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潮風心地よい季節到来! 横須賀の大人気クルーズ「軍港めぐり」をご存知ですか?
2016年04月15日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
前回まで、
鎌倉のお隣、逗子市の史跡やお寺のいくつかを
巡っていたこの鎌倉大家日記。
今回は、さらに足をのばして
三浦半島を横断、
横須賀で、いま大人気の
ある「クルーズ」をご紹介したいと思います。
「YOKOSUKA軍港めぐり」です。
はじまりは2008年(定期航路のスタート)。
海上自衛隊とアメリカ海軍が基地を構える
横須賀港の中心部を観光船でぐるりと一周、
迫力十分の米海軍艦艇や自衛艦を観覧できる中、
イージス艦や潜水艦、
ときには巨大な航空母艦にも出会えるということで、
年々話題を集め、
いまや横須賀の一大名物に。
土日・休日は予約をしておかなければ乗船できないほどの
大人気クルーズとなっています。
時間はたっぷりの45分間です。
港と船に詳しい案内人による詳細な解説が、
4分の3時間をとても短く感じさせてくれます。
加えて、この春には、
旅客定員をさらに増した
新造観光船の就航も予定されているのだとか。
潮風が心地よいこれからの季節、
特に首都圏の皆さんには、
休日の手軽なエクスカージョン(小旅行)として
おススメです。
日本を取り巻く国際情勢に、
年々、不安や緊張が高まる中、
これからの平和の維持、
模索を考えるという意味においても、
横須賀での軍港めぐりは、
大変意義深い見聞となることでしょう。
ちなみに、乗船場への最寄駅は、
京浜急行の「汐入」です。
ですが、JRの横須賀駅もさほど遠くありません。
徒歩10分少々といったところでしょう。
この横須賀駅で、東京方面行きの横須賀線に乗れば、
4駅目が鎌倉です。
5駅目が北鎌倉です。
鎌倉散歩とクルーズとの意外な(?)組み合わせというのも、
実は結構手軽に可能です。
「YOKOSUKA軍港めぐり」
ウェブサイトは →こちらです。
軍港めぐりの船上から見る横須賀港
(写真:宮 栄多郎)
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鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
長い坂道と石段の果てに・・・泉鏡花が贈った池が残る、逗子の古刹・岩殿寺
2016年04月08日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
さて、
2月の末の記事で、鎌倉駅前を出発、
名越切通を観たのち、まんだら堂やぐら群を訪問、
お猿畠の大切岸(おおきりぎし)、
猿畠山法性寺(えんばくさんほっしょうじ)と巡ってきた旅も、
いよいよ今回がラストです。
最後の目的地は、海雲山岩殿寺。
寺伝上は約1300年の歴史をもつこととされる、
逗子の名だたる古刹です。
この岩殿寺に、法性寺から向かう場合は、
まず、法性寺の参道を下りきり、
横須賀線に出会ったところを
渡らずに、
逗子駅方面へと進んでいくのですが・・・
その後、
左手に広がる住宅地に足を踏み入れたあと、
岩殿寺の参道入口を見つけるところまでが、
ちょっと迷いやすいかもしれません。
そこで、ここは文明の利器に頼りましょう。
事前に地図サイト等で位置を確認、
スマートフォン、タブレットユーザーさんであれば、
現地では「Google Map」などの
地図アプリケーションを起動、
逗子市久木5丁目7-11の岩殿寺を到着地に指定の上、
ナビゲーションを受けながら、
路地を辿っていくのがよいでしょう。
ちなみに、岩殿寺までは、
逗子駅からも徒歩15分程度で到着が可能です。
その際も、上記同様に、
地図やアプリケーションの画面を確認されながら、
住宅地内を進むことをおすすめします。
さて、
前回までの法性寺もそうでしたが、
ここ岩殿寺もなかなかの「山のお寺」です。
参道、境内は、
坂道、石段、さらにまた石段・・・!
