- トップランナーのトークに垣間見える、ビジネスとしての民泊経営に必要な「覚悟」
- 「問合せは2社まで」が5割超。入居希望者による広告時点での厳しい物件絞り込み
- JR、小田急(&私鉄3社)のそれぞれ特徴ある「鎌倉フリー切符」
- 30分で民泊をスッキリ解説。レジュメも充実。石井くるみさんの「高密度」なセミナー
- 求められる自己資金。投資オーナーさんの半数が「融資が厳しくなった」を実感
- 基氏、疎石・・・鎌倉時代が過ぎたあとの鎌倉に光をあてる、鎌倉国宝館の特別展
- 早稲田女子学生「家賃応援割」プロジェクトに、ぜひご協力をお願いします!
- 家具のレンタル。新品ならば4人に1人近く、中古は8人に1人が「利用意向アリ」
- 市民からも通行料? 動揺の声も。古都の観光渋滞対策「鎌倉ロードプライシング」
- 「行動」がすべての基本!中西紀二さんが説く、賃貸経営をラクにする秘訣
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基氏、疎石・・・鎌倉時代が過ぎたあとの鎌倉に光をあてる、鎌倉国宝館の特別展
2017年11月17日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
お伝えするのが少し遅くなりましたが、
いま、鎌倉の「鎌倉国宝館」で開催されている、
興味深い展覧会について、ご紹介いたしましょう。
「特別展『鎌倉公方 足利基氏
―新たなる東国の王とゆかりの寺社―」です。
10月21日より、すでに開催されていて、
会期は12月3日までとなっています。
最近、書店でよく見かけるようになった、
室町時代に関する本。
昨年出版された、
呉座勇一さんの「応仁の乱」(中公新書)のヒット辺りから、
ブームが続いているものですが、
今回の鎌倉国宝館の特別展は、
まさに、その室町時代(とりわけその初期)の
鎌倉に焦点をあて、
数々の寺宝や史料から、
当時の鎌倉政治史の様子などを
掘り起こしていこうというものです。
なお、展示物は
→こちら のリストのとおりです。
国宝・重文も多数交え、
かなりの充実ぶりといっていいでしょう。
さて、
そんな今回の特別展の主役といえるのが、
初代鎌倉公方・足利基氏(もとうじ)です。
暦応3/興国元年(1340)に
足利尊氏の子として生まれ、
30年に満たない短い生涯の大半を
室町幕府・鎌倉府による東国支配体制の基礎固めに捧げました。
基氏以降、鎌倉は、
東国政治の中心として、
15世紀半ばに当時の鎌倉公方・足利成氏(しげうじ)が
鎌倉を離れ、
下総古河の地に移るまで繁栄を続けます。
たとえば、有名なところでは、
花の寺「瑞泉寺」
竹の寺「報国寺」
苔の寺「妙法寺」
あじさい寺「明月院」
美しい境内と厳しい拝観ルールで知られる
「覚園寺」
過去は拝観できない名刹として有名だった
「長寿寺」
と、いった寺々は、
いずれも、この鎌倉府の時代に、
大いに発展した(あるいはそうであると思われる)
お寺です。
今回の鎌倉国宝館の特別展には、
このうち瑞泉寺より、
「足利基氏坐像」、さらに重要文化財「夢窓疎石坐像」が
出品されています。
夢窓疎石といえば、
「夢窓国師」の呼び名でも知られる、
瑞泉寺の開山です(当時瑞泉院)。
後醍醐天皇や足利尊氏など、
名だたる要人、貴人の帰依を受けたほか、
京都の西芳寺、天龍寺などでの庭づくりや、
天龍寺船を仕立てての中国貿易など、
万能肌の禅僧として、
ご存知の方も多いことでしょう。
瑞泉寺の有名な岩の庭園も、
この夢窓疎石によるものと伝えられています。
ちなみに、
この瑞泉寺の中興に尽力した足利基氏は、
「瑞泉寺殿」と呼ばれてもいました。
死後は、遺命により、瑞泉寺に葬られています。
今回の展覧会をご覧になられたあとは、
少し足を伸ばされ、
秋の瑞泉寺を訪れてみるのもよいかもしれません。
鎌倉国宝館のウェブサイトは →こちら
瑞泉寺のウェブサイトは →こちらです。
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鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
早稲田女子学生「家賃応援割」プロジェクトに、ぜひご協力をお願いします!
