- 恒例の4建物、鎌倉市の「春の施設公開」。扇湖山荘庭園も。鎌倉まつりもスタート!
- 甘茶とアジサイの関係をご存知? 4月8日はお釈迦様の誕生日を祝う「花まつり」
- 大賑わいの鎌倉中心部を横目に、大船駅に降り立って「桜」・・・もおすすめです
- 2011年に始まり、今や親しまれるイベントに。「つるし飾り」がいざなう春の北鎌倉
- 鎌倉もホームタウンです。今年からサッカーJ1リーグに昇格の「湘南ベルマーレ」
- 昨年秋にオープンした、タリーズコーヒー・鎌倉鶴岡八幡宮前店が話題になっています
- 毎年春、鎌倉で3人の女性の運命が決まる・・・?「ミス鎌倉」のお話
- 梅の季節がやってきた鎌倉。隠れた名所・貞宗寺、常立寺をご紹介します
- 江の島と対岸をつなぐ道路は2本。実は3本目もある? 海が割れる現象「トンボロ」とは
- ユニークな姿で知られる、小田急線・片瀬江ノ島駅舎が建て替え工事へ。新たなその形は・・・?
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
きれいになった「まんだら堂」と秘境の雰囲気変わらない「名越切通」への旅 その3
2016年03月11日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
今回は前回からの続きです。(前回の記事は→こちら)
さて、名越切通を歩き切ったのち、
逗子側から鎌倉側へと、
ふたたび道を引き返してきた我々ですが、
いよいよ、
先刻通り過ぎた「まんだら堂やぐら群」へと続く石段に
足を踏み入れます。
すると・・・
前回も記したとおり、
ほどなくフェンスが張り巡らされたゲートに到着。
さらに、こちらも前回ご案内のとおり、
公開日であれば、
朝の定時以降はここから先へと進めます。
(公開日時については →こちら)
進みましょう。
すると・・・
目の前に大きく広がる、不思議な緑の大空間。
視界の前方、立ちはだかる岸壁に、
一層、二層、三層・・・
まるで穴居の民族が、
大勢集まって住処でも掘ったかのように、
暗い横穴が、
無数に並んで穿たれています。
これらの横穴は、やぐらです。
ご存知、鎌倉地方に数多く見られる
中世の頃のお墓の跡です。
このまんだら堂やぐら群には、
13世紀後半辺りから16世紀頃まで使用されていたと
推定される、そうしたやぐらが
150穴以上も集中しているとのことで、
きわめて大規模な葬送空間が、長期にわたって、
ここに営まれていたことを窺わせます。
やぐらに近づいてみましょう。
その内部の多くに、五輪塔が置かれています。
この五輪塔、実は、ある一人の人物に
関わりが深いのだとのこと。
かつて、荒れ放題の様相を呈していたこの場所に、
戦後になって、
「日蓮宗の行者」などと、
当時人々に呼ばれていたお坊さんが
住みついたのだそう。
このお坊さん、
世界平和、核兵器の廃絶などを訴えて活動しつつ、
一方で、草を刈り、花の世話をし、
周辺をせっせと整備、
五輪塔を集めて立てならべ、
以前までの、
おどろおどろしくもどこか魅力的な
まんだら堂やぐら群の
不思議な風景を作り上げたのだそうです。
ちなみにこのお坊さん、
かつてのまんだら堂やぐら群の景観が、
写真家の皆さんにとりわけ愛されていたために、
地元の写真家の書いた本などに、
ちょくちょく登場するなどします。
それらの記述によれば、1990年頃までには、
どうやら亡くなられている様子です。
鎌倉(場所は逗子ですが広義の鎌倉として)の長い歴史の中に、
個性豊かな足あとを残した一人・・・
と、いっていいのかもしれません。
さて、
ではこのまんだら堂やぐら群をあとにする前に、
展望広場に登っておきましょう。
と、いうよりも、
ここを訪れれば、入口近くの管理テントの中にいる
係の人が、
「どうぞ、まずはそこの展望広場へ」と、
目ざとく先んじて、
皆さんを案内してくれると思います。
言われるまま登っていくと、
下から見上げるやぐら群の風景とはまた違った、
爽快なパノラマが目の前に広がります。
ほかにはないこの景色を
ぜひとも、見逃さずにお帰りください。
まんだら堂やぐら群
(写真:宮 栄多郎)
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル お役立ちメルマガ」 登録無料!
