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北鎌倉駅そばのトンネル通行止めと「広町緑地」の開園。鎌倉二つの話題
2015年05月29日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
4・5月の大型連休を過ぎての小休止もつかの間、
間もなく鎌倉は、
再び、賑わうアジサイの季節を迎えます。
そんな鎌倉の最近の話題のうち、
観光や散策に訪れる皆さんへのニュースとなりそうなものを
二つ、お届けしましょう。
ひとつは、
「トンネル」のお話。
以前、この鎌倉大家日記でもご紹介・・・
(2014年12月の記事 →こちら)
(2011年1月の記事 →こちら)
長らく、
存続か、開削切り崩しかで揺れていた
北鎌倉駅そばの「素掘りのトンネル」ですが、
岩の剥落などが起きている、ということで、
この4月末、いよいよ市によって、
通行止めの措置がとられました。
小さいながらも、
昼夜、電車の行き来も頻繁な、
有名な鉄道駅である「北鎌倉駅」。
そのすぐ脇に残されていた、
珍しくも素朴で、ちょっと不思議なこの風景・・・
約80年とされる歴史をそっと閉じ、
今後は、市民や、
鎌倉を愛してくれた旅人の皆さんの記憶の中にのみ、
生き続けることとなるのでしょうか。
もうひとつの話題は、
新たなスポットの誕生です。
鎌倉市内南西部、
腰越地区に広がる「広町緑地」が、
同じ4月の始め、
緑豊かな都市公園として開園しました。
腰越地区に広がる広町緑地・・・と、いっても、
多くの方はご存知ないでしょう。
よろしければ、
「Google マップ」をお開きになり、
モードを航空写真に変更、
鎌倉の海沿い、
江ノ電の「七里ヶ浜駅」あたりを
PC、スマートフォン画面などに映し出して
みてください。
駅北側4~500メートルあたりのところから、
さらに北へ、北東方向へ、
木々の鬱蒼とした、
大きな森が広がっているのが見えるかと思います。
これが広町緑地です。
1970年代には、
鎌倉の他の多くの山林同様、
宅地開発の計画が持ち上がった場所なのですが、
その後、30年余りにわたって
市民などが保存を論議。
2000年代に入って、
都市林としての保全が決まり、
その後は市による用地取得や、
有志による環境保護活動などが進められていたものです。
都市部に残された貴重な森・里山としての
この広町緑地の魅力については、
下記、新旧二つの
「認定NPO法人鎌倉広町の森市民の会」のウェブサイトに、
詳しく紹介されています。
新サイト →こちら
旧サイト →こちら
なお、この広町緑地、
私が最後に足を踏み入れたのは、
たしか10年ほど前のことだったでしょうか。
小山あり、平地ありの複雑に入り組んだ地形。
色濃く、深い緑の陰を飛び交う、
たくさんの鳥や蝶。
美しい小川や池。そのほとりに咲く花々・・・
驚くほど豊かな自然が残された、
まるで別世界に入り込んだような場所で、
「自分が子どもだったら、
毎日でも通って探検したい・・・」
そんな風に感じられるなどしたものです。
このたび、
それがどんな公園になったのか、
「整備」されすぎるなどしてはいまいか・・・
期待と、若干の不安も抱えつつですが、
ゆっくりと時間をつくって、
訪れてみようと思っています。
北鎌倉駅そばの素掘りのトンネル
(写真:宮 栄多郎)
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鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
「湘南」の線引きに挑戦? 神奈川県の観光キャンペーン「Feel SHONAN」
2015年05月22日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
神奈川県がいま行なっている、
「グローバル観光キャンペーン」が、
地元などで若干の話題となっています。
いわゆる圏央道の一部である
「さがみ縦貫道路」の開通をきっかけとし、
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを
見据えての発信もしていこうという
当プロジェクト、
そのタイトル、
かながわシープロジェクト「Feel SHONAN」。
ちなみに、SHONANとは、
もちろん多くの人がご存知、「湘南」のことを意味します。
そして今回、
同プロジェクトからは、
なんとも大胆なメッセージが・・・
「『湘南』ってどこ?
Feel SHONANでは、神奈川の自然海岸がある
すべての沿岸地域をSHONANと呼びます」
え・・・!
つまり、伊豆のすぐそばの湯河原や真鶴、
東京湾に面した横須賀までもが「SHONAN=湘南」!?
