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鎌倉・小町大路。「日蓮辻説法跡」はあっても、日蓮は辻説法していない?
2014年08月08日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
あまり観光客の姿を見ない、
鎌倉の隠れた古刹やお社(やしろ)を
これまでにもたびたび紹介しているこの「鎌倉大家日記」。
そうは言いながらも・・・
今回はかなり有名な歴史スポット、
しかもお寺でも神社でもないところへ立ち寄ってしまいます。
しばしお付き合いください。
さて、前回訪問した「妙隆寺」。
その参道を入り口まで戻ると、目の前に横たわる車通りのやや頻繁な通り・・・
それが、小町大路です。
先週もご紹介したとおり、
鎌倉時代には、町のメインストリートだった通りです。
これを右に向かいます。
妙隆寺山門を背にしての、右方向です。
すると、間もなく左手に現れるのが、
「日蓮辻説法跡」。
一見墓地にも似た景観。
木々がまばらに立つ中、いくつかの石碑が並んでいます。
これはその名のとおり、日蓮宗の宗祖、日蓮を記念するもの。
つくられたのは明治34年のこと。
尽力したのは、
いわゆる「日蓮主義者」として有名な宗教家、田中智学。
実はかつて、
この日蓮辻説法跡のある土地の向かい側辺りには、
「妙勝寺」というお寺が建っていたのだそうです。
その妙勝寺にあったと言われているのが、
日蓮が説法の途中などに腰掛けたとされる石。
ところが妙勝寺は、明治に入って廃寺となることに。
田中智学は、
日蓮ゆかりの遺物や場所の記憶が失われてしまうことを憂慮。
近くの土地を確保し、
そこに上記の「腰掛け石」を安置。
あらためて宗祖顕彰の場をつくることにしたとされています。
それが、この辻説法跡です。
鎌倉のお寺や神社以外の史跡としては、
比較的有名で、
かつ、訪れる人の多いもののひとつでしょう。
とはいえ、
その肝心の日蓮さん・・・
本当に辻説法をしたのかどうか、といえば、
それらしい気配はかなりありつつも、
史実として必ずしも決定的、とはいえないのだそうです。
史料などの記述、
あるいは当時(1250年代頃)のいくつかの条件から、
「辻説法はなかっただろう」と、する意見も過去より少なくはなく、
当然、そうなると、
腰掛け石も、辻説法跡も、
「伝説を絵に描いたもの」ということになってしまいます。
さて、真相はどうなのでしょうか。
ともあれ、日蓮といえば、
私達が浮かべるイメージの多くは、
石を投げつけられても、棒で叩かれてもひるまず道端に立ち、
辻説法を続ける信念の人・・・
と、いったその姿です。
ちなみに、
「辻」、すなわち通りと通りの出会う場所というのは、
鎌倉時代の鎌倉においては、私達が思う以上に、
生活上も、文化上も、
大変重要な場所だったようです。
特に、小町大路のようなにぎやかな道路に点在する辻々の場合、
そこは、
商売の場所であったり、
芸能を披露する場所であったり、
相撲の会場であったり、
あるいは、
異性を誘ういわゆる「ナンパ」の場所であったり・・・
終日、人々の呼び合う声、
歓声や足音の絶えることがないといった状況だったようです。
しかしながら一方で、
辻が賑やかであるのはいいのですが、
その賑やかさが、
何かのきっかけで犯罪の温床になったり、
政治的騒擾につながったり、
風儀の乱れを招いたりすることもどうやらあったらしく、
鎌倉幕府は折にふれ、
辻での人々の行為に規制を加えたり、
役人に取締りを命じたりしていたようです。
さて、日蓮辻説法跡をあとに、
さらに小町大路を進みましょう。
次回は、
木漏れ日の川辺にたたずむ目立たぬ社、蛭子神社の鳥居をくぐります。
日蓮辻説法跡
(写真:宮 栄多郎)
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当ブログは来週の公開予定日、
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「鍋かむり上人」ゆかりの妙隆寺。鎌倉で原爆に想いをはせる場所でもあります
2014年08月01日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
あまり観光客の姿を見ない、
鎌倉の隠れた古刹やお社(やしろ)を
これまでにもたびたび紹介しているこの「鎌倉大家日記」。
前回立ち寄った「東勝寺橋」、「青砥藤綱旧蹟」をあとに、(→前回の記事)
今回は、
その激しい生き方で知られた、ひとりの僧侶ゆかりのお寺に