---------------------------------------------------------
毎月2回、賃貸経営のためのお役立ち情報をお届けする
メールマガジンです。もちろん無料!
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル」本誌の読者を募集!
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル」は、年4回(首都圏版)、
賃貸住宅オーナーさんのご自宅に直接お届けしている
無料の賃貸経営情報誌です。
賃貸経営に役立つさまざまな情報を満載、
すでに首都圏約3万7000世帯にのぼるオーナーさんに
お読みいただいているほか、
一昨年からは関西版、北海道版を発行。
昨年4月からは九州版、7月からは広島版を創刊。
全国7万人以上の読者の皆さんからのご支持をいただいています。
なお、大変恐縮ですが、お申し込みをいただけるのは、
下記に該当するオーナー様に限らせていただきます。
■首都圏版
東京・神奈川・千葉・埼玉にお住まいで、
同地域内に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■関西版
大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山にお住まいで、
同地域内に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■北海道版
北海道に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■九州版
福岡県とその隣接県に
1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■広島版
広島県とその隣接県に
1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
「オーナーズ・スタイル」は、
厳選されたスポンサーからの広告掲載で事業の成り立つ、
読者の皆さんにはご負担のない「無料誌」です。
どうぞお気軽にお申し込みください!
---------------------------------------------------------
鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
きれいになった「まんだら堂」と秘境の雰囲気変わらない「名越切通」への旅 その2
2016年03月04日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
今回は前回からの続きです。(前回の記事は→こちら)
さて、
「日蓮乞水」をあとに分け入った細い道・・・
条件がよいと富士山も眺められるこの道ですが、
ほどなく、
落ち葉重なる山道に。
しかも、若干険しい坂道へと、様相を変えていきます。
そこをガサガサ、ザクザク、と、
踏みしめながら進んで行くと・・・
やがて左手に、
「法性寺・大切岸方面」へと向かう分岐が現れます。
しかし、いまは曲がらずに進みましょう。
なお、この分岐点には、
のちほど(次々回記事)ふたたび戻って来ることとなっています。
そして、
さあ・・・いよいよです。
現れてきました。
道の左右、にわかに立ち上がる苔むした岩の壁。
名越切通です。
なお、名越切通のうち、
ここは「第3切通」と呼ばれている一帯。
なかなかの迫力を見せてはいますが、
このあとさらに険しい風景が展開するこの道にあっては、
ここはまだまだ、小手調べといった程度です。
進みましょう。
やがて左手にせまい石段が見えてきます。
立派な標識も立っています。
「まんだら堂やぐら群」への入口です。
登っていくと、
上の方にはフェンスが設置されていて、
行く手をかたく塞いでいます。
ですが、公開期間中は、
朝の定時になると
市の係員さんが「おはようございます」とやってきて、
ゲートの鍵を開けて下さいます。
扉が開かれ、
これを通過してわずかに進むと・・・
目の前にパッと広がるのは、
昔はかなりミステリアスだった、
そしていまは神秘的かつ、美しい、
まんだら堂の一大パノラマ・・・と、いうことになるわけです。
ですが、
ここで大事なことを言い添えておかねばなりません。
今しがた、触れたとおりです。
「まんだら堂やぐら群」は、
実は現在、期間を限定しての公開がされています。
いつ行っても見られるわけではありません。
ちなみに目下、
平成27年度における最後の公開期間中。
(平成28年2月27日(土)~3月21日(月)の土・日・月・祝日のみ
案内サイトは →こちら)
続く平成28年度の予定は、逗子市によって
近く公表されるはずですが、
今年度と同様であれば、
4月下旬から5月いっぱいくらいにかけて、
年度最初の公開期間が
