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任せっきりで騙された?「管理会社選び・大手だから安心」は間違いです
2012年08月01日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
水曜日は「読者の声とお悩み」です。
今週は、
あるオーナーさんから届いた「体験談」。
多くのオーナーさんと共有したい事例と思いますので、
この「読者の声とお悩み」で、
紹介させていただきます。
ある日のこと。
オーナーズ・スタイル編集部に入った一本の電話。
かけてくださったのは、
かつてお父様が建てたご物件の賃貸経営を引き継がれた息子さん。
「二代目賃貸オーナーさん」からでした。
物件が建つのは、とある都内の人気エリア。
ご自宅からは電車で数駅のところ。
大手ハウスメーカーと契約し、アパートを建築。
その子会社に、
一括借り上げを依頼しました。
その後、7年が経過。
ご高齢となったお父様に代わり、
息子さんが、管理会社とのやりとりを担当することに。
そこで早速、契約書をチェック。
過去の修繕や原状回復の実績、その内容、
支払い金額などを確認。
すると・・・
「はて。この会社、うちの物件の何をどう管理してくれていると
いうのだろう・・・?」
契約書のどこを見ても、
管理の具体的な内容についての明記がないことに、
まず、気付かれたのだそうです。
しかも、
「こんな工事、してもらったことがあっただろうか・・・?」
思い当たらない修繕工事や、
聞いたことのない設備交換が記録に残っています。
しかし、一方で、
「どれに対しても、ウチはちゃんとお金を払わされている・・・」
あ、さては・・・!
「お金だけ請求しながら、
実際には何もやっていないのではないか!?」
そう疑い、
早速、管理会社の担当者を呼んで問い詰めたところ、
なんと、
「スミマセン・・・ご指摘どおりです」
驚くべき事態となったのだそうです。
それまで、お父様は、
「相手は大手だから」と、管理会社を頭から信頼。
何もかもまかせっきりで、契約以来、
書類などのチェック等々、
何もされてはいなかったのだそうです。
息子さんは担当者の上司を呼びつけました。
すると、上司が現れ、
「これは担当者個人のミスです。通常はありえません」
しかし、
その答えに心から納得することは出来ず、
息子さんは以来、頻繁に物件を見に行くようになりました。
すると・・・
・位置によっては汚れがいつもそのまま放置。
つまり清掃がいい加減。
・共用部分にある外灯の点灯開始時間が遅い。
外が相当暗くならないと灯りがつかない。
契約内容云々、個人のミス云々、の以前に、
そもそも入居者への気遣いからして感じられない、
やる気の見えないこの会社の体質に、
間もなく、
気付かれたのだそうです。
「これではダメだ。きっと空室が増える。埋まらなくなる!」
息子さんはいま、管理会社の変更を検討されています。
さて以上、いかがでしょうか。
確かに、経営の安定性など、
大事な物件を借り上げてもらったり、管理を任せたり・・・
そうした際、大手の会社にはさまざまな魅力があります。
上記のお父様も、
「まかせっきり」だったことをあまり責めてはかわいそうで、
「まかせっきりに出来る相手こそを・・・」と思い、
その結果として、
大手を選択されたのかもしれません。
ですが、
「大手だから安心」は、
それでも大きな間違いであるといわなければなりません。
担当者に能力がなければ、
さらに、
その上司や組織全体が仕事をしっかりと管理できていなければ、
どんな大手であろうと、
いつでも簡単に、
現場での仕事の質は下がってしまうのです。
お父様にはやはり酷な言い方となりますが、
「契約書などの書面、記録にしっかりと目を通す」
「現場(物件)に足を運び、『パートナー』の仕事ぶりを
自分の目で確かめてみる」
賃貸経営を引き継ごうとされるにあたり、
こうした基本をおろそかにしなかった息子さんは、
とても立派で、
反面、普通ともいえるでしょう。
賃貸経営も「経営」なのです。
経営者は、オーナーさんです。
経営に生きがい、やりがいはあっても、
「楽」は決して無いことを
私達はつねに忘れるべきではありません。
読者の声とお悩み(水曜日の記事)│コメント(0)
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