向かってみたいと思います。
そのお寺の名は、「妙隆寺」。
早速出発しましょう。
まずは東勝寺橋から、山側を背に歩き、
車通りの多い小町大路に一旦出ます。
出たら、左へ。
ちなみにこの小町大路、鎌倉時代においては、
武士の都・鎌倉のメインストリートだった通り。
このたびの散策ではすでに「宝戒寺」の前から、
東勝寺跡を示す案内板の立つところまでを歩いてきていますが、
今回はその続きをさらに進みます。
すると、
歩き出してほどなく、200メートルくらいのところ。
右手に、妙隆寺の参道が見えてきます。
奥には小さな山門。
その向こうに、
やはり小さな池を擁した、妙隆寺の小振りの境内が広がっています。
妙隆寺といえば、
「鍋かむり上人」のお寺。
この奇妙な呼ばれ方で、昔からよく知られています。
鍋かむり上人とは、このお寺の第二祖、
「日親」のこと。
室町時代の人。日蓮宗の僧。
気骨あふれる激しい人物で、
六代将軍足利義教に対し、他宗排斥などを建言。
さらに「立正治国論」を著してその政治に諫言。
ついに怒りを買い、
焼けた鍋を頭にかぶせられるなどのすさまじい仕打ちを受けるも、
これに屈せず、
滔々とその持論を説き続けたという伝説が、
いまに残されています。
ちなみに、さきほどわずかにふれた、
このお寺の境内にある小さな池、
いまはコンクリートで周囲を固められ、
味気ない様子となっていますが・・・
こちらは、日親上人が、寒中、
百日間におよぶ厳しい水行に挑んだ場所であるとされています。
その池の奥、
本堂に向かっては右側、
境内の隅の方に、足を向けてみましょう。
せまい墓地が見えてきます。
さらに、
その墓地の中、手前すぐのところに、
一枚の大きな石碑が立っています。
奇妙な石碑です。
その表面右上あたりには、
人の顔を描いた、
失礼ながらやや不気味なレリーフが。
これは、
「丸山定夫の碑」。
昭和20年、広島に投下された原子爆弾によって、
惜しまれる最期をとげた新劇俳優、丸山定夫。
彼を悼む記念碑です。
レリーフのモチーフとなっているのは、
フランスの劇作家モリエール作、「守銭奴」の主人公を演じる丸山の姿。
熱演中の表情であるがため、
やさしげな顔の普段の丸山定夫とは、かなり違うイメージとなっています。
享年44。
石碑は昭和41年に建立とのこと。
丸山の生きた年月をすでに超えて、ここに立っています。
妙隆寺境内
日親上人寒行の池
丸山定夫の碑
(写真:宮 栄多郎)
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鎌倉滑川をまたぐ東勝寺橋。謎の人・青砥藤綱が銭十文を探した「現場」です
2014年07月25日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
あまり観光客の姿を見ない、
鎌倉の隠れた古刹やお社(やしろ)を
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今週は先々週、先週からの続き。
お寺や神社ではありませんが、
ある謎に包まれた、
ひとりの先人にかかわる「旧蹟」を皆さんにご紹介したいと思います。
まずは、
先週訪問した「東勝寺跡」および「腹切やぐら」をあとにし、
もと来た、
ゆるい坂道を下っていきます。
(先週の記事は→こちら)
すると道はほどなく、川へと差し掛かります。
先週もご紹介しました。
滑川(なめりがわ)と、それをまたぐ東勝寺橋です。
その東勝寺橋を渡り終えると、
すぐ右手・・・
橋のたもとに一枚の石碑が立っていることに、誰もが気づくことでしょう。
そこにはこう書かれています。
「青砥藤綱旧蹟」
青砥藤綱は、鎌倉時代に存在したとされる武士。
執権北条時頼から貞時あたりにかけての
いずれかの頃に、
(おおむね13世紀の後半中)
活躍したとされる人物です。
逸話が残っています。
ご存知の方も多いことでしょう。
ある夜のこと。
藤綱は、役所に出かける際、滑川を渡ろうとして、
うっかり流れの中に、お金を落としてしまったのです。
その額、十文。
そこで彼があわててしたこと・・・
人を走らせ、銭五十文をはたいて松明を買わせ、
それで川底を照らし、
落とした十文を拾い上げました。
ですが、
これを聞き、皆が笑ったそうです。
「あなた、それでは四十文損しているじゃないか」
ところが藤綱が言うに、
「そうじゃない。
川に落とした十文をそのままにしてしまっては天下の損失。
そのお金は二度と人々の間を渡り歩くことがなくなってしまう」
さらには、
「私が松明を買うのに支払った五十文は、私にとっては損だが、
