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鎌倉・長谷の「霊源閣」。南満州鉄道の総裁の旧邸宅が、国の登録有形文化財に!
2016年09月02日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
鎌倉で、観光客の皆さんが、
主に見学先として訪れる「建物」といえば・・・
まずお寺、そして神社。
これらは江戸の昔からの定番です。
ですがそこに、
いま、どんどん「食い込んで」きているのが、
明治以降に生まれた、近代の建物です。
たとえば、
美術館、博物館、かつての図書館や古い学校施設、
洋風の邸宅、和風の邸宅、
和洋折衷の近代らしい別荘、お屋敷・・・
この鎌倉大家日記でも、
これまでに数多く、
鎌倉に残る「近代建築」をご紹介してきました。
そうした中、またひとつ、
鎌倉の美しい近代の建物が、
先々月、スポットライトを浴びています。
「霊源閣」と、いいます。
場所は長谷の三丁目。
建てられたのは大正7年(1918)。
数寄屋造りの和風の別荘建築です。
7月にひらかれた文化庁の文化審議会において、
登録有形文化財となることが決まりました。
この建物の最初のオーナーは、
南満州鉄道の総裁を務めた山本条太郎です。
茶人としても知られた人ですが、
大正3年に起きた、当時の一大疑獄事件である
「シーメンス事件」に関与した人物としてもさらに有名。
当建物は、
この山本条太郎の別荘として使われたのち、
旧華族である九鬼家に譲り渡されました。
さらに現在は、
さる宗教法人が所有するものとなっています。
よって「霊源閣」は、当該宗教法人による命名です。
正しくは、
「神霊教 鎌倉錬成場 霊源閣」となっています。
なお、上記の九鬼家ですが、
同家は、霊源閣の敷地内に
「待合」、「門」、「練塀」を建て増ししています。
譲渡の年である昭和31年頃とのこと。
しかしながら、
その造作は、元からある建物の風情を尊重し、
大変丁寧に行なわれたものであったため、
いわば、物件価値を高めた様子。
近代数寄屋の名品ともいっていい本屋とともに、
今回、有形文化財登録の対象となりました。
また、
現所有者である宗教法人も、昭和56年の取得以降、
貴重な建物を大切に管理、
「創建当時ほぼそのまま」といわれる状態を
維持し続けています。
三者、見事なリレー、といっていいでしょう。
さて、
この霊源閣をぜひ見たい!という場合なのですが、
残念ながら、
現在、個人では不可能とのこと。
団体のみ、見学の申込みが可能です。
問合せ先の電話番号が、
下記、両ページに載せられていますので、ご確認ください。
(こちらでは美しい写真もご覧になれます)
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鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
樹齢800年以上? 迫力の大イチョウがたたずむ逗子沼間の鎮守・五霊神社
2016年08月26日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
今回も、前回からの続きです。(前回の記事は→こちら)
神武寺訪問から始まった小さな旅の最終回です。
行き先は「五霊神社」です。
逗子の住宅街。
低い丘の上に建つ小さなお社。
創建年代は不明です。
一説によれば、
前回の記事で多少触れた、源義朝の沼浜邸の鎮守として、
勧請されたものであるともいわれています。
もしも事実であれば、
ざっと、850年以上の歴史をほこる古社と
いうことになるでしょう。
では早速、向かいます。
スタート地点は、前回訪れた古刹・法勝寺です。
まずは境内を背に、参道となっている細い通りを戻ります。
横たわる道路に出たら、右へ曲がってください。
次いで、ほんの10メートルくらい行ったところで、
すぐに、左の路地へ。
あとはそのまま道なりに進みます。
間もなく、川に架かる短い橋を渡ります。
踏切も通過します。
すると、
やや車通りの多い道にぶつかります。
神奈川県道24号線です。
目指す五霊神社は、もう目の前です。
県道の向こうに見えている、鬱蒼と木々の繁る丘・・・
そこが、同神社の境内です。
県道を渡り、鳥居をくぐりましょう。
石段を登ります。
すると左手、すぐ目の前に、
そびえ立つ巨大な樹木が・・・!