設定されるようにも思われます。
さて・・・
では我々の方は、
まんだら堂はあとの楽しみとして、一旦入口前を通り過ぎ、
もう少し先へと進んでみましょう。
名越切通をまずは歩き通します。
すると、
すぐに現れるのが、第2切通と呼ばれる区間です。
道をはさんで立ち上がる岩肌に、
コケやシダ類、草の緑がまとわりつく、
切通しならではの美しい回廊空間です。
さらに進みましょう。
次に現れるのが、
この名越切通のハイライト、第1切通です。
目の前に迫るのは、まさに岩の扉。
左右の岩塊が、
いまにも両方からせり出してきて、
道をふさいでしまいそうな、
幻惑的かつスリリングな風景が見られます。
加えて、この第1切通、
片方の岩の上の高みへと通じる迂回路も設けられていて、
そちらもおすすめです。
のぼっていくと、
切通しをはさんだ前後の道の景観を
まるごと眼下に出来る、
とても面白い場所に出られます。
ぜひ忘れずに、足を運んでみてください。
では、
我々はここで引き返しましょう。
第1切通を通過したあと、
そのまままっすぐ進めば、
道はやがて住宅地へ、逗子の町外れへと
つながって行くのですが、
我々は、来た山道をふたたび戻ります。
次はいよいよ、
先ほど通り過ぎた「まんだら堂やぐら群」を目指します。
なお・・・
以上の名越切通について、若干付け加えておきましょう。
この道については、
鎌倉時代の歴史書である吾妻鏡に、
「名越坂」として登場する道が、同じものであるとされています。
そのため、
鎌倉時代以前から続く大変古い道であることは、
ほぼ間違いがないものと見られています。
ただ、その深い掘割り部分については、
過去には、鎌倉幕府が、
敵の侵入を防ぐために工夫したと考えられていたところ、
近年は発掘調査により、それが揺らいできています。
たとえば、もっとも険しい第1切通の場合、
現在の路面をさらに掘り下げた地中に、
古い路面がいくつか重なって
埋没しているのだそうですが、
そのうちのもっとも古い路面を調べたところ、
意外や意外、
江戸時代の後半以降に利用されていたことが
判明したというのです。
そのため、
鎌倉武士達や鎌倉時代の庶民が闊歩していたであろう
「名越坂」の本来の姿というのは、
一体どんなものだったのか・・・
その痕跡は現在の名越切通からはほぼ消え失せているのか、
あるいは、そうでもないのか・・・
真実は、いまは若干、
歴史の霧の彼方に遠のいているといったところです。
名越切通・第1切通の景観
(写真:宮 栄多郎)
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル お役立ちメルマガ」 登録無料!
---------------------------------------------------------
毎月2回、賃貸経営のためのお役立ち情報をお届けする
メールマガジンです。もちろん無料!
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル」本誌の読者を募集!
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル」は、年4回(首都圏版)、
賃貸住宅オーナーさんのご自宅に直接お届けしている
無料の賃貸経営情報誌です。
賃貸経営に役立つさまざまな情報を満載、
すでに首都圏約3万7000世帯にのぼるオーナーさんに
お読みいただいているほか、
一昨年からは関西版、北海道版を発行。
昨年4月からは九州版、7月からは広島版を創刊。
全国7万人以上の読者の皆さんからのご支持をいただいています。
なお、大変恐縮ですが、お申し込みをいただけるのは、
下記に該当するオーナー様に限らせていただきます。
■首都圏版
東京・神奈川・千葉・埼玉にお住まいで、
同地域内に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■関西版
大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山にお住まいで、
同地域内に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■北海道版
北海道に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■九州版
福岡県とその隣接県に
1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■広島版
広島県とその隣接県に
1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
「オーナーズ・スタイル」は、
厳選されたスポンサーからの広告掲載で事業の成り立つ、
読者の皆さんにはご負担のない「無料誌」です。
どうぞお気軽にお申し込みください!