天下のことを考えれば損じゃない。
世の中を回っていき、皆の利益となる」
経済というものの、
まさに本質をとらえた言葉といっていいでしょう。
このほかにも藤綱については、
清廉潔白な行動、
欲のない生活、
権威におもねることのない公正な裁判を行なったことなど、
たくさんのエピソードがいまに語り継がれているのですが、
そのうちもっとも有名な上記の話について、
「ここが現場」・・・とも言われているのが、
当地、東勝寺橋のかかる辺りです。
そう聞くと、歴史好きは、
つい、
ふたたび橋上に立ち、
真下の川面を覗き込みたくなってしまうのですが・・・
その際は、
リュックサックや胸ポケットから、小銭などを落とさないよう、
どうぞくれぐれもご注意を。
ちなみに、
いまの東勝寺橋は、
大正13年(1924)につくられた鉄筋コンクリート製のもの。
いわゆる「震災復興期」(関東大震災)の建造物です。
生まれてまだ90年ですから、
鎌倉の長い歴史の上では、まだまだ新参者。
ですが、それでも近年、いよいよ文化財の列に仲間入り。
平成14年、
鎌倉市の「景観重要建築物等」として、栄誉ある指定を受けることとなりました。
さて、
最後に付け足しです。
ご存知の皆さんもいらっしゃるかと思いますが、
上記の青砥藤綱、
実在の人物ではない可能性も、実は低くはありません。
藤綱が理想の官吏として、
大いにもてはやされたのは、はるか下って江戸時代。
名前やその逸話は、
有名な「太平記」などの書物に出てくるのですが、
「吾妻鏡」など、
さらに信用のおける記録の中に、
幕府に重用されたはずの彼のことが記されていないのです。
そのため藤綱については、
過去より、
その存在に疑いがもたれつづけています。
名官吏・青砥藤綱はいたのか、いなかったのか。
歴史好きの私達としては、
やはりじっと、
彼が松明を照らしたかもしれない、
東勝寺橋眼下の川面を眺めるほかありません。
東勝寺橋。
たもとにある「東勝寺橋ひぐらし公園」からこんな角度で眺められますが、
夏は木々がやや鬱蒼としています。
青砥藤綱旧蹟の碑
(写真:宮 栄多郎)
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鎌倉幕府終焉の地、東勝寺跡と「腹切やぐら」。谷戸の風が静かにそよぎます
2014年07月18日こんにちは。
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鎌倉の隠れた古刹やお社(やしろ)を
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今回訪れるのは、お寺の「跡(あと)」。
先週ご紹介した「宝戒寺」からほど近く、(→当該記事)
鎌倉ファン、歴史好きならば必ず一度は訪問しておくべき(?)
重要な歴史の現場を
皆さんにご紹介したいと思います。
それは、「東勝寺跡」。
約150年にわたって続いた初めての武士の世・鎌倉時代が、
紅蓮の炎に包まれながら終焉を迎えた、
まさに、その場所です。
宝戒寺からの道のりは約400メートル。
まずはお寺を背に立ち、門前の道路を左へと向かいます。
すると、
100メートルほど歩いたところで、案内板が現れます。
立つのは道路の右側。
見ると、東勝寺跡の方角は、「左」と示されています。
つまり、
案内板は右手にありますが、向かうのは左手。
そこに口をひらいている静かな通りに入り、
そのまままっすぐに、進んでください。
やがて道路は川に差し掛かります。
橋でそれを横断。
ちなみに川の名前は「滑川(なめりがわ)」。
橋の名前は「東勝寺橋」。
渡り終えたあと、
ゆるやかな登り坂を100メートル少々、進んでいくと・・・
左手に忽然と、空き地が現れます。
それが目指す東勝寺跡です。
元弘3年(1333)のこと。
鎌倉幕府、いよいよ最期の時。
新田義貞の軍勢が怒涛のごとく鎌倉へと乱入する中、
北条高時以下、
北条家一族および家臣、
伝えられるところでは800人以上がこの東勝寺に集まったのだそうです。
次いで、
建物に火をかけた上、ことごとくが自害。
これによって、
鎌倉幕府は壮絶な終わりを迎えました。
鎌倉、という、
日本の歴史にとって、重要すぎるほど重要な一時代が、
このとき、
同時に終わりを告げたわけです。
どこか戦慄を感じさせる、
それでいていまは何の変哲もない、
ただ緑の草ばかりが、ぎっしりと一面を埋め尽くす空き地です。
ちなみに過去、さらには近年の発掘によって、
ここが正しく東勝寺跡であり、
なおかつ、
鎌倉幕府終焉の地であることは、
