こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」編集長の上田です。
私自身も小さなアパートの大家さんです。
場所は鎌倉。幸い入居者の方に恵まれ、居候の猫にも囲まれ、仕事は多忙ながらも毎日を楽しく過ごしています。
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大家の息子として育った私が、賃貸情報誌で広告審査を担当。その後「伝わる文章と楽しいアイディア」を掲げてフリーに。 当ブログではご多忙の上田編集長に代わり、記事ネタのリサーチ、校正やリライトを担当しています。
「大家さんの会・みんなの掲示板」に集まっているお役立ちアドバイス・その３
2013年09月10日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
スタート以来、
多くのオーナーさんにご参加、ご利用いただいている、
「オーナーズ・スタイル 大家さんの会」。
たくさんご用意させていただいているサービスのひとつ、
「みんなの掲示板」に、
オーナーさんから寄せられた、
賃貸経営に役立つ素晴らしいアドバイスが、
どんどん増えてきています。
先々週お届けした「その２」にひきつづき、ご紹介しましょう。
今回は、
「家賃の減額交渉」。
「こんなご時勢だから、なんとか」・・・と、
ご要望される入居者の皆さんのお気持ちはよくわかります。
でも、
これを次々呑んでしまうなどすると、
その後の収益見通しが大きく変動、
ぎりぎりの厳しい経営を続けるオーナーさんにとっては、
大変なダメージとなることも・・・。
まずはこんな声から、皆さんのやり取りが始まりました。
「今月更新がありました。
入居者から、『更新するから家賃をまけてくれ』と・・・。
ＯＫしてあげることはできませんでしたが、
それでも、
更新料を半額にすることで妥協してもらいました。
なかなか厳しいです・・・」
このつぶやきに対し、
多くのオーナーさんから感想や情報、体験談などが集まりました。
「更新料半額のご判断は、妥当ではないかと思いました」
「逆の話になっちゃうかもしれませんが、
昨年、すでに４年間住んでくれている入居者さんとの契約更新時に
『今後５千円安くしますよ』と、言ったら不思議がられました。
周辺相場も下がったし、設備も老朽化したし、
それでも長く住んでほしいなと思ってのことだったんですが・・・。
言わなきゃよかったかな？と、少し後悔しました（笑）」
「（上記のオーナーさんへ）値引きを提案したのですか！
スゴイですね。
私の場合はまだまだローンもたっぷり残っているので、
なかなかそこまではできません」
「ファミリー向けのマンションでは井戸端会議で部屋同士の
家賃を比較され、違いがバレてしまい、
それで交渉が入ることが結構あるみたいですね。
私の場合、入居者募集していた部屋の家賃を
ネットですでに見られているらしいことがわかり、
こちらから降参・・・。
更新の際、『家賃を減額します』と申し出ました。
管理会社によれば、これも結構あるケースなのだそうです」
「うちも８年間ずっと住んでくださっている方の部屋と、
いま募集中の部屋の家賃が、７５００円違っています。
いつかネットで見られ、交渉が入るのでは・・・と、
ヒヤヒヤしています」
「同じような部屋が多い物件の場合、
ネットでほかの部屋の募集家賃を見た入居者から、
『うちも同じ額に』と交渉される例が増えているようですね。
でも、私の勤める会社の２０～３０代の社員に話を聞くと、
値下げ交渉はそもそも『ダメモト』で・・・とは、
皆、思っているみたいです」
「家賃の減額交渉のことが、以前、
雑誌で特集されているのを見たことがあります。
かなり前の記事だったのでうろ覚えなのですが、
『家賃減額交渉アドバイザー』とかいう
わけのわからない（笑）肩書の人が、
色々アドバイスをしていました」
「うちの場合は家賃交渉が入った際、
家賃には手をつけずに、
更新料減額とか、キッチンクリーニング１回無料とか、
エアコン分解洗浄１回無料とかいったサービスをプレゼントして、
何とかしのいでいます」
「（上記のオーナーさんへ）なるほど！
それならその際、業者に同行して部屋の中を見て、
状態もチェックできるのでイイですね。
ペット可物件で、部屋の中をかなりボロボロにされまして、
途中でチェックができていれば・・・と思った苦い経験があります」
「家賃には手をつけずに、更新料減額や無料サービスを
プレゼントする案、素晴らしいと思います。
真似させていただきます！」
「この前、家賃交渉のあった入居者さんの場合、
いきなり『家賃を半額にしてくれないか？』と言ってきました。
それはムリですと答えると、
『じゃあ二人で住んでいいか？』と。
そちらはＯＫしました。
おそらくは、ワンルームに二人で住みたかったので、
それを私に了解させるため、一旦家賃交渉してきたのかも。
それはそれでいいのですが、
ワンルームの家賃を二人で払うのかな？
不景気の波を感じちゃいます・・・」
「最近はワンルームに二人で住む例が増えているらしいですね。
非正規雇用の増加や、
若者の失業率上昇の影響なんでしょうね」
「毎月の支出の中では家賃は一番大きいですから。
二人で住んで家賃を折半することにしたとしても、
同時に狭いアパートから、家賃の高い広いマンションに引っ越す、
というケースが、最近は減っているのでは・・・」
いかがでしょうか。
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（上記、みんなの掲示板に寄せられたオーナーさんの声につきましては、
読みやすいよう原文の一部を加除、または修正させていただいています）
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