若干しんどいのは覚悟です。
そして、
そんな苦労を克服して、登り詰めたところにあるのが、
享保13年(1728)の再建とされる
観音堂です。
緑濃い木々を背に、
小ぶりながら、あたりを睥睨するような、なかなか厳かな建物。
密教様式をベースとしつつも、
細部には禅宗様など、他様式の意匠も採用、
「18世紀前半の特徴をよく反映している」
とのことで、
逗子市はこれを重要文化財に指定しています。
観音堂の裏手に回ると、岩窟が口をひらいています。
「奥の院」と称されています。
ただし岩窟とは言っても、いまは残念ながら
コンクリートで、天井、床、壁が塗り固められている状態。
しかしながら、
実はどうやらこの岩窟こそが、
岩殿寺のそもそもの始まりだった様子で、
平安時代の半ばか後半あたりまでには、
ここには観音菩薩が祀られ、
いわゆる観音信仰の聖地とされていたようです。
次いで、鎌倉時代、
岩殿寺は当時「岩殿観音堂」の名で呼ばれ、
源頼朝以下、
幕府要人も篤く崇敬を寄せる存在となっていた様子が、
有名な鎌倉時代の歴史書
「吾妻鏡」の記述からもうかがえます。
観音堂に向かって右手に、小さな池が見えます。
そばに石碑が置かれています。
「鏡花の池」と、記されています。
鏡花とは、泉鏡花のことです。
ご存知、いわゆる近代の文豪のひとりです。
この時代の文学者らしく(?)
身体の病と心の悩み、
両方に苛まれ、鏡花が苦境にあった時期、
元気づけてくれたひとりが、
当時の岩殿寺のご住職であったとのこと。
鏡花の池は、泉鏡花が、
そうしたことへの恩義の気持ちから、
岩殿寺に寄進したものということです。
岩殿寺山門
鏡花の池
岩殿寺は禅寺ですが、古くは密教寺院だったせいか
境内社や祠がにぎやかなお寺です。
(写真:宮 栄多郎)
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鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
逗子の古刹・法性寺は景色爽快! 緩やかな鎌倉側からのアプローチがお勧めです.2
2016年04月01日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
さて、
前回から訪れている逗子の
「猿畠山法性寺(えんばくさんほっしょうじ)」。(記事は→こちら)
その前は、知られざる奇観、
「お猿畠の大切岸(おおきりぎし)」を訪問している(記事は→こちら)
この鎌倉大家日記ですが、
法性寺にしても、お猿畠の大切岸にしても、
どちらにも枕詞のようにくっついているのが、
「猿」と「畠」です。
これには一体どんな意味があるのでしょうか。
ひもとけば、
それは、日蓮伝説に行き当ります。
ちなみに、
今回の旅で最初に出会った史跡も、
日蓮ゆかりの「乞水(こいみず)」でした。(記事は→こちら)
本当に、源頼朝を除けば、
この日蓮ほどに、
鎌倉とその周辺に多くの足跡を残している人は(伝承含め)
見当たりません。
法性寺には、猿と日蓮にまつわる二つの言い伝えが残されています。
ひとつは、
日蓮が鎌倉入りする前のエピソードです。
これによると、
布教に燃え、いよいよ鎌倉へと乗り込む直前、
日蓮は、
いまは法性寺の伽藍がひろがるこの山の岩窟を
一時の住処としたことになっています。
その際、付近の人々に怪しまれ、
誰も食料を分けてはくれずにいたところ、
山の猿が集って現れ、彼らの畑の作物を
恵んでくれたというものです。
どうやら当時、
この辺りでは猿が畑を営んでいたらしいのです。
ゆえに「猿畠山」法性寺。
さらには「お猿畠」の大切岸。
おもしろいですね。
ひょっとすると、中には優しい里人がいて、
周囲が日蓮を歓迎しない中、その目を盗み、
「岩穴のお坊さんに持っていきな」と、
猿のようにすばしっこい子供にでも言い含めて、
食べ物を届けさせたのかもしれません。
さらに、
伝説はもうひとつあります。
これについては、前回の記事の中でも触れています。
文応元年(1260)、日蓮が、
他宗を批判する内容をかかげた「立正安国論」を
幕府に献上したことで、浄土教信者らの襲撃をうけた
いわゆる「松葉ヶ谷法難」事件。
この際、日蓮は、
いま法性寺がある山へと逃げ込み、
どうにか窮地を脱したとされているのですが、
そこにやはり、白い猿が三匹やってきて、
