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現在復元整備事業が進行中!壮麗だった鎌倉・二階堂の「永福寺」
2013年04月12日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
足早に訪れた桜の季節が過ぎ、
鎌倉はいま、ほんのひととき、多少の静けさを取り戻しています。
なぜ「ほんのひととき」かというと・・・
もう、約二週間後には、
大型連休・ゴールデンウィークがスタートします。
ツツジ、アヤメ、カキツバタ、シャガ、ヤマブキ、フジなどの開花に加え、
新緑もまぶしく輝きはじめる、この時期。
晩春から初夏へと向かう明るい鎌倉に、
ぜひ皆さん、
また足を運んでみてください。
ところで、今日は、
最近鎌倉で、
歴史好きな多くの人々からの熱い視線を浴びている、
とある場所をご紹介いたしましょう。
その場所とは、
あるお寺の跡です。
結構有名で、目立つところにもありますので、
ご存知の方も多いものと思います。
「永福寺跡」(ようふくじあと)です。
鎌倉宮から、花のお寺・瑞泉寺に向かう道の途中、
鎌倉宮カントリーテニスクラブのテニスコートを過ぎた辺りに
さしかかると、
その北側、山の手にかけて、
広大な空き地が広がっているのが
見えるはずです。
その空き地こそが、永福寺跡。
「源頼朝が残した三大社寺」に数えられる大規模建築物の
ひとつで、
応永12年(1405)に惜しくも焼失。
その後再建されることなく、幻となってしまった大寺院、
「永福寺」があった、その場所です。
ちなみに三大社寺のあと二つを紹介すると、
「鶴岡八幡宮」と、「勝長寿院」。
勝長寿院もまた現存せず、
ひとり鶴岡八幡宮のみが、いま、形を変えつつも
鎌倉に残っているのは、
皆さん、よくご存知のとおりです。
さて、この永福寺跡、
ここで近年、
往時をよみがえらそうと、復元工事が進められているのです。
手がけているのは鎌倉市。
国と神奈川県の補助を受けての事業、とのこと。
なお、
これに先立つ発掘作業によって判明した永福寺の姿というのは、
実に壮麗なもの。
そのまま現存していれば、
京都・宇治の平等院鳳凰堂にも匹敵する存在として、
鎌倉一の観光名所になっていたかもしれません。
想像されるその姿については、
CG画像が公表されています。
制作は湘南工科大学さん。
→こちら をぜひご覧になってみてください。
ちなみに、ざっとその様子を言葉で説明すると、
大きな池の奥、
そこに鎮座する二階建ての中央堂が、
左右に回廊を伸ばしています。
それら二つの回廊、それぞれが、
まずは阿弥陀堂、薬師堂の二堂につながっています。
二堂には、もちろんのこと、
それぞれ、
阿弥陀如来像、薬師如来像が安置されていたことでしょう。
つまりは・・・
ふたつの如来=仏が主宰する二つの浄土、
それらがひとつに融合しているという、
何とも絢爛豪華な世界を
永福寺は現していたと、解釈すべきなのでしょうか。
さらに回廊は、
二堂を経たあともしばらく伸びていきます。
以降の呼び名は
「翼廊」が適当でしょう。
翼廊は、
手前の池に向かって直角に曲がります。
そして、おのおのが、池の水面上まで達します。
達した先端部分は、
いわゆる「釣殿(つりどの)」となっています。
釣殿とは・・・
三方を水面に囲まれた、そこで魚釣りが出来てしまいそうな
構造部分のこと。
季節の風に親しみ、月の明かりを愉しむ、
実に風雅な空間です。
いかがでしょうか。
もっとも、今回、
建物は復元されません。
なぜならば、
永福寺については、
これを描いた絵図が残っていない(見つかっていない)ため、
その規模や平面上のかたち、
庭の様子こそ発掘の結果から掴めても、
建物の外観、色や装飾、
細部のデザインなどについては、
想像をめぐらすか、類推をするしかないのです。
ちょっと残念ですが、
「判らないものは無理につくらない」
これは冷静に見て、正しい判断というべきでしょう。
なぜなら、
あとからもしも万が一、
永福寺の絵図が発見され、
建ててしまった建物との大きな違いが判明・・・!
そんなことが起きた場合、
容易には取り返しがつかなくなる可能性が
あるからです。
たくさんの税金をかけて間違ったものをつくってしまった・・・
などということにならないよう、
勇み足を避けておくべきこと。
やはり、
当然といわなければなりません。
ただし、
発掘からは明確とならないにしても、
文献上、
はっきりしていること。
それは、建立当時、
二階建てのお堂が、この永福寺にはあったという事実です。
上記で「中央堂」と書いた部分が、それにあたります。
(別の推測もあります。
中央堂、阿弥陀堂、薬師堂を併せての呼び名が「二階堂」。
本当の阿弥陀堂、薬師堂は別の箇所にあった・・・など)
さらには、
この二階建てのお堂、
当時は珍しい「高層建築」であっただけでなく、
きっと、
誰もが目を見張るような美しい建物だったのでしょう。
そのため、
この永福寺跡のある地域は、
古来より、
「二階堂」の名で呼ばれているのです。
二階堂の地に永福寺が建った・・・のではありません。
「二階堂がそびえる永福寺」が建てられた場所、
あるいは建っていた場所だから、
二階堂。
これが正しい順番です。
なお、この永福寺には、
モデルがあったこともよく知られています。
それはかつて奥州平泉に存在した、
二階大堂と呼ばれた仏堂はじめ、
奥州藤原氏の手になる絢爛豪華な伽藍群でした。
源頼朝はこの奥州藤原氏を
武力をもって滅ぼしました。
ですが、
彼らが残した美しい文化には大いに驚かされ、
鎌倉にもこれに倣ったものを・・・と、
望んだとされています。
さて、
そんな永福寺跡の復元作業現場なのですが、
私が最近ここを見たのは、昨年の春。
その際は、
建物の基盤の復元に使うための大きな礎石が、
無数に寄せ集められ、置かれていました。
それらが、秋には、
出来上がった基壇上に、次々と設置され始めたようです。
次いで、
今年に入って、1月、
「復元された三堂基壇(二階堂・阿弥陀堂・薬師堂の基壇)の
一般見学会が催された」
とのことなので、
現在、現場では、永福寺の中心的な建物があった位置、
さらにはその平面上の配置の具合を
誰もがはっきりと、
確認できるようになっているはずです。
さらに、平成25年度から27年度末にかけ、
予定では、
池の復元作業も進められます。
池の水は、水道から引いて・・・?
いやいや、
ちゃんと現地の地下から湧き出しているものを使うのだそう。
来たる3年後、工事完了のあかつきには、
満々と清水の張られた浄土の池が、
鎌倉時代を髣髴させるその様子を
私達の目の前に、現すこととなるはずです。
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