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鎌倉にも特攻基地が。戦後70年目の夏を迎える稲村ヶ崎の「伏龍隊」陣地あと
2015年07月03日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
7月になりました。
いよいよ、本格的な夏の訪れです。
ちなみに今年は、
終戦の年・昭和二十年(1945)から70年目となる
節目の年です。
多くのメディアで、例年以上に、
「戦争」が話題に採り上げられることが多くなって
いるようです。
そこで今回は、この鎌倉大家日記でも、
鎌倉に残る知られざる戦争の傷跡について、
若干ですが、
触れてみようと思います。
その傷跡とは・・・「特攻隊」。
人間が弾丸となり、
爆弾となって敵を攻撃する特攻隊の基地が、
実は、この鎌倉にもあったのです。
その名は「伏龍隊」。
飛行機に乗るのではありません。
伏龍隊は、海の特攻隊です。
装備は、潜水服。
なんと、生身の人間が特別な潜水服にその身を包んで、
岸辺に近い海底に潜伏、
上陸しようとする敵の船に対し、
下から柄のついた爆薬入りの「棒機雷」を突き上げ、
爆発させて、
これを破壊しようとするものでした。
しかしながら・・・
棒機雷が爆発すれば、当然のこと、
直下の人間もこれに巻き込まれます。
上陸部隊の兵士達をのせた頑丈な上陸用舟艇を
破壊するのと同じ圧力が、
水中の伏龍隊員にも襲い掛かります。
つまり、生きて帰るのはほとんど不可能。
ゆえに、伏龍は、
空から敵に体当たりするための特攻機同様、決死の兵器。
すなわち「特攻兵器」なのでした。
とはいえ、
この伏龍には、さまざまな問題がありました。
たとえば、
伏龍隊が出動する先は、動きにくい水の中です。
しかも、
長時間海底に潜み続けるための特別な装備をまとった彼らは、
機敏にあちらこちら、
移動することができません。
なので、戦果を挙げるためには、
偶然、都合よく、
頭の真上を敵の船が通ってくれるのを待つしかないのです。
加えて、
伏龍に備えられた呼吸装置にも、
実は、大きな問題がありました。
敵に存在を気づかれないよう、
水中に泡が出ないようにするため、
あえて危険な仕組みが採用されていたのです。
そのため、訓練中の死亡事故が多発したとのこと。
何ともいい加減な、ひどい話ですが、
そうしたものであっても、当時の若者たちは、
国のため、
従容としてその尊い命を捧げようとしました。
そんな伏龍隊の基地のあとが、
いまも鎌倉に残っているのです。
場所は、稲村ヶ崎です。
江の島や富士山のすばらしい眺めで有名な、
「鎌倉海浜公園・稲村ガ崎地区」の浜辺に降りて、
鎌倉方面を振り返ると、
波の打ち寄せる崖の表面に、
奇妙な、四角い穴が見えます。
これは自然に出来たものではありません。
銃眼なのです。
実は、この稲村ヶ崎を形成している巨大な岩塊の内側には、
いくつかの坑道が穿たれており、
そこに、伏龍隊が待機するための陣地が
設けられていたのです。
ゆえに、この銃眼は、
もちろんのこと、陣地を守るためのもの。
すぐそばの七里ヶ浜へ上陸しようと迫る敵の船団を
迎え撃つためのもの。
その内部に据えつけられた機銃がはげしく火を噴く頃には、
近くの海底では、
伏龍隊員達が決死の覚悟で身を潜め、
棒機雷を手に、自らの最期の時を待っている・・・
と、いうことになるはずでした。
しかし、沖縄での無残で尊い犠牲、
広島・長崎での同様の犠牲などもあって、
日本は終戦を決断、
鎌倉の海辺にアメリカ軍の上陸部隊が押し寄せることは、
結局、ありませんでした。
幾度かの空襲にこそ見舞われましたが、
横浜などの周辺都市に比べれば、
鎌倉はおおむね静かなまま・・・
長い戦いの終りを迎えることができました。
稲村ヶ崎に、いま、
明治の頃に起きたボート遭難事件の慰霊碑はありますが、
そこに、
付近の海中で散った伏龍隊の若者達のことを語る碑が加わることは、
ついになかったわけです。
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