ご存知の方も多いと思いますが、
「湘南」という地域名は、
一定の範囲が確定されているものではなく、
人によってその認識はさまざま、
とても曖昧なもの。
たとえば鎌倉は、
人によっては、「まさに湘南の主役でしょう!」
一方、別の人に言わせれば、
「湘南というのは、江の島より西のあたり、
藤沢から大磯方面にかけての海岸地域のこと。
鎌倉が含まれるイメージは無いですね・・・」
加えて、
この「湘南」という名前には、
いわゆるブランドイメージが確立しているため、
「湘南はどこからどこまでか」
については、
過去よりしばしば論争のタネにも。
ゆえに、
今回の「Feel SHONAN」に対しても、
早速、驚きの反応が、
あちらこちらに見られています。
さては・・・
もしや、
そうした反響の盛り上がり自体を想定に織り込んだ、
県側の戦略なのかもしれませんね。
プロジェクトのイメージソングは「ゴダイゴ」の
トミー・スナイダーさんが制作、
ロゴデザインは鈴木英人さんという、
「その世代」にとっては、何ともなつかしいメンバーも
集まっている、
神奈川県のグローバル観光キャンペーン
かながわシープロジェクト「Feel SHONAN」のサイトは、
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鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
鎌倉・常盤の八雲神社と、打越の子守神社。丘に佇む二つの鎮守 その2
2015年05月15日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
あまり観光客の姿を見ない、
鎌倉の隠れた古刹やお社(やしろ)を
これまでにもたびたび紹介しているこの「鎌倉大家日記」。
今回は、
前回ご紹介した常盤の八雲神社からほど近く、
(前回の記事は→こちら)
「子守神社」に向かってみます。
まずは、
八雲神社の鳥居を背に、右へ歩きます。
すると、すぐに、
「八雲神社前」の交差点。
ここはちょっと複雑なかたちをした十字路です。
これを左へ曲がります。
ちなみに曲がって進入したこの道路、
神奈川県道32号線です。
その32号線の右手、
最初に現れる小路に入ってください。
小路を抜け、細い通りに出ると、
右斜め前方、
さらに、狭い道への入口が見えるかと思います。
そこにふたたび進入。
やがて100メートルほど進んだ先に、
目指す子守神社の鳥居が見えてくるはずです。
鳥居をくぐり、
途中、右曲がりする石段を
登っていきましょう。
高みに佇む社殿は、本当に小さなもの。
この神社のある地域は、
「打越」と呼ばれていますが、
子守神社は、
神奈川県神社庁のウェブサイトによると、
当地に「古くより」鎮座する、
打越地区の鎮守であるということです。
祭神は、
「子守之大神(こもりのおおかみ)」です。
その名のとおり、
子どもの幸せを守る神様であり、
また、神社であるということなのですが、
こうした「子守神社」と呼ばれるお社の
由緒とされるひとつに、
「『こもり』というのは、
本来『みくまり』という言葉だった」
と、いうものがあるとのこと。
意味は、
「水配り」(みくまり)。
すなわち、「水の分配」。
なので本来、この神様は、
山の水源などを崇めて祀ったもの。
やがて転訛し、
「みくまり」→「みこもり」→「こもり・子守」
と、変わっていったものであるとされて
いるようです。
ちなみに、
この打越の子守神社の場合、
過去は「蔵王権現社」が主たる名称で、
「子守神社」がそれに成り代わったのは、
かなり最近のことである様子。
そこで、色々な方が調べられた内容を
ウェブサイトなどに探すと、
「先の終戦の翌年に改称した」
と、いうことになっています。
とはいえ、
いきなり降って湧いたように
そうなったわけではなく、
多分、「子守神社」は、
このお社の通称として、
過去より地元に存在していたものなのでしょう。
ほかには、「産土」、「山の神」とも
呼ばれていたようです。
なお、
「子守」~「みくまり」
加えて「蔵王権現」「山の神」と、
これらキーワードをならべていくと、
詳しい方は、東北の蔵王のことを
連想されると思います。
両者にはもしや、何かつながりでもあったのでしょうか。
前回ご紹介した常盤の八雲神社の
どこかスッキリと、男前な佇まいに比べ、
しっとりともの寂びた雰囲気がまた悪くない、
このたびの子守神社です。
子守神社の小さなお社
(写真:宮 栄多郎)
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鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
鎌倉・常盤の八雲神社と、打越の子守神社。丘に佇む二つの鎮守 その1
2015年05月08日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
あまり観光客の姿を見ない、
鎌倉の隠れた古刹やお社(やしろ)を
これまでにもたびたび紹介しているこの「鎌倉大家日記」。
今回および次回は、
前回ご紹介したコスモスの寺・円久寺の近くにある、
(前回の記事は→こちら)
二つの小さな神社を巡ってみます。
まずはじめに、「八雲神社」です。
場所は円久寺のお隣り。
門前をあとに、目の前のバス通りを右に進みます。
すると、すぐに到着。
わずか30メートルくらい歩いたところです。
見ると、そびえる石段の上に、
きりりと引き締まった清々しい印象の社殿。
空を覆う大木の枝。
石鳥居に巻かれた太いしめ縄が、
なかなか雄渾で、絵になっています。
ちなみに、
鎌倉にはほかにも八雲神社がいくつかありますので、