2017年11月14日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
火曜日は「編集部こぼれ話」です。
今回は、
私達オーナーズ・スタイルがこのたび企画し、
早稲田大学さん主催のもと実施する、
「早稲田女子学生『家賃応援割』プロジェクト」
についてのお知らせです。
東京・首都圏の賃貸住宅オーナーの皆さん、
よろしければ、ぜひご協力ください。
■ 「早稲田女子学生『家賃応援割』プロジェクト」とは?
・経済的にきびしい状態にある学生さんが、
少しでも良好な住環境のもと、就学できるように
・オーナーさんが家賃を少し安くすることで、支援する
と、いうものです。
■ 対象となる学生さんは、
・「早稲田大学」に通う、経済的にきびしい女子学生のうち、
2018年4月から同大学(学部)に入学する、地方出身の方
・経済的にきびしいことを早稲田大学が確認
・大学からの奨学金の給付が決定している
以上が基準です。
■ 貸していただくお部屋の条件は、
・東京メトロ早稲田駅、もしくは西武池袋線小手指駅まで
45分以内
・新耐震基準(昭和56年6月以降に建築確認済証を取得)
・バス、トイレ、キッチン、エアコン付き
・できれば16㎡以上
・通常の募集家賃(相場)よりも、10%以上安い
(できれば管理費込みで5万円以下に)
・敷金は1ヶ月以下、礼金は1ヶ月以下
以上が基本です。
■ 契約の形態は、
・4年間の定期借家契約
(「家賃応援割」専用の契約書をご使用いただきます)
学生さんには、原則として4年間住み続けていただく契約です。
■なお、当制度を利用される学生さんに、
しっかりと勉学に励んでもらうことなどを鑑み、
ご提供してはいただけない条件のお部屋もあります。
その他、家賃債務保証や、
契約解除についての要件など、
いくつかのお約束ごとにつきまして、
こちらのオーナーさん向けご案内資料に
目をお通し下さい。
↓
さて、以上にご紹介した
「早稲田女子学生『家賃応援割』プロジェクト」ですが、
今回、これを企画するに至った想いについて、
最後に添えさせていただきます。
ご存知の方も少なくないと存じますが、
私などが学生だった時代に比べ、
いま、大学の学費は2倍近くにまで上がっています。
一方で、地方経済はいまだ元気を取り戻したとはいえず、
ご両親から学生さんへの仕送り額は、年々減少しています。
さらに、調査データによれば、
その7割以上が、家賃に充てられているとのこと。
また、地方出身の学生さんの約7割が、
奨学金を申請しているというのも現実です。
きびしい経済環境のもと、
歯を食いしばって、勉学に励んでいる学生さんが、
大勢、私たちの周りにいるわけです。
そこで、経済的に余裕のあるオーナーさん、
あるいは空室で困っているオーナーさんと、
少しでも安い家賃を希望している学生さんとを
よりよいかたちで結び付けられないかと、
このたび、思い立ちました。
行政も、高齢者や外国人、
シングルマザー等の皆さんの住まいについては、
「セーフティネット法」の施行など、支援を始めていますが、
日本の未来を担う学生さんへの住まいの支援は、
まだ始まっていません。
学生寮もありますが、不足しており、
また、寮は、学生さんにとっては、
どうしても不自由な環境になりがちであることも確かです。
今回は初めての試みということで、
以前より女子学生への奨学金支援活動をされている
早稲田大学の女性校友会
「稲門女性ネットワーク」さんの
ご協力をいただいてのプロジェクトとなります。
そのため、
対象を「早稲田大学の女子学生」に限定しています。
ですが、
将来はさらに、男子学生や他大学にも、
対象を広げたいと考えているところです。
オーナーの皆様、
ぜひ、このプロジェクトにご協力ください。
もちろん、ご登録はひと部屋からで十分です。
オーナーズ・スタイル
代表取締役 編集長 上田英貴
----------------------------------------------
「早稲田女子学生『家賃応援割』プロジェクト」は、
主催:
学校法人 早稲田大学 奨学課、レジデンスセンター
企画:
株式会社 オーナーズ・スタイル
(大家さん向けの情報誌を発行する出版社)
協力:
稲門(とうもん)女性ネットワーク
(早稲田大学の唯一の女性校友会 女子学生を奨学金で支援)
株式会社 早稲田大学プロパティマネジメント
(早稲田大学グループ内の不動産事業者)
以上が共同で実施、運営する、
社会貢献プロジェクトです。
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編集部こぼれ話(火曜日の記事)
家具のレンタル。新品ならば4人に1人近く、中古は8人に1人が「利用意向アリ」
2017年11月13日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
月曜日は「賃貸経営お役立ち情報」です。
「ディノス」、「セシール」のブランドで知られる
通信販売事業を行う会社、
株式会社ディノス・セシールさんが、
「20代~60代の男女1,000人に聞く
『家具とライフスタイルに関する意識と実態調査』」
と、題した調査結果を公表しています。
対象となったのは、
1都6県(東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・群馬・茨城)の
20代から60代の男女1万人。
(設問によってはその中の1000人)
皆さんに「家具のレンタルサービス」の利用経験を尋ねると、
「利用したことはない」・・・97.1%
が、圧倒的。
しかしながら、
家具レンタルサービスを利用してみたいですか?