高さ25メートル。胸高周り6.7メートル。
樹齢は600年とも、800年以上とも。
神奈川県指定天然記念物の大イチョウです。
迫力の風景、といっていいでしょう。
ほれぼれさせられるほどの巨樹・老樹です。
ちなみに、天然記念物は、
このイチョウだけではありません。
ぐるりと周りを見渡してみてください。
ご覧のとおりです。
ここはまさに、巨樹・高木の生い茂る丘なのです。
ケヤキ、タブノキ、イヌマキ、スダジイ、ヤブツバキ・・・
暖帯性の広葉樹、
しかも多くの大木が立ち並ぶ五霊神社の境内は、
地域古来の植生が残る貴重な場所として、
一帯そのものが、
まるごと県の天然記念物に指定されています。
さて、
今回まで、7度にわたってお届けしてきた、
鎌倉のお隣、逗子・沼間エリアの旅、
いかがでしたでしょうか。
ちなみに、ご紹介したうち、
とりわけ1、2回目に訪問した「神武寺」は、
鎌倉にも見られない本格的な山寺として、
古社寺が好きな方には、
ぜひ、ご訪問をおすすめいたします。
ご健脚の向きには、もちろん、
3回目にご紹介した「奇観・鷹取山」との組合せも最高です。
(リンクは→こちら)
山の空気をいっぱいにお吸いになって、
どうぞ、
元気の糧となさってください。
五霊神社境内。手前に立つのが大イチョウです。
(写真:宮 栄多郎)
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鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
ここは源義朝邸の跡? 黒ヤギさんがお出迎え。子ども達の歓声も響く古刹・法勝寺
2016年08月19日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
今回も、前回からの続きです。(前回の記事は→こちら)
ホタル舞う川端にたたずむ小さな古刹・光照寺をあとにして、
次は法勝寺へと向かいます。
道のりは徒歩4、5分ほど。
光照寺を背に、門前の路地を出たところの十字路を左折、
少し行くと・・・
「日蓮宗法勝寺 かぐのみ幼稚園」
と、書かれた看板が見えてきます。左手です。
そこに記された矢印に従って、再び左折してください。
静かな路地を行けば、ほどなく、
法勝寺の境内です。
なお、ここで、
面白い出会いがあるかもしれません。
相手は人ではありません。ヤギさんです。
静かな家並みをすぎて、いよいよ古刹の浄域へ・・・
と、迫ったところで、
イチョウの木陰の下、柵の内側をせわしく動く黒い影が。
訪問者の姿を見定め、
人懐っこく近寄ってくるその影こそが、
「かぐのみ幼稚園」で皆に可愛がられている、
黒ヤギのくろちゃんです。
ちなみに、このくろちゃんのいるところ、
分かれ道にもなっています。
左の石段をのぼると、
法勝寺が経営するかぐのみ幼稚園の庭へ。
右の坂を行けば、
そのまま法勝寺の境内の中心へと至ります。
そこで、我々参拝客は、
不意に幼稚園の庭先へ侵入することにならないよう、
ここは右手を進みます。
坂をのぼっていくと、間もなく、
裏山の緑に取り囲まれた法勝寺の伽藍が、
目の前に、
ちょっと窮屈そうな様子で広がるはずです。
この法勝寺、
創建がいつなのかは、前回の光照寺同様、
はっきりとしません。
鎌倉時代の永仁年間(1293~1299)において、
天台宗から日蓮宗へと改宗があった旨、
伝わっているお寺です。
ところで、
前回のこの鎌倉大家日記では、
訪問先である光照寺にゆかりがあるかもしれない人物として、
悪源太・源義平について、
若干触れています。
その義平の父親が、保元・平治の乱で有名な源義朝です。
このことについても、前回、ちょっとだけ触れました。
義朝は、義平だけでなく、
鎌倉幕府を開いた源頼朝や、その弟義経の父でもある人物ですが、
居館を「沼浜」という場所に置いていたらしいことが
知られています。
沼浜、とは、いまの逗子市沼間辺りのことをいいます。
