- 緑まばゆい庭に平成の名建築「大聖閣」が佇む。材木座の古刹・光明寺
- 「CRE」って何のこと?日本の企業経営者は不動産に疎いのか
- 賃貸住宅市場の今年のトレンド。リノベーションで「パーティ」とは?
- 意外?鎌倉時代に造られ江戸時代まで使われていた鎌倉の港・和賀江島
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緑まばゆい庭に平成の名建築「大聖閣」が佇む。材木座の古刹・光明寺
2015年01月30日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
あまり観光客の姿を見ない、
鎌倉の隠れた古刹やお社(やしろ)を
これまでにもたびたび紹介しているこの「鎌倉大家日記」。
ですが今回は、
前回ご紹介の「和賀江島」のほど近くに広大な伽藍を展開、
(前回の記事は→こちらです)
まったく世間に隠れてなどいない、
有名な古刹、
浄土宗の大本山・光明寺に、足を向けてみたいと思います。
さて、この光明寺、
「ここ7~8年くらい訪問していない」と、いう方は、
いま訪れると、
ちょっとした変貌に、目を見張ることでしょう。
立派な建物がひとつ、増えているのです。
建ったのは、「大聖閣」という建物。
正しくは、増えたのではなく、
再建されたのですが、
以前あった建物がとても目立たなかったため、
新しい大聖閣は、とにかくインパクト抜群。
夏に蓮の花が咲きほこることで有名な当寺の庭、
「記主庭園」のほとりに、
どこか京都の金閣寺を想わせる、
二層、八角堂を擁する美しいその姿を
2009年、
堂々出現させました。
次いでやや遅れて、
浄土宗の宗祖・法然上人800年大遠忌の年にあたる
2011年の夏、
厳かに落慶法要が営まれています。
なお、お気づきと思いますがこの年は、
奇しくも、東日本大震災の発生と同じ年となりました。
そのため、落慶法要および大遠忌法要は、
震災犠牲者への回向も兼ねたものに。
新・大聖閣は、この未曾有の大災害における
鎮魂の記念碑ともなったかたちです。
さらにその後・・・
すでに4年近くが経過しました。
大聖閣の真新しかった白木の肌も、
まばゆかった白漆喰も、
このごろは周りの景色とかなり馴染んできており、
まさにいまが風景の旬。見頃です。
どうぞ、足を運んでみてください。
以上、
鎌倉に近年生まれた平成の名建築・大聖閣のことを
ぜひ皆さんにお伝えしようと思い、
今回の鎌倉大家日記では、
あえて、
有名寺院である光明寺へ立ち寄ってみたというわけです。
ところで、
今後数十年、百年、
ひょっとすると数百年にわたって
鎌倉の「顔」のひとつとなっていくであろう、
この光明寺・大聖閣。
どんな人々の手によって、建てられたのでしょうか。
調べてみると、
岐阜県の現中津川市内、銘木・東濃ヒノキの産地、
旧恵那郡加子母(かしも)村という、
いわば山奥の大田舎に本社を置く、
中島工務店という会社が、これを手がけていました。
「飛騨の匠のわざを伝承していく」との気概に燃えた、
地方にあってひときわ輝く、元気溌剌な工務店のようです。
その中島工務店のウェブサイトに、
竣工間もない頃の大聖閣の内部、外部の写真が、
たくさん載せられています。
すがすがしい木の香りが、
画面からいまにも放たれてきそうな画像を
ぜひ、ご覧になってみて下さい。 →こちらへ。
光明寺・大聖閣
(写真:宮 栄多郎)
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鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
「CRE」って何のこと?日本の企業経営者は不動産に疎いのか
2015年01月27日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
オーナーズ・スタイル編集部には、
さまざまな企業さん、団体さんなどから、
たくさんの情報が集まって来ます。
メルマガや、冊子・新聞などの出版物、
ニュースリリースなどの配信物、