と、意向を聞くと・・・
新品の家具であれば利用してみたい・・・24.4%
(利用したい・4.6%と、やや利用したい・19.8%の合計)
中古の家具でも利用してみたい・・・12.5%
(利用したい・2.3%と、やや利用したい・10.2%の合計)
数多い、とはいえないものの、
新品家具であれば、4人に1人近くの皆さんに、
中古でも、8人に1人の皆さんに、
家具レンタルサービスの利用意向が見られる結果となっています。
興味深い数値も出ています。
上記、「家具のレンタルサービスを利用してみたい」
と、お答えの皆さんのうち、
1000人を対象に、
「家具の所有を避けたい意向」を尋ねた結果です。
「家具はできれば所有したくない」との想いに、
あてはまる・・・11.5%
ややあてはまる・・・33.8%
あまりあてはまらない・・・42.0%
あてはまらない・・・12.7%
つまり、
「できれば所有したくない」派が、全体では45.3%
(11.5%+33.8%)
と、いうことになるのですが、
これが50代にかぎると、
53.1%と、半数を超え、
60代になると
57.8%と、6割近くに迫ります。
なお、
20代は・・・40.8%
30代は・・・38.6%
あくまで、
「家具レンタル」の利用意向をもつ人に限っては、ですが、
家具を所有したい気持ちは、
シニア層に近づくほど、
より、下がっていく傾向が見られる結果となっています。
本来のミニマリスト(極力持ち物少なく暮らしたい人)や、
シンプルライフ派が、
結婚、
あるいはマイホーム建築以来貯まった家財・家具を
満載したご自宅で、
日々、無意識のストレスを感じながら暮らしていらっしゃる・・・
そんなケースも、
世の中には意外に多いのかもしれません。
さらに、
「持ち家派と賃貸派、それぞれに、
『レンタルでよい』と思う家具を聞いてみた」
と、する結果など、
詳しい内容を下記にてご確認ください。
(株)ディノス・セシール
「20代~60代の男女1,000人に聞く
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賃貸経営お役立ち情報(月曜日の記事)│コメント(0)
市民からも通行料? 動揺の声も。古都の観光渋滞対策「鎌倉ロードプライシング」
2017年11月10日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
前々回のこの鎌倉大家日記では、
鎌倉で行われている観光渋滞対策、
「パークアンドライド」について、
ご紹介をしたところです。
その際、話の前段として、
「鎌倉市が、国土交通省が新たに設けた
『観光交通イノベーション地域』に選定された」
と、いう話題にも触れました。
この選定に基づき、
「地域内を走行する自動車に、
一定の課金をすることで、通行量を抑制する
『ロードプライシング』の実施に向けた
データの収集が、この秋以降行われる予定」
との内容も、
添えさせていただいたところです。
そこで、
この「地域内を走行する自動車に一定の課金をする」という、
ロードプライシング制度なのですが、
前々回、ここにも記したとおり、
鎌倉では20年ほど前に一度議論になり、
その後一旦話が聞かれなくなりながらも、
ふたたび4年前から、
市が熱心に検討を進めています。
つまり、
なぜ鎌倉が今回、国の選定を受けたのかというと、
それは、そもそも鎌倉市が、
ロードプライシングの導入を
(国交省側ではエリアプライシングと呼んでいます)
すでに現在、検討している町であるから、
と、いう理由がひとつにはあるのです。
いわば、
「この町ならば話が進みやすいだろう」と、
いうことがあって、
国交省は鎌倉を選んだ、ともいえるわけです。
とはいえ、行政と市民との間では、
どこでも起こりがちなことなのですが、
ロードプライシングの導入についての
検討が行われていること、もしくは、その内容を
多くの市民は、
実は、それほど詳しくは知らなかったのかもしれません。
そうしたところ、先々月、
上記の「鎌倉市が観光交通イノベーション地域に選定された」
とのニュースが、
かなり大々的に報じられました。
加えて、報道にはこんな言葉や文字が踊りました。
「鎌倉へマイカー観光なら1000円徴収?」
「市民にも最大1割程度課金を検討」
ご覧のとおり、1000円、1割と、
いかにもわかりやすく、独り歩きしやすそうな数字が
示されていたためかもしれませんが、
こうしたニュースを見聞きしたり、
人づてに聞いたりして、
「自分の住む町に車で入るたびに、100円とられちゃうの?
