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逗子の古刹・法性寺は景色爽快! 緩やかな鎌倉側からのアプローチがお勧めです.2
2016年04月01日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
さて、
前回から訪れている逗子の
「猿畠山法性寺(えんばくさんほっしょうじ)」。(記事は→こちら)
その前は、知られざる奇観、
「お猿畠の大切岸(おおきりぎし)」を訪問している(記事は→こちら)
この鎌倉大家日記ですが、
法性寺にしても、お猿畠の大切岸にしても、
どちらにも枕詞のようにくっついているのが、
「猿」と「畠」です。
これには一体どんな意味があるのでしょうか。
ひもとけば、
それは、日蓮伝説に行き当ります。
ちなみに、
今回の旅で最初に出会った史跡も、
日蓮ゆかりの「乞水(こいみず)」でした。(記事は→こちら)
本当に、源頼朝を除けば、
この日蓮ほどに、
鎌倉とその周辺に多くの足跡を残している人は(伝承含め)
見当たりません。
法性寺には、猿と日蓮にまつわる二つの言い伝えが残されています。
ひとつは、
日蓮が鎌倉入りする前のエピソードです。
これによると、
布教に燃え、いよいよ鎌倉へと乗り込む直前、
日蓮は、
いまは法性寺の伽藍がひろがるこの山の岩窟を
一時の住処としたことになっています。
その際、付近の人々に怪しまれ、
誰も食料を分けてはくれずにいたところ、
山の猿が集って現れ、彼らの畑の作物を
恵んでくれたというものです。
どうやら当時、
この辺りでは猿が畑を営んでいたらしいのです。
ゆえに「猿畠山」法性寺。
さらには「お猿畠」の大切岸。
おもしろいですね。
ひょっとすると、中には優しい里人がいて、
周囲が日蓮を歓迎しない中、その目を盗み、
「岩穴のお坊さんに持っていきな」と、
猿のようにすばしっこい子供にでも言い含めて、
食べ物を届けさせたのかもしれません。
さらに、
伝説はもうひとつあります。
これについては、前回の記事の中でも触れています。
文応元年(1260)、日蓮が、
他宗を批判する内容をかかげた「立正安国論」を
幕府に献上したことで、浄土教信者らの襲撃をうけた
いわゆる「松葉ヶ谷法難」事件。
この際、日蓮は、
いま法性寺がある山へと逃げ込み、
どうにか窮地を脱したとされているのですが、
そこにやはり、白い猿が三匹やってきて、
食べ物をくれたとのこと。
これを日蓮はありがたく思い、
この地に一寺を建立するよう、弟子達に言い残したと
されているのですが、
それが今に続く法性寺であるということになっています。
ちなみに、
猿とお寺・・・といえば、
比叡山延暦寺の鎮守である山王権現の使いが猿であることが
まず思い出されます。
さらに、比叡山延暦寺といえば、
日蓮が若き頃に教えを学んだ場所でもあります。
そのためか、言い伝えでは日蓮は、
難を逃れて助かったことを
山王権現の加護によるものであると感じたとのこと。
そのためか、法性寺には、
いまも境内で最も位置が高く、景色のすばらしい場所に、
山王権現が祀られています。
そうです。
前回記事で紹介した、日朗廟所の向かい側から登る
せまい石段の上に佇む小さな祠こそが、
山王権現を祀る祠です。
そういったわけで、
日蓮が鎌倉入りする前にこの法性寺のある山に逗留したり、
「法難」の際に逃れ込んだ言い伝えが
本当のことであるとすると、
実は、法性寺建立のはるか以前から
ここには山王権現の社があって、
日蓮はそこに関係する人々と、
何かつながりをもっていたということなのかもしれません。
さて、
では、境内をさらに下り、
山門をくぐって、法性寺をあとにします。
山門を抜けたら、忘れずに振り返ってみてください。
日蓮を助けた白いお猿さん達が、
扁額を両脇から抱えながら、
我々を見送ってくれています。
法性寺山門
(写真:宮 栄多郎)
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