---------------------------------------------------------
鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
きれいになった「まんだら堂」と秘境の雰囲気変わらない「名越切通」への旅 その1
2016年02月26日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
前回まで、
鎌倉の街の中心部を走る「鎮魂の道」めぐりをしていた、
この鎌倉大家日記。
今回から数回に分けては、
街のやや外れを目指します。
最初の行き先は「まんだら堂やぐら群」。
さらに、
そのすぐそばを通る古道「名越切通」です。
ちなみにここで・・・
「まんだら堂なら知っている。前回の和田塚に続いて、
またも霊気ただようミステリースポットか」と、
食傷の感をおぼえられる皆さんも、
中にはいらっしゃるかと思います。
ですが、さにあらずです。
実は、現在のまんだら堂は、
近年の整備がすっかり進み、まるで美しい公園です。
過去のおどろおどろしかった様相は影をひそめ、
いまは、
どこかアート性をおびた明るいランドスケープエリア・・・
そんな雰囲気さえ感じられるほどとなっています。
「鳥肌ものの怖い場所へ行ってみよう」
と、いう向きには、
残念ながらもう、おススメができません。
ちなみに、
まんだら堂を明るく整備したのは、鎌倉市ではなく、
逗子市です。
鎌倉の歴史スポットのひとつとして紹介されることも
あるのですが、
まんだら堂は、逗子にある史跡です。
両市の境界から、わずかですが逗子市域に入った、
山あいの奥に広がっています。
では、出発です。
鎌倉駅からは途中までバスに乗る方も多いのですが、
今回は歩いて向かってみましょう。
まず目指すのは、大町四ツ角です。
鎌倉駅東口をあとに若宮大路に出たところで右折。
由比ヶ浜方面へ向かいます。
次いで、「下馬」交差点で左折します。
するとほどなく、
「大町四ツ角」交差点に差し掛かります。
そのまま進みましょう。
右手に上行寺が見えてきます。
左手にはツツジで知られる安養院。
二つのお寺の間をかすめ、さらに直進してください。
やがて三叉路が現れます。
ここでは広い右手の道路を選択します。
ちなみに、
この広い道路は県道311号線です。
さらに、しばらく行くと、
県道311号線は横須賀線の線路を横断するのですが、
ここがポイントです。
線路を渡り終えたら、すぐに、
左手に現れる細い道に入ってください。
この細い道、
脇に、幅1.5メートルくらいの川が流れているのが
目印です。
川に沿って進みましょう。
すると、200メートルも歩かないところで、
この川が、不意に途切れます。
途切れた場所のわずか先には・・・
何やら小さな囲いがあります。
囲いの中には石碑が立っています。
ご紹介しましょう。
これは、
古くから「日蓮乞水」と呼ばれている井戸を示す
石碑です。
すると、井戸はどこにあるのか・・・というと、
目の前です。
竹の井戸蓋が置かれているはずです。
その下に隠れています。
かつて、日蓮が房総方面から、
布教のため鎌倉にやってきた際、
ここで地面に杖を刺したところ、
水が湧き出し、
喉の渇きが癒されたとの言い伝えが残っています。
さて、
日蓮乞水をあとに、さらに進みましょう。
すると、ほどなく目の前にはまた三叉路が現れます。
そして左手にも・・・
またも線路が横たわります。
ここでは左を選びます。ふたたび線路を渡ってください。
そして、
渡った直後、そのまま直進はしてはいけません。
右の線路沿いの細い道へと入ります。
すると、100メートルも行かずして、
分かれ道にぶつかりますが、これを右へ。
ここから道路は急に狭くなり、やがては土の道となっていき、
鎌倉でもっとも古(いにしえ)の雰囲気が残る古道のひとつ、
「名越切通」に続いていくということに
なるのですが・・・
今回はここまでです。
ご案内の続きは、次回のこの「鎌倉大家日記」で、
ということで、どうぞお楽しみに。
なお、ぜひ付け加えたい情報です。
上記、分かれ道以降、
坂をのぼるに従って、
足元の標高はどんどん高くなっていくのですが、
天候条件が良い場合、
やがて背後に、富士山が見え出します。
手前に線路や家並を置いての、
なかなかの絵になる景色です。
休日など、
アマチュアカメラマンが辺りに集まっていることも
珍しくありません。
晴れても空が霞んでいたり、
通っても気づかれない方がいたりということも
あるためか、
(今回のような経路の場合、振り向かないと気づけません)
あまり広くは知られていない、
鎌倉の美しい富士見スポットのひとつです。
日蓮乞水の碑
名越切通へ向かう坂から富士山を振り返る
(写真:宮 栄多郎)
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル お役立ちメルマガ」 登録無料!