私なんか毎日市外へ車で通勤しているのに、どうなるの・・・!」
と、驚いた方、かなり不安に思われた方も、
今回は少なからずいらっしゃったようです。
なお、
上記、「毎日(ただし月~金)車でご通勤」の方は、
とりあえず安心してください。
「(仮称)鎌倉ロードプライシング」の対象日、
対象時間については、
「土日祝日の」
「交通が混雑する時間帯」
を前提(市の文書では「想定」)として、
検討が進められているからです。
また、これまでの検討内容、経緯から見て、
「土日休日」の前提が覆ることは、
よほどのどんでん返しが起こらないかぎり、
今後もないものと思われます。
(きっと・・・ないはずです!)
ちなみに、市では、
「一部市民等の方々に、(仮称)鎌倉ロードプライシングの
内容について、誤解が生じております」
と、して、
昨年秋から、リリースを公表しています。
(→こちらです)
これを見ると、
問題の市民の負担については、
「来訪者に比べ0~1割程度の負担を想定して検討を進めている」
と、いうことになっています。
また、私のある知人が先日、市に問合せたところ、
現在もその状況(市民は0~1割程度負担の想定で検討中)に
変わりはない、とのこと。
報道にもあったとおり、市民以外の方が、
仮に、1000円課金されるとなれば、
市民は無料か、
あるいは1~100円の負担となることが、
検討・議論されているということです。
さらに、もちろんこのことの是非については、
「観光渋滞対策が目的なのだから、
(通常は)観光のために車を動かすわけではない市民へ
負担をもとめるのは、理屈が通らないのではないか」
「いやいや、観光の皆さんの車が減った分、
市民の車が街に増えてしまう可能性もある」
「その前に、課金は漏れなくちゃんとできるんだろうか?
ETC?ナンバープレートの自動撮影?
両方を併用?それとも新システムの導入?
市民負担もアリとするならば、
そちらは一律な自動車保有税的な方式で?」
とにかく、国内に前例や類例のないことだけに、
難しい法律論議、技術論議も交えて、
市の検討会議では、
目下、さまざま議論が重ねられているところです。
(鎌倉市長の諮問機関である
「鎌倉市交通計画検討委員会」および、
「同・専門部会」、「同・特別委員会」が担当)
ちなみに、私の場合ですが、
いまの住所は、
「(仮称)鎌倉ロードプライシング」が実行された場合、
確実に、プライシングエリア内となる場所になっています。
そこで、現在把握できるかぎりの情報から言えば、
たとえば、
・日曜日に
・自家用車で
・プライシングエリア外のショッピングモール等へ買い物に出かけ
・プライシング時間内に帰宅する際は
・いくばくかの課金をされる
と、いったケースなどが、将来、
ひょっとするとありうることになるでしょう。
私だけでなく、
同じ住所にある、私の物件に住まわれる入居者さんも同じです。
なので、将来空室が出て、入居者募集をする際は、
土日に自動車通勤の要があったり、
土日、車での外出が多い方で、
帰宅時間が「プライシングタイム」にひっかかってしまう・・・
そんな方には、もしかすると、
入居を躊躇されてしまうことになるのかもしれません。
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2017年11月07日こんにちは。
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火曜日は「編集部こぼれ話」です。
あいにくの冷たい小雨・霧雨の降りしきった
先月14日の土曜日。
新宿NSビル・地下1階イベントホールで開催の
「秋の賃貸経営+相続対策フェスタ」へ
ご来場くださいました大勢の皆さんへ、
心より深く、御礼を申し上げます。
今回は、セミナー報告です。
フェスタ当日、
もっとも広いA会場で催されたセミナーの中から、
自主管理129戸の築古物件を
高稼働率で運営し続ける「スーパー大家さん」、
中西紀二(のりつぐ)さんが語られた、
「行動すること」の大切さについて、
少し触れてみたいと思います。
さっそくですが、講演の中、
