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「星月ノ井」「虚空蔵堂」。行基伝説と、海に生きた人々の祈りのあとが残る界隈
2016年01月22日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
さて、前回訪れた稲瀬川のほとりから踵を返し、
今回は「星月ノ井(ほしづきのい)」と
「虚空蔵堂(こくぞうどう)」へ向かってみましょう。
(前回の記事は→こちら)
奈良時代の僧、奈良の大仏造立の際の活躍で有名な、
行基(ぎょうき 668~749年)の伝説が残る界隈です。
道のりは簡単です。
稲瀬川の石碑の前からのスタートであれば、
石碑と由比ヶ浜を背に、左(西)へまっすぐ。
徒歩7分くらいのところです。
ただし、歩き出して間もなく、
道は二手に分かれますので、ここでは右を選ぶこと。
海沿いの広い道路・国道134号線とは、
この地点でお別れです。
(うっかり国道を進んでもあとで取り返しはつきますが)
では、歩き始めましょう。
すると、5分くらいを経たところ、
星月ノ井と虚空蔵堂に辿り着く少し手前右手に、
和菓子屋さん「力餅家」ののれんが翻るのが、
目に入るかと思います。
創業300年以上といわれる老舗です。
数多くの文章や映像に登場する、鎌倉きっての有名店です。
店名にもなっている「力餅」は、
餅米を丁寧に搗(つ)き上げて、
餡(あん)をくるむようにしてのせたもの。
昔からのファンが全国にいますが、
買うならひとつご注意を。
お店側からの
「生ものゆえ本日中にお召し上り願います」のアナウンスは、
決して嘘ではありません。
一見、握り寿司のようなその姿のとおり、
お寿司を食べるが如くサッと早めにいただかないと、
お餅部分はやがてガチガチに・・・。
必ず後悔することになる、正真正銘の「生菓子」です。
(餅米ではなく求肥(ぎゅうひ)をくるんだものは
多少日持ちします)
さて、
目的地である星月ノ井と虚空蔵堂です。
力餅家を過ぎると、ほどなく目の前に現れます。
まず、虚空蔵堂へと登る石段の手前、
いまは屋根で大切にフタをされたかたちで佇むのが、
「星月ノ井」です。
いわゆる鎌倉十井のひとつ。
(鎌倉十井については過去の記事でも紹介しました。→こちら)
しかも十井の中でも、
星月ノ井はとりわけ神秘的な伝説をもつ井戸。
「底を覗くと、かつては昼間でも星の明かりが見えていた」
との言い伝えが残っています。
しかしながら、ある日のこと・・・
「近隣の女性が誤って包丁を落としてしまった。
するとそれ以降、井戸の中の星が光らなくなった」
とのこと。
さらに、
この井戸にはもうひとつの言い伝えがあるのですが、
行基はこちらに登場。
鎌倉にやってきた彼が、
修業中、この井戸の中から光る石を発見し、
これを虚空蔵菩薩の化身として祀った・・・と、されています。
そして、その祀った場所というのが、
どうやらいまの虚空蔵堂のあるところ。
星月ノ井のすぐそばの石段を登った高みです。
ちなみに虚空蔵堂は、
その古い名前を「明鏡山円満院星井寺」といい、
いまは近くにある成就院が、
境外仏堂として管理しています。
虚空蔵堂の境内には、
人々が古くから漁の安全を願ってきたと思われる
「舟守地蔵」の祀られた祠もあって、
海が近く、水の湧くこの場所が、
海で生きる人々の昔からの聖地であったことを窺わせます。
なお、星月ノ井ですが、
別に「星ノ井」「星月夜ノ井」とも呼ばれます。
このうち後者は、
鎌倉の枕詞である「星月夜」を戴いたもののようです。
たとえば、有名な一首・・・
「我一人鎌倉山を越え行けば星月夜こそ嬉しかりけれ」
(永久百首・1116年)
すると・・・
井戸にまつわる星や光る石の伝説、呼び名は、
やはりこの枕詞が元になり、
後世に生まれたものなのでしょうか。
それとも、
何らかの光る物体がここにあった・・・とする
伝説の方が先なのでしょうか。
ともあれ、
この星月ノ井と虚空蔵堂の佇む界隈、
潮騒響く、はるかいにしえの鎌倉の面影が、
時折ふと垣間見えるかのような、
どこか不思議な雰囲気のするところです。
虚空蔵堂
星月ノ井
(写真:宮 栄多郎)
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