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潮騒の寺「正覚寺」と古城・住吉城を偲ぶ「住吉神社」の小さなやしろ その2
2015年01月16日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
さて、前回は、
鎌倉市との境から約40メートルほどのところに
境内へとつづく細い石段を伸ばす、
「ほぼ鎌倉」・・・のお寺、逗子市の正覚寺を訪問。(→こちら)
続けて今回は、
この正覚寺のすぐそばにある小さなお社、
「住吉神社」を
ご紹介したいと思います。
場所は、正覚寺本堂のすぐ裏手、山の上です。
「住吉神社へ向かおう」と、実はことさら意識しなくとも、
海景色を振り返りながら、
正覚寺境内を「高みへ、高みへ」と進んでいけば、
誰もが自然に到着してしまう・・・
そんな場所に、
住吉神社の素朴で小さな社殿は佇んでいます。
その社殿の前に立てば、
すぐに目に入るのが、一枚の解説板です。
扉に立てかけてあります。
住吉神社の歴史や由緒について書かれているものと思い、
早速、覗いてみると・・・
そこにはこんな、まったく別のことが記されています。
「住吉城跡
戦国時代の初め、三浦道寸と弟の道香がこの山城にこもって、
北条早雲の軍勢と戦いました。
道寸と道香兄弟の奮戦もむなしく戦いに敗れ、
道寸は三浦の新井城に逃れ、
道香は逗子の延命寺境内で、家来たちと自害したと伝えられています。
住吉城は山城ですから、近世の城のように天守閣も石垣もありません。
自然の地形をうまく利用して、
攻め寄せる敵を防いだものと思われます」
誰が書かれたのでしょうか。
簡潔かつ、あくまで具体的な記述の中、
それでもどこからかドラマが伝わってくるような、
ちょっとした名文です。
そうなのです。
実は、正覚寺と、この住吉神社の建つ
海沿いの崖一帯というのは、
中世・戦国の城郭、
「住吉城」のひろがっていた跡なのです。
上記解説文にあるとおり、
住吉城は、
相模の支配をねらう北条早雲に攻められ、
奮闘むなしく陥落させられています。
永正9年(1512)のことといわれています。
住吉神社は、
この住吉城の鎮守とされていたお社であり、
かつ、
当地域一帯の鎮守でもあったと伝えられています。
ちなみに、
住吉城が落城したのち、
三浦道寸(義同・よしあつ)が逃れた「新井城」、
こちらは、
三浦半島南部西岸・油壺の湾を扼する岬の上に
ありました。
この新井城もまた、のちに北条早雲に攻められ、
長い籠城戦を経て落城するのですが、
その際、落命した兵士たちの血で、
湾の海面が油を浮かべたように染まったため、
「ここが油壺と呼ばれるようになった」
・・・との言い伝えはとても有名です。
さて、
住吉神社の小さな境内に立ち、辺りを見渡すと、
気になるものが目に入ります。
位置は、社殿に向かって右手。
崖の下。
ぽっかりと口をひらいた、大きな「穴」です。
これは・・・「やぐら」でしょうか?
いえ、奥が深すぎます。
先は真っ暗。見通せません。
どうやら、この穴は人が掘ったトンネルのようです。
すると・・・
ここは中世・戦国の古城の跡なのですから、
「城中にあった秘密の抜け穴なのでは・・・?」
と、誰もが想像することでしょう。
ですが、答えは、
そうではありません。
明治に入ってのちに、さる事情があって、
人々の通行用に掘られたトンネルであるのだそう。
いまも入っては行けますが、
先は私有地とのことで、出口は固く板で閉ざされています。
それでも探検・・・を試みたい方は、
途中、路は曲がっているうえに、
若干の傾斜もあるので、足元にはくれぐれもご注意を!
ゆえに、懐中電灯が必須といえますが、
実はこの穴の通称、なんと「ゲジ穴」。
いわゆる「ゲジゲジ虫」の皆さんが、
明かりに照らされつつ、
どっと群れて出迎えることもあるそうですので、
苦手な方には、決しておすすめできません。
正覚寺の墓地裏へ進み、裏山へ・・・。小さな社が現れます。
住吉神社のトンネルの入口から外を望む。
住吉神社からのすばらしい眺望
(写真:上田英貴、宮 栄多郎)
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