ほぼゆるがない事実となってきています。
調査が行なわれたのは、最近では平成8年、および9年。
この際、焼失した建物の跡が、
それを覆う厚さ十数センチに及ぶ炭化した層とともに、
発見されているのだそうです。
さらにもう少し、登り坂を分け入ってみましょう。
道路は狭い山道となります。
目の前に、間もなく、
木製の看板の立つのが見えてくるはずです。
「腹切やぐら」と、書かれています。
見ると、その左手、
か細い道がつづく、奥の方に・・・
たしかに「やぐら」らしい、真っ暗なほら穴が見えています。
それが、腹切やぐら。
実は、東勝寺跡よりも、こちらの方が一般的には有名です。
いわゆる「心霊スポット」・・・などとも言われ、
怖いもの見たさ、
面白半分に訪れる人が、つねづねあとを絶ちません。
理由はもちろん、悲壮感ただよう、その名前。
古くから人々の間に伝わってきたのであろう、
この呼び名から察するに、
上記の幕府滅亡時、このやぐらの中で切腹し、亡くなった人も、
もしかすると、実際にいたのかもしれません。
腹切やぐらを示す看板。宝戒寺さんの管理となっているようです。
腹切やぐら
東勝寺跡。腹切やぐらの近くから見下ろしています。
(写真:宮 栄多郎)
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鎌倉大家日記(金曜日の記事)│コメント(0)
喧騒の車道そばに別世界。通り過ぎるには惜しい静寂のお寺「宝戒寺」
2014年07月11日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田です。
金曜日は「鎌倉大家日記」です。
あまり観光客の姿を見ない、
鎌倉の隠れた古刹やお社(やしろ)を
これまでにもたびたび紹介しているこの「鎌倉大家日記」。
今回は鶴岡八幡宮にも程近いところにある、
天台宗の「宝戒寺」をご紹介いたします。
宝戒寺といえば、
「結構有名な観光名所だよ。隠れた古刹とはいえない」
と、おっしゃる方も多いかもしれません。
特に初秋の頃の萩は有名。
このお寺は、「萩の寺」として、多くの訪問客を集めます。
ですが、
それ以外の季節となると・・・
多くの人々は、
鎌倉駅方面から、荏柄天神や鎌倉宮、瑞泉寺のある二階堂方面、
あるいは、
杉本寺や報国寺のある金沢街道方面へと向かうバスの中、
宝戒寺の門前を一瞬、車窓から見下ろすばかり。
「萩以外には何があるのだろう。
一度行ってみたいが、どうも場所が中途半端で」
そんな声も、実はよく聞かれます。
宝戒寺の建立は、
建武2年(1335)以降、足利尊氏によるものとされています。
この頃といえば、
鎌倉幕府はつい先年(1333)、滅亡したばかり。
日本はどこもかしこも乱世の様相。
武士の世が続くのか、古い王朝の世に戻るのか、
それとも混乱が果てしなく続くのか、
誰もが見極めをつけきれませんでした。
そんな不安は、
時代の主役、尊氏にあってもやはり同じことだったのでしょう。
宝戒寺は、
彼が、彼もその中心となって滅ぼした幕府・北条一族の霊をなぐさめるため、
建てたものと伝えられています。
境内は、とても静かです。
一方、
お寺の前はといえば・・・
そこは鶴岡八幡宮三の鳥居前から続く、
鎌倉屈指の交通の激しい道路(横大路)が突き当たって曲がるところ。
加減速する車の騒音が、一日中ひっきりなしです。
ですが、
木々が豊富で、参道も長く、
奥深いかたちとなっている宝戒寺の境内は、そんな騒がしさとは無縁。
ロケーションを一切忘れさせてくれる、
緑の別天地となっています。
本尊は地蔵菩薩です。
木造。国の重要文化財。
胎内に銘があって、貞治4年(1365)に造られたことが判明しています。
この像のある本堂には、
誰もが上がらせていただくことが出来ますので(拝観料100円)、
ややのちの時代のものながら、
いかにも鎌倉彫刻らしい質感と峻厳さを残したすばらしい造像を
ぜひ、
間近にしてみてください。
脇侍として立つのは、
神奈川県指定文化財である梵天、帝釈天。
こちらも、なかなかの秀作といっていいでしょう。
ほかにも、
居並ぶ十王像、迫力の閻魔像、毘沙門天像など、彫刻作品が多数。
バスで通り過ぎるばかりでは惜しいお寺、
萩以外にも見どころ豊富な「宝戒寺」を
まだご覧になっていない皆さん、
ぜひ一度、訪問してみてください。
宝戒寺参道。八角形の大きな敷石が印象的。
本堂。重文の地蔵菩薩はこの中に。
睡蓮が夏の訪れを告げていました。
(写真:宮 栄多郎)
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