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鎌倉山・扇湖山荘。七代目小川治兵衞の名も残る「名邸宅」が今月公開です
2015年11月06日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
突然ですが、
「扇湖(せんこ)山荘」をご存知でしょうか。
扇湖山荘・・・
数年前、
最後の持ち主だった大手銀行の手を離れ、
現在は鎌倉市の所有。
昭和初期に建てられた、
広大な庭や、茶室も擁する大型別荘建築です。
風致、景観に優れ、
文化的価値の高さもまさに折り紙つきですが、
前回の記事で採り上げた、
「鎌倉三大洋館」など、とうに制覇している・・・
と、いうくらいのかなりの鎌倉ファンでも、
「そんな存在は初耳だ・・・!」
と、おっしゃる方、少なくないかもしれません。
扇湖山荘、その名の由来はというと、
建築当時、
「庭の木々の間から、鎌倉の海が扇形に見えていた」
ため。
場所は中心市街地から少し離れた鎌倉山1丁目。
本館建物は、飛騨高山の民家を移築し、
これに一流建築家が、後進技術者らとともに手を加え、
昭和9年に完成させたもの。
ちなみに、その建築家、
大江新太郎という人なのですが、
詳しい方は、
明治神宮の奥深くにひっそりと佇む
「宝物殿」の設計者として、よくご存知のことでしょう。
日光の社寺の大修繕事業でも知られる、
いわゆる近代の著名建築家のひとりです。
さらに、扇湖山荘の「庭」。
ここにもすごい名前が出てきます。
植治こと、七代目小川治兵衛です。
山縣有朋別邸・無鄰菴庭園はじめ、
京都に数々の名庭を残した近代作庭界の第一人者が、
建物の大江新太郎同様、
やはり弟子で甥の岩城亘太郎(せんたろう)
を従えつつ、
これを仕上げています。
ちなみに、岩城亘太郎もまた、
庭づくりの世界では大変有名な人。
昭和の造園界に、
数多くの大きな実績を残していることで知られています。
さらに、扇湖山荘の庭園内には、
「伏見亭」と名付けられた、
四つの茶室をそなえた建物も置かれ、
趣を添えていますが、
こちらは、もとは伏見宮家の所有であった旨、
伝わっているとのこと。
扇湖山荘を取り巻く人々の諸々の関係性から見て、
多分、間違いはないでしょう。
いかがでしょうか。
大江新太郎、七代目小川治兵衛、
岩城亘太郎、伝・伏見宮家の茶室・・・と、
登場する名前だけで、すでに気もそぞろ、
「一度見に行かなければ」と、
ウズウズする想いを抱かれる方も
少なくないにちがいありません。
また一方では、
「扇湖山荘については、初代オーナー夫婦の人生こそがドラマ。
私はむしろそちらに想いを馳せる」
と、おっしゃる方もおられるかと思います。
もちろん、そちらもご紹介したいのですが、
ここにはちょっと書ききれません。
ちなみに、扇湖山荘の初代オーナーは、
製薬会社の創業者、長尾欽弥という人。
その妻は、長尾よね。
昭和の大富豪として、知る人ぞ知る女傑です。
扇湖山荘を建てたのち、
二人の人生にはさまざまな流転、変転がありましたが、
二人が育てた会社はいまも健在。
胃腸薬「わかもと」の製造元として有名です。
さて、
そうしたところで・・・
5年前、2010年のこと。
扇湖山荘は、貴重な文化遺産として、
冒頭にも触れた大手銀行から、
鎌倉市に寄贈されることとなりました。
その後、市では、
防災工事含め、敷地内の整備・補修をすすめる傍ら、
建物や庭の保存・維持や、活用方法について、
外部に意見を募ったり、
造園家団体の協力も得るなど、
さまざま作業を進めているようです。
そういった中、
ごくわずかな日数ではありますが、
一般公開の機会も設けられています。
それが今月、
3週間後に実施されます。
日時は以下のとおり・・・
11月27日・・・13時から15時まで。
28日・・・10時から12時と、13時から15時まで。
(詳しくは鎌倉市都市景観課の案内ページをご覧下さい。
→こちら)
なお、
ちょうどこの時分、鎌倉は紅葉の時期を迎えます。
扇湖山荘の庭の木々も、
多分、ほどよい具合に色づいていることでしょう。
一方、寒さもそろそろ深まってくる頃です。
お出かけの際はどうぞ、身支度をしっかりと・・・!
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