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ここは草生い茂る荒れ寺?実は巨匠のアトリエだったこともある「啓運寺」
2015年03月27日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
あまり観光客の姿を見ない、
鎌倉の隠れた古刹やお社(やしろ)を
これまでにもたびたび紹介しているこの「鎌倉大家日記」。
今回は、
前回ご紹介した妙長寺からほど近く、
(前回の記事は→こちら)
日蓮宗の啓運寺を訪れてみます。
ところで、この啓運寺、
実に見つけにくいお寺です。
ほかにも鎌倉には、
そばまで近づいても容易に発見できなかったり、
つい見過ごしてしまいやすかったりする
隠れ寺(?)が、いくつかありますが、
(たとえば、教恩寺、別願寺)
啓運寺も、まさにそのひとつです。
場所は、
市街にある「水道路」という交差点の
約50メートル南。
バス通り沿いの西側。
鎌倉駅から向かう場合は、
若宮大路を南下~「下馬」交差点を左折~
「大町四ツ角」交差点を右折~
横須賀線の線路を横断~
上記の「水道路」交差点を直進・・・
合計距離約1.3Km
と、いった経路となりますが、
前回ご紹介の妙長寺からとなれば、
向かうのは簡単。
妙長寺の山門を背に、
右に40メートルほど進んだ左手・・・
細い路地の奥に、
二本の門柱と小さな瓦屋根の本堂が、
ちらり・・・と、見えているはずです。
早速、
この路地へ進入してみましょう。
すると左手、不意に現れるのは、
日蓮宗寺院ならではの題目碑です。
この石碑には、
下部に大きく「啓運寺」と寺号が刻まれていますので、
表の道路から、
もう少しこれが見えやすくなっていると、
啓運寺は、
いまよりもかなり発見がされやすいはず。
ですが、
手前に立つ地域の掲示板が視界を遮り、
偶然、そうなっていないところも・・・
このお寺をさらなる隠れ寺の位置にいざなう、
要因のひとつとなっているようです。
さて、
境内に足を踏み入れます。
ここで驚いてください。
「これは、廃寺では・・・!」
そう思われてしまう方も多いようです。
無理もありません。
建物は見るからにかなりのくたびれ方。
それ以上に目につくのは、
ぼうぼうと草の繁る、
いかにも手入れも、掃除もされていない庭。
一体どういった事情によるものなのでしょう。
その不可解な様子に、
訝しがる声もインターネット上には見られますが、
逆に、
「狐狸でも巣食っていそう」
と、いった感じで、
ミステリアスな風情(?)があるといえばあるのが、
この啓運寺の小さな境内です。
開山は、
室町から戦国時代にかけて活躍した僧、
日澄と伝えられています。
文明15年(1483)の創建。
日澄は、
一般にはほとんど有名ではありませんが、
日蓮の伝記絵巻である
「日蓮聖人註画讃」の制作にかかわったり、
いまは苔の石段で有名な鎌倉の妙法寺で、
著作である法華経の研究書、
「法華啓運鈔」を清書、講談したりしたことで、
日蓮宗に詳しい人には、
博学、熱心な学僧として、その名をよく知られている
人物です。
ちなみに、
そんな「学び」の縁が偶然時をこえて
作用したものか・・・
啓運寺は、
明治の学制が始まると、その後少しの間、
小学校の校舎として使われたことがあるそうです。
そして、さらには、
この啓運寺のいまはくたびれた小さな本堂、
実は一時期、
ある有名な画家のアトリエだったことも。
その画家とは、
近代日本洋画の巨匠、黒田清輝。
黒田は、
大正4年に設立された、鎌倉で最も古い市民団体であり、
いまも連綿と続く
「鎌倉同人会」の発起人のひとりとなって、
街づくりにも力を注ぐなど、
鎌倉とはとても関係の深い、芸術家のひとりです。
啓運寺境内
(写真:宮 栄多郎)
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