食べ物をくれたとのこと。
これを日蓮はありがたく思い、
この地に一寺を建立するよう、弟子達に言い残したと
されているのですが、
それが今に続く法性寺であるということになっています。
ちなみに、
猿とお寺・・・といえば、
比叡山延暦寺の鎮守である山王権現の使いが猿であることが
まず思い出されます。
さらに、比叡山延暦寺といえば、
日蓮が若き頃に教えを学んだ場所でもあります。
そのためか、言い伝えでは日蓮は、
難を逃れて助かったことを
山王権現の加護によるものであると感じたとのこと。
そのためか、法性寺には、
いまも境内で最も位置が高く、景色のすばらしい場所に、
山王権現が祀られています。
そうです。
前回記事で紹介した、日朗廟所の向かい側から登る
せまい石段の上に佇む小さな祠こそが、
山王権現を祀る祠です。
そういったわけで、
日蓮が鎌倉入りする前にこの法性寺のある山に逗留したり、
「法難」の際に逃れ込んだ言い伝えが
本当のことであるとすると、
実は、法性寺建立のはるか以前から
ここには山王権現の社があって、
日蓮はそこに関係する人々と、
何かつながりをもっていたということなのかもしれません。
さて、
では、境内をさらに下り、
山門をくぐって、法性寺をあとにします。
山門を抜けたら、忘れずに振り返ってみてください。
日蓮を助けた白いお猿さん達が、
扁額を両脇から抱えながら、
我々を見送ってくれています。
法性寺山門
(写真:宮 栄多郎)
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鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
逗子の古刹・法性寺は景色爽快! 緩やかな鎌倉側からのアプローチがお勧めです.1
2016年03月25日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
さて、前回は、
逗子の知られざる奇観、
「お猿畠の大切岸(おおきりぎし)」を訪問した
この鎌倉大家日記。
今回はそのすぐ近くに佇む古刹、
猿畠山法性寺(えんばくさんほっしょうじ)を
訪問します。
なお、お猿畠の大切岸から法性寺への道のりは、
至って楽チンで、
かつ、距離もさほどありません。
お猿畠の大切岸をあとに、
まんだら堂やぐら群方面へとふたたび戻る途中、
前回の記事(→こちら)に記した、
法性寺境内へとつながる分岐を左折、
細い道を進んでください。
道はほどなく、法性寺の墓地がひろがる一角へと
下っていきます。
ただし、このアプローチの方法、
古刹の正面から、
堂々、山門をくぐってのおごそかなものではなく、
裏山からするりと境内へ滑り降りてきてしまうような・・・
何やらうしろめたい訪問となることは、
一応言い添えておきましょう。
どこがうしろめたいのか。
実はこの法性寺、境内の高低差、
そして、そこを登りつめていくことの大変さにかけては、
筋金入りといっていいくらいのお寺なのです。
ですので、
裏山からするり進入・・・のあと、
時折、出会わざるをえないのが、
休み休み、息を切らせて延々坂道や石段を登ってきた、
お墓参りの皆さんなのです。
方や、お花や水筒を抱えつつ、足を引きずり疲労困憊。
方や、ケロリと涼しい顔でハイキング気分。
そんなご対面シーンが、
しばしば展開するというわけです。
さて、
そのようにして境内を下ってくると、
早速現れるのが、
このお寺の主役といっていい二つの建物、
日朗廟所と、祖師堂です。
廟所とは、もちろんお墓のこと。
ここに眠っているとされる日朗は、
日蓮六老僧のひとりに数えられる、
日蓮宗の宗祖・日蓮の高弟です。
日朗はその死後、師・日蓮にゆかりの深い場所に、
その遺骨が葬られることとなりました。
そのゆかりの地こそが、
廟所の立つこの場所とされているのです。
日蓮が「立正安国論」を幕府に献上したことをきっかけに、
浄土教信者らの襲撃をうけた、
いわゆる「松葉ヶ谷法難」(文応元年・1260)。
その際、彼が逃げ込んだとされる岩窟が、
廟所の左手に立つ祖師堂の横の崖に、
いまも口を開いているのが見えるかと思います。
なお、この祖師堂には、
「両山奥之院」と記された扁額がかかっています。
両山とは、
鎌倉・比企谷の妙本寺と、東京・大田区の池上本門寺のこと。
どちらも、