つまり、
当鎌倉大家日記で、
前々回より散策を続けている、JR東逗子駅付近一帯です。
中でも、
源義朝の沼浜邸があったのはここではないか・・・
と、想像する人が多いのが、
いま法勝寺の建つ辺り。
(ほかにも近隣に候補地があります)
かぐのみ幼稚園の園児達や、ヤギのくろちゃんは、
騒乱の中世前夜に生き、
非業の最期を迎えた英雄の家の跡で、
楽しく走り回ったり、
のんびり草を食んだりしているのかもしれません。
ちなみに、吾妻鏡をひもとくと・・・
義朝の魂は、死後もこの沼浜邸にとどまっていたようです。
あるとき、息子の妻である北条政子の夢の中に現れ、
「近くで漁師が漁を行ない、殺生するのが耐えられないので、
建物を解体して、お寺の中に再建してくれ」
と、頼んだという話がつづられています。
沼浜の地はかつては海から続く湿地帯であったと見られ、
そのことが地名に反映され、
現在の町名である「沼間」に及んでいることが知られています。
法勝寺境内
(写真:宮 栄多郎)
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古くは門前に「村会議事堂」が? 川端にたたずむ小さな古刹・光照寺
2016年08月12日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
今回も、前回からの続きです。(前回の記事は→こちら)
歴史ある古い山門と梵鐘を擁する禅刹、
海宝院を背にして、
目の前の道路を左へ・・・
3分ほど歩くと、十字路が現れます。
これを左折してください。
約40メートル先が、真言宗「光照寺」の門前です。
早速、境内へと足を踏み入れてみましょう。
正面には小さなお堂。脇に庫裏。
残る敷地にはお墓ばかり・・・
実に小ぢんまりとした伽藍の風景です。
お寺の裏手は川です。
前回、ホタルの舞う川であることをご紹介した、
田越(たごえ)川が流れています。
そこで、
皆さんの書かれたブログなどを拝見すると・・・
田越川にホタルを見に訪れる人の多くが、
「光照寺の裏へ」
を合言葉にやってくる様子。
道案内をしておきましょう。
さきほどお寺に至った経路から、
光照寺の境内には入らずに、直前を左折します。
次いですぐに右の路地へ・・・と、
進んでいくと、
光照寺の斜め裏手にたたずむ、
小さな橋の上に辿り着くことができるはずです。
どうやら、この辺り。
近辺にひときわ緑も多い、この橋の周辺こそが、
皆さんの目指す
人気のホタル鑑賞スポットのようです。
一方で・・・
光照寺の門前側ですが、
かつてこの付近は、
「議事堂」と呼ばれていたのだとか。
何となれば、
当地は江戸時代、地域の中心だったところで、
その後も囲炉裏・台所付きの
村の会議所が、
大正末年の頃まで置かれていたのだそう。
侃々諤々の寄り合いや、賑やかな宴会なども、
昔はあったのかもしれません。
いまはそんな余韻も感じられない、
落ち着きと静けさに包まれた、静寂の界隈です。
ところで、光照寺ですが、
開創の時期は不明です。
一説には、「悪源太」の異称で知られる
源義平の供養のために建てられたとも。
父・義朝らとともに平治の乱を戦い、敗れ、
永暦元年(1160)に処刑されてしまったこの人物、
源頼朝や義経の異母兄にあたるのですが、
勇猛、剛強な言い伝えを残す一方、
母親の出自がもとで、
いわゆる源氏一族の中での立場には、
やや微妙なところがあったともいわれています。
生き残っていたら歴史にどう関わっただろう・・・と、
つい、想像を豊かにさせてくれる一人です。
初夏の頃の光照寺門前
(写真:宮 栄多郎)
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神武寺から緑の参道を下って・・・蛍舞う田越川の近くに建つ禅寺・海宝院へ
2016年08月05日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
