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空室だらけの街で建て替えを成功させたオーナーさん
2012年04月17日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
以前に取材をさせていただいた、あるオーナーさんのお話です。
それはもう二十数年前のことなのだそう。
ある郊外の街に、大学の大きなキャンパスが
移転してきました。
すると当然、
たくさんの学生さんが暮らすための部屋が必要となります。
大学側も「建設を!」と呼びかけたそうです。
街には学生さん用のアパートが、
一気に建ち並びました。
結果、
「どこも満室」という状態が、その後ながく続いたのです。
ところが、
やがて景気低迷の時代がやってきました。
大学へは自宅から通う学生が増加。
さらに少子化の影響もあったかもしれません。
部屋を借りる学生さんの数は激減。
どのアパートも空室だらけに・・・。
そして競争がますます過熱していきました。
ついには、
標準的な、築20年を超える20㎡前後の1Kの部屋など、
その多くが、
なんと賃料2万円台に・・・!
それでも借り手がつかず、空室が長引いてしまうという
悲惨な状況が、
この街のオーナーさん達を襲いました。
すると、
オーナーさんの側も次第に意気消沈。
物件の修繕やリフォームに積極的になれない人が増え、
街には、汚れ、くたびれたアパートばかりが
目立つようになっていきました。
しかしそんな中、
勇気を持って、
アパートを建て替えたひとりのオーナーさんがいました。
賃料は、新築とはいえ、
周りの物件の3倍近くにもなる6万円前後。
誰もが「高すぎる・・・」と、先行きを危ぶむ中、
なんと、
完成と同時に満室を達成してしまいました。
一体、どんな物件だったのでしょうか?
部屋は1Kですが、広さは25~30㎡というゆとりの設計。
バス・トイレはもちろん別。
二重ガラス窓、モニター付きインターフォン、防犯カメラ・・・と、
セキュリティ面にも配慮。
仕様、設備ともに、とても充実した物件でした。
そんなすばらしい物件ではありますが、
跳び越えたハードルは、
「周囲の相場の3倍」という、大変高いものだったのです。
ですが、
これは、思えば当然のことでした。
「親御さんの収入が減少。学生さんへの仕送りが減っている」
とは言われますが、
それは全体を平均してのことであって、
すべてのご家庭がそうであるわけではないのです。
めでたく大学へ進むお子さんを
地方から送り出す親御さんの中には、
「周辺相場の3倍の家賃ですって?
セキュリティが充実した、きれいでゆったりした部屋で
子供に勉強させられるならば、
大した問題ではありませんよ」
そう考える人が少なからずいたわけです。
さらには、
「周辺相場の3倍の賃料」とは言っても、
これもよくよく考えてみれば・・・
この街の場合、
その差は約4万円です。
人によってはわずかな差に過ぎません。
「賃料が安ければ入居者は集まる」
それは事実ですが、すべてではありません。
空室の増加や賃料の下落に悩むオーナーさんにとって、
以上は、
とても示唆に富んだ事例のように思われます。
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