---------------------------------------------------------
毎月2回、賃貸経営のためのお役立ち情報をお届けする
メールマガジンです。もちろん無料!
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル」本誌の読者を募集!
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル」は、年4回(首都圏版)、
賃貸住宅オーナーさんのご自宅に直接お届けしている
無料の賃貸経営情報誌です。
賃貸経営に役立つさまざまな情報を満載、
すでに首都圏約3万7000世帯にのぼるオーナーさんに
お読みいただいているほか、
一昨年からは関西版、北海道版を発行。
昨年4月からは九州版、7月からは広島版を創刊。
全国7万人以上の読者の皆さんからのご支持をいただいています。
なお、大変恐縮ですが、お申し込みをいただけるのは、
下記に該当するオーナー様に限らせていただきます。
■首都圏版
東京・神奈川・千葉・埼玉にお住まいで、
同地域内に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■関西版
大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山にお住まいで、
同地域内に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■北海道版
北海道に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■九州版
福岡県とその隣接県に
1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■広島版
広島県とその隣接県に
1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
「オーナーズ・スタイル」は、
厳選されたスポンサーからの広告掲載で事業の成り立つ、
読者の皆さんにはご負担のない「無料誌」です。
どうぞお気軽にお申し込みください!
---------------------------------------------------------
鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
「六地蔵」から「和田塚」へ。鎌倉の街なかを走る鎮魂のみちをゆく・その3
2016年02月19日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
さて前々回、JR鎌倉駅西口をスタートしたのち、
御成(おなり)通り、
江ノ電大町停留所跡、
六地蔵、
寸松堂、
旧鎌倉銀行由比ヶ浜出張所・・・と、巡ってきた
この鎌倉大家日記での散策、
今回は、最終目的地である和田塚に向かいます。
和田塚は、
その呼び名の通り、江ノ電和田塚駅の名の由来。
ゆえに、同駅のほど近くにあります。
前回訪れた、
旧鎌倉銀行由比ヶ浜出張所ビルから向かう場合は、
同建物の向かって左側の細い道をひたすらまっすぐ・・・
途中、150メートルも行かずして、
右手に和田塚駅が現れますが、
さらにそのまま、直進を続行。
すると、間もなく左手に、
若干の木々が生い茂った
石垣に囲まれた緑の一角が見えてきます。
それが和田塚です。今回の旅の終点です。
鎌倉のお寺や神社以外の史跡としては、
古くからとても有名なもののひとつですが、
実際、来てみると、
道路に面した一部がご近所のゴミ置き場になっているという
容赦のない風景・・・
驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。
つまりここは、鎌倉の街中でも、
とりわけ家々の混み合った中心エリアの一部。
人々の生活現場の真っ只中、ということです。
気を取り直して、
目の前の小さな石段を踏みしめ、
土地が周囲よりも若干高くなっている和田塚に、
登ってみましょう。
すると・・・
この小さなやや薄暗い「空き地」、
湿った土の上に、木々や草が生い茂るだけならば、
何の変哲もない広場ですが、
ちょっと様子がちがいます。
風化した五輪塔、題目塔、お地蔵様、馬頭観音像、
その他石碑・・・
新しいものとしては、
震災供養碑、戦没者慰霊塔・・・
ずらりと並ぶこれら石塔や像、碑(いしぶみ)が、
うかつにここに踏み込んだ人間を
冷たく、無言で眺めているかのような雰囲気です。
なので、ここはいわゆる
ミステリースポットだとおっしゃる方も多数。
肌にふれる空気が、
周りの住宅街とは一変しているように感じる人も、
多分少なくはないでしょう。
この和田塚、
いつからそうなったものか計り知れないほど、
古い鎮魂の場所です。
なぜなら、ここはもともと古墳だったのです。
無常堂塚などと呼ばれていたとのこと。
それが、明治25年のこと。
道路工事のために塚の土を削ったところ、
埴輪などに交じって、おびただしい数の人骨が出土。
「古墳だった場所に、後世、大量の死者を葬ったのだろう。
和田合戦の時のものではないか」
と、いうことになり、
その後、少ししてから、
ここは公式に和田塚と称されることとなりました。
ちなみに、和田合戦とは、
建暦3年(1213)に鎌倉で起こった武家同士の市街戦です。
戦ったのは北条氏と和田氏。
執権北条義時の度重なる挑発を受け、
ついに兵を挙げた和田義盛ひきいる和田一族が、
このいくさで、事実上滅ぼされます。
由比ヶ浜から若宮大路付近にかけての、
まさに、いまの鎌倉の中心部が
激戦の舞台であったとされているため、
出土した骨がその時のものかどうかはともかく、
和田塚付近が当時、戦場となったことは、
十分に想像が可能です。
和田塚の石碑
和田塚の五輪塔
(写真:宮 栄多郎)
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル お役立ちメルマガ」 登録無料!