そのかたちもさまざまです。
もちろん、その主なものは、
賃貸住宅市場や賃貸経営に関するものとなりますが、
そうではない情報やデータも、
とりわけ同じ不動産分野のものであれば、
当然、たくさん集まります。
たとえば昨年末には、
こんな調査結果が、ある不動産業界団体さん経由で、
私達の手元に届けられました。
タイトルは、
「経営層と企業不動産に関する調査」
三菱地所リアルエステートサービス(株)さんの
公表によるものです。
従業員規模100人以上の企業の経営層300人を対象にした
アンケート結果であるとされています。
要旨はこうです。
「日本の企業経営者の多くが、CREについてよく知らない」
そのために、
「CRE戦略があまり経営に生かされていない」
CRE・・・とは、
何でしょうか。
CREとは、Corporate Real Estate の略です。
そのまま訳せば、「企業不動産」。
企業が所有している不動産、
あるいは、
借りることで利用の権利を有している不動産などのことです。
主には、会社が所有する土地や建物、
ということになるでしょう。
この「CRE」について、
上記、三菱地所リアルエステートサービスさんの調査では、
こんな結果が出ています。
・自社で管理している企業不動産の
「時価・簿価」については、36.5%の経営層が、
「ほとんど把握していない」と回答
・同じく、それら不動産の
「最も有効(であろう)用途」については、
35.5%が「ほとんど把握していない」と回答
・「CRE(企業不動産)戦略」が経営戦略に活かせることを
「知らない」とする回答が69.3%
・・・等々。
すなわちこうした現状ゆえに、
逆に今後、多くの企業がCRE戦略に目覚めていけば、
それは、
不動産や建設など、関係する市場に新たな広がりを
もたらすものである旨、
控えめに示唆する当調査結果・・・という、
かたちとなっています。
つまりは「チャンスが眠っていますよ」との指摘。
それはたしかに大いに言えることでしょう。
ご存知のとおり、不動産は、
多くの企業活動において、「資金」「人材」とともに、
その基盤のひとつとなるものです。
しかもその価値は、
生産の「場所」として、それを利用できることだけに
とどまりません。
運用によって直接の利益を生む資産として、
また、企業が本業の外で社会貢献などを行おうとする際にも、
不動産は、たびたび重要な役目を担ってくれます。
そんな不動産という存在に、
ちゃんと目配り、気配りしている経営者が少ない、というのが、
繰り返しますが、
上記の調査結果が指摘している現状です。
加えて一方で、
不動産はときに、企業にとってのリスクともなりえます。
たとえば、
価値の下落が見込まれる土地を有効活用もせずに
ただ保有し続けていたり、
利益効率の低い運用・活用を
惰性のまま続けてしまっていたり、
あるいは、
管理の行き届いていない物件が、
地域や社会に迷惑をおよぼしてしまったり・・・
それらはすなわち、
企業の全体価値の下落にも、やがてつながっていくわけです。
特に、土地の価格が右肩上がりで伸び続ける時代が、
もはや遠く過ぎ去った現在、
企業が自己のもつ不動産の価値を正しく把握し、
有効活用を図りつつ、リスク管理も行なっていくことは、
重要な経営課題のひとつであるといえるでしょう。
以上、
三菱地所リアルエステートサービス(株)さんの
「経営層と企業不動産に関する調査」
ご興味ありましたら →こちら で、
ご覧になってみてください。
また、参考になる資料として、下記をご紹介します。
国土交通省(CRE研究会)
「CRE戦略を実践するためのガイドライン」 →こちら
「CRE戦略を実践するための手引き(資料集)」 →こちら
己の財産と、その価値を知ろう・・・
私達の賃貸経営や、
相続等を見据えての資産管理などにも、
参考となる点を見つけられるかもしれません。
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賃貸住宅市場の今年のトレンド。リノベーションで「パーティ」とは?
