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意外?鎌倉時代に造られ江戸時代まで使われていた鎌倉の港・和賀江島
2015年01月23日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
あまり観光客の姿を見ない、
鎌倉の隠れた古刹やお社(やしろ)を
これまでにもたびたび紹介しているこの「鎌倉大家日記」。
今回は、古刹でもお社でもありませんが、
鎌倉にとっては大変重要な史跡、
「和賀江島」(わかえじま、あるいはわかえのしま)を
ご紹介いたしましょう。
まずは、前回訪問した、
古城・住吉城を偲ぶ小さなお社、「住吉神社」をあとに、
鎌倉の市街地の方向へ向けて、
歩みを進めます。
(前回の記事は→こちら)
住吉神社の社殿をあとに、
石段を下り、
そのまま正覚寺の境内も通り抜け、住宅街の通りに出ます。
続いて、前々回の記事(→こちら)でわずかにふれた
「六角の井」前を通過。
ほどなく、家並みが途切れ、
左手に、
つかの間ですが、海への視界が開けます。
ここで立ち止まってください。
いかがでしょう。
遠く浮かんでいる「江の島」が確認できるでしょうか。
江の島が確認できたならば、
そのほぼまっすぐ手前、
足元の渚の少し先の海面に、注目してください。
わずかな広さの「島」が見えるはずです。
これが、「和賀江島」です。
なお、その際、
もしも潮が遠く沖合へと引いていれば、
この島は、島ではなく、
岸辺と繋がり、半島のようにも見えるはず。
逆に、
潮が満ちているときは、
ゴロゴロと石の転がるただの浅瀬が、
海面に若干顔を出している・・・
と、いった程度にしか見えないものと思います。
この和賀江島、大変貴重な史跡です。
現存する日本最古の築港あと。
はるか鎌倉時代に造られた、船舶の停泊や荷役のための
港湾施設です。
竣工は貞永元年のこと。西暦でいえば1232年です。
時の執権は北条泰時。
鎌倉幕府の名執権とよばれるひとり。
工事を建言したのは勧進聖の往阿弥陀仏という人。
すなわち、お坊さんです。
大量の石が、伊豆などからはるばる運ばれ、
短期間のうちに積み上げられたのだそうです。
幕府がひらかれて以来、
訪れる人や運ばれてくる品々、入津する船の数が
日増しに増え続ける鎌倉においての、
まさに、
大型公共インフラ整備のひとつでした。
ちなみに、北条泰時といえば、
「朝比奈切通し」の開削事業でも、
その名がよく知られている人物です。
朝比奈切通しの着工は仁治2年(1241)。
泰時はこの翌年、世を去ります。
朝比奈切通しによって、鎌倉は、
その先にある六浦の海辺(現在の横浜市金沢区の一部)に、
外港を持つことになります。
しかし一方、和賀江島も、
それで廃れてしまったというわけではないようで、
記録は多くないものの、
鎌倉時代の後半、
さらにその後の室町時代(鎌倉府の置かれた時代)においても、
港として、立派に活用されていたようです。
さらに、時は下って江戸時代。
国政、あるいは地方政治の中心である地位をことごとく失い、
すっかり鄙びてしまった鎌倉にあっても、
和賀江島は、
ひきつづき漁港として活躍。
修復工事が行われたり、
利用をめぐって付近の村の間で争いが起きたり、
などといった記録が、
江戸時代の半ばに至っても、
いくつか残されるなどしています。
さらに、歩を進めてみましょう。
道路はY字路にさしかかります。
右手を振り向けば、そこはトンネルの入口です。
一方、左手、
前方には陸橋が横たわっています。
上を通っているのは国道134号線です。
この陸橋のある方向へ進みましょう。
すると、陸橋をくぐるすぐ手前、
左手に、
またも一瞬だけ海の景色が開けます。
立ち寄ります。
そばには立派な石碑が立つのも見えることでしょう。
石碑には、
「国指定史跡 和賀江嶋」と、刻まれています。
その脇の坂道、わずかに下っていけば、
辺りは砂の浜辺です。
ここからも和賀江島がよく見えます。
いかにも現在の鎌倉らしく、
周囲をウィンドサーファーが風に乗りつつ往来していたり、
かつての漁港時代よろしく、
島のそばに漁船が停泊しているのを見かけることも
多いかと思います。
材木座海岸の浜辺です。
右手、船の停泊しているあたりに、海から顔を出している和賀江島が見えます。
(写真:宮 栄多郎)
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