(そのうち北鎌倉のお社は以前にご紹介しました。
→こちら)
他と取り違えが無いよう、
こちらの八雲神社は、
「常盤の八雲神社」と呼んでおくのがよいでしょう。
この常盤の八雲神社、
由緒をひもとけば、
治承年間(1177~1181)の創建とも伝えられています。
そうであれば、
いわゆる「鎌倉幕府以前の古社」のひとつ。
なのですが、
別に慶長創建説(1596~1615)もあるとのことで、
事実は明確ではありません。
ちなみに神奈川県神社庁のウェブサイトは
治承年間説を採用。
当時の当地・梶原景時領における
除災を祈願するため、
お社が建てられた旨、記されています。
ここで、梶原景時の名前が出てきました。
ご存知、源義経との深い軋轢や、
のちの幕府内での権勢、横暴、
一転、突然失脚しての一族滅亡の悲劇でも知られる
源平時代の悪役です。
(もちろん、後年の人々の都合でことさら
悪役にされている可能性もあります)
そこで、
あらためて地図を眺めてみると・・・
なるほど、
この常盤の八雲神社の西側から北側へかけて
ぐるりと広がっているのは、
梶原氏にゆかりが深いとされる土地。
景時らの墓ともされる「深沢小学校裏のやぐら」
梶原氏一族に関係の深い「御霊神社」
景時の息子、景季(かげすえ)の腕が
埋められているとされる「仏行寺・源太塚」
これら遺構、旧跡が散らばっています。
このうち、
「御霊神社」と「仏行寺・源太塚」は、
以前にこの鎌倉大家日記でご紹介させて
いただいています。
よろしければ、ご覧になってみてください。
御霊神社 →こちら
仏行寺・源太塚 →こちら
ところで、
この常盤の八雲神社には、
上記の「治承年間・除災を祈願」などのほかに、
地元の人にはよく知られた創建時の伝説があります。
それは、
この社を参拝する際に人々が唱えてきたという、
奇妙な言葉の由来にもなっているもの。
ちなみにその言葉とは、
「常盤の天王麦天王竹の子びしゃくで水かけろ」
昔、洪水で別の神社(梶原の加護社とされます)
に祀られていたご神体が当地に流されて来た際、
住人がこれを柄杓ですくい上げ、
山に祀り、
麦飯を炊いて供えたのが、
当神社の始まりであると、いうものです。
常盤の八雲神社
(写真:宮 栄多郎)
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秋まで覚えておきたい名前「円久寺」。コスモスの寺として知られています
2015年05月01日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
あまり観光客の姿を見ない、
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今回は、
鎌倉・常盤地域に建つ「コスモス咲く寺」として、
知る人ぞ知る「円久寺」をご紹介したいと思います。
場所は、前回訪問した「タチンダイ」の近くです。
(前回の記事は→こちら)
タチンダイをあとに、
短い山道を入口まで下ったのち、
目の前のバス通りを右手、西の方角へ。
約600メートル進みます。
すると道路右側に、参道の入口が。
覗くとその奥に、
門柱が二本立っているのが、確認できるかと思います。
ちなみに、前回のタチンダイと同じく、
この円久寺の建つ場所も、
古くは北条氏の広大な屋敷があった跡、
「北条氏常盤亭」
の敷地の一部だったとされるところです。
特に、円久寺の建つ場所から、
境内裏の奥へ、
山側へと入り込む広い谷戸は、
古くから「殿入」の名で呼ばれています。
重要な人物の出入りする、重要な建物の置かれた場所へと
つながっていたことが、
想像できるものであるといってよいでしょう。
円久寺の創建は、文明年間(1469~1487)のことと
伝えられています。
時はすでに、室町時代も中期に入っています。
(くくり方によっては戦国初期ともなります)
北条氏常盤亭の主(あるじ)だった北条氏は、
もちろん、
とうの昔に滅びてしまっています。
そのとき、どんな風景の中に、
この円久寺が誕生したのか、
常盤亭の面影は、
まだ周囲にすこしでも残っていたのか・・・
それを想わせるよすがは、
いまは残念ながら、何も残されてはいない様子です。
ところで、この円久寺、
ここ十数年、
「コスモスの寺」として、よく知られるように
なりました。
秋になると、
境内を多くのコスモスの花が彩るのです。
とはいえ、コスモスといえば、
なんとなくメルヘンチックで、
神社仏閣には馴染みの薄そうな感じのする花。
ですが、ある写真家曰く、
境内をさかんに埋め尽くす円久寺のコスモスを見て、
「花散華で諸仏を供養しているかのようだ」と。
なるほど・・・
いわれてみればそんな感じがしないでもありません。
さらに加えれば、
いまは本物の花ではなく紙で代用されることも多い、
散華(さんげ)ですので、
花びらを四方八方に、平坦に広げるコスモスの花の姿は、
ますますどこか、
これに通じるところがあるようです。
ただ、
実はちょっと気になる情報が。
事実を確認してはいませんが、
上記の方とは別の、ある写真家の方が
公開しているブログを拝見すると、
数年前、円久寺では
墓地の拡張整備があったとのことで、
その際、コスモスが、
かなり減ってしまったらしいのです。
本当なのかどうか、
心配をかかえながら先日、
円久寺をちらりと訪れてはみましたが、
当然、季節がずれているので、
目で確かめることはできません。
円久寺の境内、今年の秋はどんな風景になるのか・・・
ここはぜひ、実際に季節が訪れるのを
待つことにしたいと思います。
円久寺境内
(写真:宮 栄多郎)
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