日蓮宗の重要寺院といえばすぐに名前の挙がる
有名なお寺です。
さらにどちらも、実質的にひらいたのは日朗です。
すなわち、日朗の墓所を擁する法性寺は、
日蓮宗きっての名だたる名刹二つを結ぶ、
大変重い位置にあるともいってよいお寺です。
さらにもうひとつ・・・
すぐそばに見逃せない場所がありますので、
ご案内しましょう。
日朗廟所の向かい側にせまい石段があります。
これを登って行きます。
すると、たどり着くのは、
小さな祠や石碑、塔が置かれた、山頂のような空間です。
ここで、目の覚めるようなすばらしい眺望がひらけます。
祠の肩ごしに向こうを見ると・・・
そこにはさきほど見てきたばかりのお猿畠の大切岸の全景が。
逆を振り返ると・・・
そこには眼下に広がる逗子の町が。
実に、気分爽快です。
時折吹き抜ける風の中、傍らに立つ五重の石塔が、
どこか、
高山の頂に積み上げられたケルンのようにも感じられる・・・
そんなシチュエーションといってもよいでしょう。
法性寺祖師堂
日朗廟所の向かい側のせまい石段を登ると・・・
(写真:宮 栄多郎)
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奇観、壮観!「お猿畠の大切岸」。誕生の理由は、すぐお隣・鎌倉の発展にあり
2016年03月18日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
さて、前回までに、
きれいになった「まんだら堂やぐら群」と、
秘境の雰囲気変わらない「名越切通」への訪問を終えた
この鎌倉大家日記。(前回の記事は→こちら)
今回は、さらに足を延ばします。
まんだら堂やぐら群の東の山沿いに、
知られざる奇観・壮観を展開している
「お猿畠の大切岸(おおきりぎし)」へ
向かってみましょう。
あまり知られてはいませんが、
なかなかの驚きの景色です。
お猿畠の大切岸へは、まんだら堂やぐら群からならば、
さほど遠くありません。道のりもほぼ緩やかです。
同やぐら群のゲートから下る坂道を降り、
目の前に横たわる名越切通の山道を右へ、鎌倉方面へ。
ほどなく現れる分岐を右に曲がります。
なお、この分岐、前々回の記事で一度通過しています。
その際は向かわなかった、
「法性寺・大切岸方面」へのルートを今度は選択することに
なるわけです。
進んでいくと、道は、
東平場と呼ばれる平坦地を通過。
さらに行くと、ほどなくまた分岐が現れます。
これを右に下ると、日蓮宗法性寺の境内です。
ちなみに法性寺は景色抜群のお寺。
あとでお邪魔しますが、いまは向かいません。
道は左にとりましょう。
すると間もなく、
展望のよい広場が右手に現れるとともに、
前方には「お猿畠の大切岸」の不思議な景観が出現。
切岸、すなわち崖の直下へと向かう散策路が、
右手に分かれて延びていくのも、
同時に確認することができるでしょう。
この散策路を進んでみましょう。
すると、
左手に広がる風景、まさに奇観です。
トルコのカッパドキア・・・とまでは言いませんが、
カッパドキアや、
中東の乾燥地帯の荒涼たる景色を
一部切り取って持ってきたような、
やや日本離れした景観が、
800メートル以上にわたって、しばらくの間続きます。
見ごたえ十分です。
よく整備された散策路も、
歩きやすく、とても快適、きれいです。
それにしても・・・
クリーム色をした柔らかそうな岩が、
高いところでは10メートルもの崖となって切り立ち、
波を打つように連なっているこの景観、
一体、どのようにして出来上がったものなのでしょうか。
風や雨の影響はもちろんあるでしょう。
しかし、その前は?
もしや、地震による大崩落・・・?
答えは、実は人です。
お猿畠の大切岸は、大規模な石切場のあとなのです。
時代は中世の頃。
とりわけ推定されるのは、
鎌倉に幕府があった時代の終盤あたりから、
その後の室町期・鎌倉府の時代にかけて。
ここで切り出された石は、
陸路を伝ったのでしょうか、それとも海路を経たのでしょうか、
ともあれ、
隣接する鎌倉市街に次々と運ばれて、
建物の基礎や排水溝等々、さまざまな用途に利用され、
都市基盤をささえたものと見られています。
お猿畠の大切岸
人と自然が作り出した不思議な造形
(写真:宮 栄多郎)
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