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潮風と太陽の七里ヶ浜を背に、田辺ヶ池、異界・霊光寺の森に向かう その2
2015年06月19日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
あまり観光客の姿を見ない、
鎌倉の隠れた古刹やお社(やしろ)、
その他名所を
これまでにもたびたび紹介しているこの「鎌倉大家日記」。
今回は前回からの続きです。(前回の記事は→こちら)
初夏の陽光あふれる江ノ電の七里ヶ浜駅に降り立ち、
輝く海辺を背に、
北の山側へ向かっての散策・・・
日蓮雨乞い伝説の池として知られている
「田辺ヶ池」を眺め終え、次の目的地に向かいます。
訪れるのは「霊光寺」。
日蓮宗のお寺です。
ちなみに、目の前の田辺ヶ池のある場所は、
実はすでにこの霊光寺の寺域内。
小さな本堂は、池の背後に盛り上がる
鬱蒼と木々の繁る山の上に、佇んでいます。
まずは、池をあとにし、
元来た道を戻りましょう。
田辺ヶ池を背に、左の方向へ歩きます。
すると、ほんの30メートル程度。
左手に、砂利に覆われた、
山道に近い雰囲気の道路が伸びているのに
出会うはずです。
これを進みます。
やや危なげな崖下を80メートルほど行くと、
前方に、
お寺の山門の建つのが見えてくるはずです。
見上げると、「龍王山」の扁額。
なかなか立派です。
ところがびっくり、面白いことに、
この山門、
まるで芝居の書き割りを立てたかのよう。
裏手に回ると、
そこに広がるのは、
四季の花咲く風情あるお寺の庭ではなく、
ただだだっ広い、
殺風景な駐車場です。
駐車場を横切りましょう。
目指すは正面、山へと登る石段です。
すると、早速出迎えるのは、
「妙法大六天魔王」碑はじめ、
何やら神威にあふれたほこらや塔など。
階(きざはし)を踏みしめていくごとに、
あたりの雰囲気が、にわかに一変していくのが
感じられるかと思います。
「嵐気(らんき)」と、いう言葉があります。
昔はよく使われた言葉で、
湿り気を含んだ、緑深い山の空気のことを表す言葉です。
ただ緑濃く、湿っているだけでなく、
「嵐」というその文字に、
何か心を騒がせる怪しいものの存在をも
感じさせられそうな、
どこか不思議な言葉です。
石段を登りつめると、
そこはまさに嵐気ただよう、やや険しい尾根の上です。
先端の側には、日蓮上人像。
その背中の向いた方角、
逆の位置に、小さな本堂が建っています。
両者を細い参道が繋げています。
本堂の前へと向かってみましょう。
直下の田辺ヶ池に水を飲みに来た龍の背にのぼり、
その上を静かに辿っていくような感じがしてきます。
途中、左手に現れる、
塔を背負った大きな石の亀(亀趺・きふ)に、
注目してみてください。
のっそりと、いまにもこちらに向かって
歩き出してきそうな雰囲気です。
三匹の龍のレリーフ(破風と正面左右)が
参拝者を厳しく見下ろす本堂にお参りしたあとは、
建物に向かって左手にのびる通路に、
ゆっくりと進んでみてください。
細い路地は、すぐに登りとなります。
またも怪しい嵐気が周囲にたちこめるなか、
不思議な場所が、
左に、右に、次々と現われます。
草を分けて立ち並ぶ
石碑、神像、ほこら・・・
古いもの、そうでもなさそうなもの・・・
ああ、ここには何かがある。
きっとどなたかがいらっしゃる・・・
たとえ信心深くない人でも、
つい思わず、そう感じないではいられません。
ちなみに、この付近、
足元はあまりよくありません。
転んで怪我をして、
お寺さんに迷惑をかけることがないよう、
地面が濡れているときなどは
特に、細心の注意をはらうようにしてください。
さて以上、
ご紹介した、不思議な山の寺・霊光寺。
どれだけ古い歴史をかさねてきたお寺なのかと思えば・・・
実は、つい近代に入ってからの創建なのです。
きっかけは、明治の末、
田辺ヶ池で、
ここが「日蓮・雨乞いの地」であることを記した石塔が
発見されたため。
その石塔も、さほど古いものではなく、
江戸時代中期に造られたものであるとのこと。
この発見の際、人々が尽力し、
記念のため仏堂と日蓮上人像が建立されることになり、
これを「霊光殿」と、呼ぶことに。
ちなみに、
その中心となった人物が、上村彦之丞海軍大将です。
日露戦争史に詳しい方であれば、
100パーセント、その活躍をご存知のことと思います。
その後、霊光殿は、
昭和32年から、
いまの「霊光寺」を名乗ることになったということです。
霊光寺の小さな本堂
塔を背負った石の亀(亀趺・きふ)。
愛嬌とともに、どこかあふれる生命感も感じさせます。
(写真:宮 栄多郎)
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