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東京駅を百年支えた「松」の話
2012年01月12日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
木曜日は「雑学いろいろコラム」です。
前回までにひきつづき、
復元工事の進む東京駅・丸の内駅舎についてのお話です。
この大規模な工事の途中、
建築関係者などの間で、あることが話題となりました。
駅舎の地下から、
沢山の「松杭」が出てきたのです。
松杭・・・
文字通り、松の木でつくられた杭です。
1万本以上が、
建物を支えるために使われていました。
今回「発掘」されたものを見ると、
その多くが、
いまだ腐ったり割れたりせず、
しっかりと機能を果たしていたのだそうです。
ちなみにこれらの松杭は、
あの関東大震災の揺れも経験しています。
大正3年の竣工以来、
巨大な東京駅を土の中から守り続けてきた、
偉大な陰の功労者達でした。
現在、東京駅の建つ東京・丸の内といえば、
古くは海の一部、
あるいはそれを囲む低湿地であったことが
知られているところです。
時は徳川家康が江戸に入る以前のこと。
「日比谷入江」とよばれる狭い湾が、
深く陸地に切り込みながら、この付近まで
達していました。
入江はいまの銀座のあたりを半島状の砂洲とし、
一方では皇居、
過去には江戸城がのっていた広い台地を
海辺に接する緑の丘とさせながら、
両者にはさまれつつ、佇んでいたそうです。
やがて、
この日比谷入江は、
江戸の街づくりのため、埋め立てられます。
ですが、なにしろ元は海。
あるいは海辺の湿地だったのです。
必然のこと、
日比谷、丸の内といった辺りは、
現在もなお、
地盤がとてもゆるい地域として知られています。
そうした場所にあって、
松杭は、
ほぼ100年近くにわたって、
東京駅を地下から支えつづけてきたわけです。
ご存知のとおり、松の木は、
ヤニを多く含んでいるため、
水にさらされても腐りにくい性質を持っています。
そのため、
こうした仕事に重宝されました。
なお、
今回の東京駅の復元工事は、
復元工事であると同時に、
未曾有の規模の「建物免震化工事」でもあります。
松杭は取り除かれてその役目を終え、
代わって地下には、
大規模な「地下躯体」というものがつくられるとのこと。
この地下躯体と建物地上部との間には、
たくさんの免震装置が置かれ、
今後発生する大小の地震の揺れから、
私達、
駅利用者を守ってくれるということです。
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