今回もまた、前回からの続きです。(前回の記事は→こちら)
岩壁そそり立つ奇観・鷹取山を眺めたのち、
ふたたび神武寺境内へと引き返してきた我々。
総門をあとに、
左手に続く表参道へと向かいます。
ちなみに、今回、
京浜急行神武寺駅から神武寺まで至る際に辿った
裏参道とは違い、
この表参道は、足元が若干快適です。
一部を除いて舗装こそされていませんが、
おおむね広くて歩きやすい土の道、
あるいは、
岩畳の道となっています。
(神武寺の参道の名称についてはご注意があります。
当記事最下段の<注>をご覧ください)
さて、下り坂を十数分程度歩いた頃でしょうか、
参道の出口(入口)に到着です。
そばには立派な石柱が立っています。
「天台宗」の宗名、さらに「神武寺」の寺号が
記された石柱です。
その石柱を背に、今度は左に進みましょう。
坂道を下っていくと、3分ほどで、
線路に突き当たります。
この線路は京急線のものではありません。
JR横須賀線のレールです。
踏切がありますが、渡らずに、
手前を左折しましょう。
すると、
右手に広がるのは、JR東逗子駅の構内です。
道路は施設に沿って、その裏側を延びていきます。
ほどなく、駅裏を過ぎると、
周囲は住宅街となります。
左手、砂利の敷かれた駐車場の前に差し掛かったら、
同じく左側、
曹洞宗・海宝院の看板を見つけてください。
小さな茅葺きの山門が、
同時に見えてくることでしょう。
大変古い「四脚門」です。
慶長年間(1596~1615)、
あるいはそれ以前から存在している可能性もあるとされています。
ところで、
この東逗子駅や海宝院のある一帯を「沼間」といいます。
はるか古(いにしえ)、
相模国鎌倉郡沼浜郷と呼ばれていたのが、
この地域であろうとのこと。
さらに、沼浜の名は、
この近辺がかつては海から続く広い湿地帯であったことを
示すものとも言われています。
いまは、沼浜=沼間は、おおむね住宅地です。
(ただし町名としての沼間は大きく山側にも広がり、
神武寺あたりも沼間です)
大小の家並みの中、
街の中心を流れる田越(たごえ)川に沿うようにして、
いくつかの古寺・古社が点在しています。
海宝院もそのひとつです。
なお、この田越川、
何の変哲もない都市河川のように見えますが、
実は、ホタルが棲んでいます。
初夏の晩には、成虫が、
灯りを点しながら川面の周囲を飛び交います。
このことは、逗子市民以外、
知る人が少ないのではないでしょうか。
隠れた名所のひとつとなっています。
では、海宝院の四脚門をくぐって、
境内へと足を踏み入れてみましょう。
開放的な風景が目の前に広がります。
禅寺に時折見られる、
カラリ、と乾いた感じのする景色です。
なお、
奥の方へと足を進める前に、
山門近くに建つ鐘楼に、まずはご注目ください。
この鐘楼に吊り下げられている鐘は、
四脚門よりもさらに古く、
応永10年(1403)銘のもの。
一説には、あの北条早雲が、
陣鐘として、
戦地で使用したものであるともされています。
海宝院の創建に尽力した、
徳川家康の代官である長谷川七左衛門長綱という人が、
家康から拝領し、
当寺に納めたものであるということです。
<注>
神武寺参道の名称について、神武寺さんご自身は、
・JR東逗子駅付近からのルート・・・表参道
・京急神武寺駅付近からのルート・・・池子参道
・法勝寺付近からのルート・・・裏参道
と、アナウンスされているようです。
しかしながら、当記事では、
現時点でなるべく混乱が起きないよう、
逗子市公式サイト等、多くの皆さんの呼び方に倣い、
・京急神武寺駅付近からのルート・・・裏参道
・JR東逗子駅付近からのルート・・・表参道
・法勝寺付近からのルート・・・法勝寺口
と、してあります。どうぞご留意ください。
海宝院の四脚門
(写真:宮 栄多郎)
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