中西さんは、数度にわたって、こんなことをおっしゃっていました。
・入居希望者の胸にささるこだわりの内装
・花やイルミネーションなどによる物件の演出
・チョークボードでの手書きの言葉による
入居者さんとのコミュニケーション
・プチサプライズの演出
これらは、中西さんが日頃実行されている、
物件の魅力を高める方策の主な一部ですが、
これに対して、ほかのオーナーさんからは、
こんな言葉が返ってくることも多いそうです。
「そういったことは、
センスのある中西さんだからできること」
「手書きの絵とか、言葉とか、私にはセンスがないから無理」
それに対して、中西さんは、
「自分もセンスがあるわけではない」
「もしも、センスがあるように見えるのだとすれば、
それは、行動してみて、何度も失敗し、やり直した結果、
あとから身に付いたものにすぎない」
「違いは、行動するか、しないかです」
なんとも、耳の痛いお話です。
まったくそのとおり、
私達は、
(勝手に皆さんを混ぜてはいけませんが、ここは概してという意味で)
ついつい、
「行動をしないで済ますために、行動をしない理由を探してしまう」
パターンに陥りがちです。
ですが、
この「行動してみなければわからない。変わらない」は、
皆さんも多くがすでにご存知と思いますが、
本当に、見事なくらい、
成功されているオーナーさんが皆揃っておっしゃっている、
定番すぎるほどに定番な金言です。
オーナーズ・スタイルの「賃貸経営+相続対策フェスタ」に、
過去より幾度も来てくださっている皆さんにとっては、
同じく中西さんがおっしゃっていた、
「空室対策以上に、満室対策(空室予防)が大事」
の言葉とともに、
ああ、同じことをあの有名大家さんも言っていた。
あの人も、あの人も、そう言っていたな・・・
と、いったものになるかとも思います。
ただ、今回の中西さん、
行動し、その結果、
賃貸経営が順調に運ぶようになることのメリットについて、
こんな表現もされていました。
「楽になる」と、いうのです。
賃貸経営が、楽になってしまうのです。
なぜ、楽になるのかというと、
オーナーが想いを込めて物件づくり、環境づくりをし、
コミュニケーションをはかれば、
その想いに「ひびく」人が入居してくれるようになる。
すると、
「自然と、管理が楽になる」
(オーナーさんの想いを裏切るような人は入居して来ない)
と、いうことで、
この部分こそがまさに、
講演活動など、忙しく各地を飛び回りながらも、
「129室自主管理」を成功裏に日々回している
中西さんならではの実感・・・
と、いうところなのではないかと思われます。
成功している有名大家さん、というと、
日頃のんびり家でくつろぐ暇もなく、
しょっちゅう物件に関わり、入居者さんに関わり、
発信・発言にも関わり、しているようにも見えるため、
「大変そうだな。とても真似できないや」
とも、思ってしまいがちですが、
実は、そうではなく、
ここぞ、と要点を押さえた行動によって、
他の部分を思い切り「楽チン」にしているといったケースが、
実際には多いのかもしれません。
ちなみに、中西さんのご物件・129戸ですが、
今年の繁忙期での退去は、1戸だけだったとのことです。
すべてがファミリー向けのため、
単身用ほど、春の入居者さんの入れ替わりが
激しくないであろうことはあるにしても、
それでも、この結果については、
中西さんの日頃の「行動」が
しっかりと効いているため、ということであるのに
間違いはないはずです。
また、
これが反面、何を意味しているのかというと、
新たな募集の手間も、原状回復の手間も、
それぞれにかかるコストも、
加えて、空室が埋まるまでの「やきもき」や「不安」も、
中西さんの場合、
この繁忙期にあっては、
たったの1戸分を背負い込むだけだった、と、いうことです。
129戸を自主管理でお持ちでありながら、
「本当にラクな経営をされているのだなあ」
そんな結論に、結局のところなりそうです。
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編集部こぼれ話(火曜日の記事)│コメント(0)