2015年01月26日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
月曜日は「賃貸経営お役立ち情報」です。
不動産ポータルサイト「SUUMO」を運営する
「リクルート住まいカンパニー」を擁する、
株式会社リクルートホールディングスが、
「2015年のトレンド予測」を昨年末に公表しています。
その中で、「住まい」の領域においては、
「リノベーション」が、
今年のトレンドになるとの予測がされています。
もっとも・・・
当予測によると、リノベーションはリノベーションでも、
これから盛り上がるのは、
従来から存在する
「プロが仕上げるかっこいいリノベーション」
ではなく、
ユーザーが自分達で、家族や友人などの仲間とともに
愛着ある空間を作り上げていく、
新しいリノベーション。
これを「リノベパーティ」と名づけ、
「リノベパーティが、賃貸市場とリノベーション市場を
楽しく進化させていく」・・・
そんなまとめが、
提示されるかたちとなっています。
ただ、レポートを読んでいてちょっと残念なのは、
「賃貸市場が・・・楽しく進化」
していく話であるというのに、
上記、それを推進する「仲間」の中に、
私達オーナーが存在する可能性が想定されていない
様子であること。
なぜなのでしょうか。
深く勘ぐる必要はないでしょう。
ただ単純に、「忘れてしまった」
ということであるのにちがいありません。
なぜなら、
「リノベパーティ」が、たしかに今後のトレンドであると
するならば、
そこでどんなかたちの「リノベ」が実現されるのかについては、
賃貸住宅においては、
建物の持ち主であるオーナーの意思が、
もっとも影響力として、
あるいは推進力として、重いはず。
当然ながら、賃貸住宅オーナーは、
上に言う、
「市場を楽しく進化させていく」場面での
重要な役割を担うことになるはずです。
まずは、
下記リンク先にて、詳しい内容をご覧下さい。
「SUUMOの賃貸情報の中で、
カスタマイズ可・DIY可の物件が、
この1年半で右肩上がりに大幅増加している」
「Googleトレンド(ある単語がGoogleで
どれだけ検索されているかを示すデータ)で、
『DIY』は2013年から急増。
2011年は検索ゼロだった『DIY賃貸』が
いまや『日曜大工』に迫る勢い」
・・・である、など、
補足データもいくつかご覧になることができます。
(株)リクルートホールディングス
2015年トレンド予測 住まい領域
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賃貸経営お役立ち情報(月曜日の記事)│コメント(0)
意外?鎌倉時代に造られ江戸時代まで使われていた鎌倉の港・和賀江島
2015年01月23日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
あまり観光客の姿を見ない、
鎌倉の隠れた古刹やお社(やしろ)を
これまでにもたびたび紹介しているこの「鎌倉大家日記」。
今回は、古刹でもお社でもありませんが、
鎌倉にとっては大変重要な史跡、
「和賀江島」(わかえじま、あるいはわかえのしま)を
ご紹介いたしましょう。
まずは、前回訪問した、
古城・住吉城を偲ぶ小さなお社、「住吉神社」をあとに、
鎌倉の市街地の方向へ向けて、
歩みを進めます。
(前回の記事は→こちら)
住吉神社の社殿をあとに、
石段を下り、
そのまま正覚寺の境内も通り抜け、住宅街の通りに出ます。
続いて、前々回の記事(→こちら)でわずかにふれた
「六角の井」前を通過。
ほどなく、家並みが途切れ、
左手に、
つかの間ですが、海への視界が開けます。
ここで立ち止まってください。
いかがでしょう。
遠く浮かんでいる「江の島」が確認できるでしょうか。
江の島が確認できたならば、
そのほぼまっすぐ手前、
足元の渚の少し先の海面に、注目してください。
わずかな広さの「島」が見えるはずです。
これが、「和賀江島」です。
なお、その際、
もしも潮が遠く沖合へと引いていれば、
この島は、島ではなく、
岸辺と繋がり、半島のようにも見えるはず。
逆に、
潮が満ちているときは、
ゴロゴロと石の転がるただの浅瀬が、
海面に若干顔を出している・・・
と、いった程度にしか見えないものと思います。
この和賀江島、大変貴重な史跡です。
現存する日本最古の築港あと。
はるか鎌倉時代に造られた、船舶の停泊や荷役のための
港湾施設です。
竣工は貞永元年のこと。西暦でいえば1232年です。
時の執権は北条泰時。
鎌倉幕府の名執権とよばれるひとり。
工事を建言したのは勧進聖の往阿弥陀仏という人。
すなわち、お坊さんです。
大量の石が、伊豆などからはるばる運ばれ、
短期間のうちに積み上げられたのだそうです。
幕府がひらかれて以来、
訪れる人や運ばれてくる品々、入津する船の数が
日増しに増え続ける鎌倉においての、
まさに、
大型公共インフラ整備のひとつでした。
ちなみに、北条泰時といえば、
「朝比奈切通し」の開削事業でも、
その名がよく知られている人物です。
朝比奈切通しの着工は仁治2年(1241)。
泰時はこの翌年、世を去ります。
朝比奈切通しによって、鎌倉は、