---------------------------------------------------------
毎月2回、賃貸経営のためのお役立ち情報をお届けする
メールマガジンです。もちろん無料!
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル」本誌の読者を募集!
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル」は、年4回(首都圏版)、
賃貸住宅オーナーさんのご自宅に直接お届けしている
無料の賃貸経営情報誌です。
賃貸経営に役立つさまざまな情報を満載、
すでに首都圏約3万7000世帯にのぼるオーナーさんに
お読みいただいているほか、
一昨年からは関西版、北海道版を発行。
昨年4月からは九州版、7月からは広島版を創刊。
全国7万人以上の読者の皆さんからのご支持をいただいています。
なお、大変恐縮ですが、お申し込みをいただけるのは、
下記に該当するオーナー様に限らせていただきます。
■首都圏版
東京・神奈川・千葉・埼玉にお住まいで、
同地域内に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■関西版
大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山にお住まいで、
同地域内に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■北海道版
北海道に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■九州版
福岡県とその隣接県に
1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■広島版
広島県とその隣接県に
1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
「オーナーズ・スタイル」は、
厳選されたスポンサーからの広告掲載で事業の成り立つ、
読者の皆さんにはご負担のない「無料誌」です。
どうぞお気軽にお申し込みください!
---------------------------------------------------------
鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
「六地蔵」から「和田塚」へ。鎌倉の街なかを走る鎮魂のみちをゆく・その2
2016年02月12日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
さて、前回訪れた、
古い刑場あとに佇む鎮魂の史跡・六地蔵をあとにして、
(前回の記事は→こちら)
今回は寄り道をしながら、
次の目的地である「和田塚」を目指してみたいと思います。
途中、立ち寄る先は二ヶ所。
まずは、六地蔵のお地蔵さま達を背にして右手、
由比ガ浜大通りを西の方向へ、向かってみましょう。
ご紹介したいのは、ある建物です。
道のりはわずかです。
300メートルほど行ったところ。
通りの右手に、
お城を模したような、あるいは一部はお寺のような・・・
白漆喰で壁を塗り込めた、不思議な和風の建築物が、
ドンと鎮座しているのを
見逃す人はほとんどいないでしょう。
鎌倉彫の店「寸松堂」です。
国の登録有形文化財。
木造2階建てに塔屋付きです。
ゆえに、見かけは3階建て。
昭和11年の暮れに竣工しています。
以来、長く、
この通りのランドマークとして、
鎌倉市民に親しまれ続けている建物です。
鎌倉市のウェブサイト(→こちら)に
若干詳しい説明書きがあります。
それによれば、
「鎌倉彫の彫師・佐藤宗岳さんの店舗併用住宅として、
市内の大工、西井喜一、正二親子によって建てられた」とのこと。
加えて、同ページには、
「・・・構造もかなり複雑で、1、2階を通した柱が少なく、
軸組みが容易に重ならない。
極端に言えば、各階が下の階全体の上に載っている様な
印象を受ける」
との、気になる記述も見られます。
「軸組みが容易に重ならない」とは・・・
まともな建物としては何とも不思議です。
奇妙で、かつ、興味深いのですが、
ひょっとすると、
大工・西井喜一、正二親子は、
この建物が生まれる13年前、
鎌倉に甚大な被害を及ぼした関東大震災の揺れに対しての
彼らなりの答えをこの建物で示している・・・
のかもしれません。
つまり、地震の横揺れに対し、
上階が、下の階の上で、
前後左右に滑ってくれることで、揺れが吸収されるのです。
つまり、免震構造です。
(詳しい方はご存知と思います。
近いのは「すべり支承型」と呼ばれるタイプ)
考えすぎでしょうか・・・!
