させたといわれている
室町時代後期(1498年)の明応地震、
約11.2メートル。
江戸時代中期(1703年)の元禄関東地震では、
約10.5メートル。
さらに、昨年末近くのこと。
神奈川県の「津波浸水想定検討部会」は、
巨大地震が起こった際の津波による浸水について、
1605年の慶長地震をモデルに想定、
「鎌倉市域で14.4メートル」
など、新たな数値を報告しました。
県ではこれをうけて、浸水予測図案を公表。
各自治体と、
ハザードマップの改訂に向けて協議をすることと
なったそうです。
さて、そうなると・・・
海抜12メートルくらいに位置する私の家。
(「Google Map 標高」で調査)
ますます深刻な気分です。
小庭に建つ物置の中に、防災グッズを置いてあったのですが、
(大半がキャンプに使うものとの兼用品ですが)
今回の報告を知り、
これらを早速、2階に移動させた次第です。
もちろん、
2階であっても、さらに高い場所であっても、
建物ごと津波に流されてしまえばすべておしまいです。
ですが、そこは安易にあきらめず、
手をつくしておきたいところ。
私の防災グッズは、私の家だけでなく、
私のアパートの入居者の皆さんのための防災グッズにも
なる可能性があります。
地べたに近い位置にある物置にくらべれば、
わずかながら・・・ですが、
これらがたすかる確率も高まるでしょう。
家から程近いところに、海抜90メートルの源氏山があります。
頂上までの距離は400メートルくらいです。
もっと近くには、
鉄筋コンクリート造のマンションもあります。
3階建てです。
「いざ、津波!」
と、いう際の避難場所として、普段からこれらに
目星をつけています。
ところで、
津波の高さが14.4メートルだからといって、
「では、標高20メートルの位置にあるものは流されないのか?
水には浸からないのか?」
と、いえば、
決してそうではありません。
場所によっては、
押し寄せた津波が陸地の斜面をさかのぼる「遡上」現象が
起こります。
東日本大震災での「遡上高」を見ると、
岩手県宮古市の姉吉地区で38.9メートル
同じく田老地区、37.9メートル
陸前高田、21.5メートル
気仙沼、20.6メートル
にまで海水が達したとのこと。
想定される数値を見たら、
次には必ず、「想定外」がありうることに考えをめぐらせるべき。
そのことの大切さを教えてくれるものであるように
感じられます。
なお、下記のサイト、
国土地理院の「10万分1浸水範囲概況図」で、
東日本大震災での津波による浸水範囲の概況を
知ることができます。
↓
http://www.gsi.go.jp/kikaku/kikaku60003.html
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