その先にある六浦の海辺(現在の横浜市金沢区の一部)に、
外港を持つことになります。
しかし一方、和賀江島も、
それで廃れてしまったというわけではないようで、
記録は多くないものの、
鎌倉時代の後半、
さらにその後の室町時代(鎌倉府の置かれた時代)においても、
港として、立派に活用されていたようです。
さらに、時は下って江戸時代。
国政、あるいは地方政治の中心である地位をことごとく失い、
すっかり鄙びてしまった鎌倉にあっても、
和賀江島は、
ひきつづき漁港として活躍。
修復工事が行われたり、
利用をめぐって付近の村の間で争いが起きたり、
などといった記録が、
江戸時代の半ばに至っても、
いくつか残されるなどしています。
さらに、歩を進めてみましょう。
道路はY字路にさしかかります。
右手を振り向けば、そこはトンネルの入口です。
一方、左手、
前方には陸橋が横たわっています。
上を通っているのは国道134号線です。
この陸橋のある方向へ進みましょう。
すると、陸橋をくぐるすぐ手前、
左手に、
またも一瞬だけ海の景色が開けます。
立ち寄ります。
そばには立派な石碑が立つのも見えることでしょう。
石碑には、
「国指定史跡 和賀江嶋」と、刻まれています。
その脇の坂道、わずかに下っていけば、
辺りは砂の浜辺です。
ここからも和賀江島がよく見えます。
いかにも現在の鎌倉らしく、
周囲をウィンドサーファーが風に乗りつつ往来していたり、
かつての漁港時代よろしく、
島のそばに漁船が停泊しているのを見かけることも
多いかと思います。
材木座海岸の浜辺です。
右手、船の停泊しているあたりに、海から顔を出している和賀江島が見えます。
(写真:宮 栄多郎)
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仲介会社との付き合い方にグッ!とフォーカス。異色の「満室経営本」
2015年01月20日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
オーナーズ・スタイル編集部の本棚には、
たくさんの「本」が並んでいます。
その一部が、いわゆる「満室経営本」。
オーナーさんへの指南書です。
どれも、とても参考になります。
もちろん、
オーナーズ・スタイルには、オーナーズ・スタイルとしての
賃貸経営に対する考え方はありますが、
カリスマ大家さん、著名なコンサルタントさん、不動産会社経営者、
若い投資家さんなど・・・
様々な立場の方が、さまざまな切り口から、
賃貸経営の成功を考えるこれらの本、
いろいろな意味で、
私達にとっても、よい教科書です。
さて、そんな本の中から、
今回は、
「リーシングコンサルタント」を名乗る、
沖野元さんが書かれた、
「大家さんのための客付力」
と、いうタイトルの本をご紹介いたしましょう。
まず、この本、
いきなりですが異色の一冊です。
ページ総数は230あまり。
その内の100ページ以上が
(定期借家契約の導入の仕方の部分も含む)、
不動産会社との付き合い方、
もっといえば、
彼らをどうコントロールし、動いてもらうか・・・
いわば、
仲介不動産会社の「操縦ノウハウ」を解説することに
割かれているのです。
対して、
通常はいわゆる「空室対策」の中心として、
ボリュームを投じて語られやすい、
リフォームなどによる物件価値の向上や、
入居者満足度を上げるための管理戦術・・・
と、いった部分については、
60ページ分ほどしか、紙数が割かれてはいません。
なにしろ、
著者の沖野さんご自身が、
前書きでこう語っておられます。
「この本で私は、賃貸経営の仕組みを
リーシング(客付け)を中心に解説しています。
これは今まで、あまり語られてこなかった部分です。
ここでピンと来た方は、今すぐ本書を持って
レジに向かってください。
あなたが何冊空室対策や賃貸管理の本を持っていようとも、
この本を買う価値はあります」
なるほど、たしかに、
「今まであまり語られてこなかった」・・・
そんな新鮮な切り口によって書かれた一冊であるとは
いえるでしょう。
たとえば、
こんなページがあります。
「不動産会社に言ってはならない6つの言葉」
どんな言葉でしょうか。
すぐに知りたくなるオーナーさん、きっと多いことでしょう。
加えて、
「不動産会社に敬遠される大家さんの特徴」
「不動産会社に対してしてはならないこと」
読めばドキリ。
思い当たるところのあるオーナーさんへの、
歯に衣着せぬキビしい指摘が目白押し!
と、いったところです。
さらに、
賛成、反対の意見はもちろんありそうですが、
とても興味深い、
著者のこんな持論も紹介されています。
「20~50代の大家さんは、専業大家になるべきじゃない」
なぜなのでしょうか・・・?
理由の奥底には、
賃貸経営成功のポイントとして、
「不動産会社とのパートナーシップ」を重んじる著者の強い想いが、
色濃く、滲み出ている様子です。
ご興味ある方は、
初版が出てまだ日も浅い(昨年5月です)本書を
ぜひ書店でお探しになり、
ちょっと立ち読み、
まずは上記のとおり、
ピン、と来るかどうかを確かめてみるのも、
よろしいかと思います。
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