ともあれ、
多分、建築家か研究者と思われる上記ページの著者は、
「別段の破錠もみせずこれだけ特異な内・外観を造り得た手腕は
高く評価することができる」
と、すこぶる好感をもって、この文章を結んでいます。
さて、
では、魅惑的な寸松堂をあとにして、
今度は、やって来た道を少し引き返すことにしましょう。
前回訪れた六地蔵のある方向へ向かって、
約250メートル進みます。
すると右手に、またも印象的な建物が。
交差点に向けてするどく刃を向けるような、
鋭角的な敷地の上に、
これまた鋭角的なかたちをした、大変古いビルが、
矍鑠(かくしゃく)として屹立しています。
旧鎌倉銀行由比ヶ浜出張所です。
昭和3年の開店。
その鎌倉銀行ですが、
のちに、横浜興信銀行に営業を譲渡します。
昭和16年のこと。
その際、この建物は、
同銀行の由比ヶ浜出張所となって、
以降もそのまま、銀行として利用され続けます。
やがて戦後となり、昭和32年、
横浜興信銀行は名を変え、いまの横浜銀行に。
しかしながら、由比ヶ浜出張所は、
それにかなり先んじて、昭和20年に閉店。
このとんがったビルだけは、
その後も病院など、他の用途に活用され続け、
つい昨年までは、人気のバーが、
多くのファンに支えられつつここで営業していました。
そのバー、「THE BANK」が
惜しまれつつ閉店したのが5月のこと。
ちなみに街のうわさでは、建物は壊されず、
耐震補強され、
今後も生き残る予定なのだとか。
寸松堂とならぶ通りのランドマークとして、
これからも鎌倉の人々の暮らしを
静かに見守っていてくれることを願うばかりです。
さて、
では二つの建物への寄り道を以上で終え、
次回はいよいよ本来の目的地、
「和田塚」を訪れます。
寸松堂
旧鎌倉銀行由比ヶ浜出張所
(写真:宮 栄多郎)
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル お役立ちメルマガ」 登録無料!
---------------------------------------------------------
毎月2回、賃貸経営のためのお役立ち情報をお届けする
メールマガジンです。もちろん無料!
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル」本誌の読者を募集!
---------------------------------------------------------
「オーナーズ・スタイル」は、年4回(首都圏版)、
賃貸住宅オーナーさんのご自宅に直接お届けしている
無料の賃貸経営情報誌です。
賃貸経営に役立つさまざまな情報を満載、
すでに首都圏約3万6000世帯にのぼるオーナーさんに
お読みいただいているほか、
一昨年からは関西版、北海道版を発行。
昨年4月からは九州版、7月からは広島版を創刊。
全国約7万人の読者の皆さんからのご支持をいただいています。
なお、大変恐縮ですが、お申し込みをいただけるのは、
下記に該当するオーナー様に限らせていただきます。
■首都圏版
東京・神奈川・千葉・埼玉にお住まいで、
同地域内に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■関西版
大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山にお住まいで、
同地域内に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■北海道版
北海道に1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■九州版
福岡県とその隣接県に
1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
■広島版
広島県とその隣接県に
1棟以上の賃貸住宅をお持ちのオーナー様
「オーナーズ・スタイル」は、
厳選されたスポンサーからの広告掲載で事業の成り立つ、
読者の皆さんにはご負担のない「無料誌」です。
どうぞお気軽にお申し込みください!
---------------------------------------------------------
鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)